今回の内容について
今回は、HP作成の成果物がHPだけで済む時代ではない、ということについてお伝えしています。
PodcastはiTunesのPodcastディレクトリからダウンロード下さい。自動的にダウンロードされて便利です。
Podcast: Embed
Webで購読する Apple Podcasts | Spotify | Amazon Music | Android | RSS | More
エピソード詳細
今回は、HP作成の話です。HP作成をただのハコ物作りで終わらせてしまっているケースがまだまだありますが、とてももったいない話です。発注側の事業会社も、サポートする制作会社様も、そこをおさえていただくと、良い世界に進むでしょう。
これをどう捉えるかで、成果が大きく変わってきます。そんな内容です。具体的にどんな良いことがあるのか?自社の実になる活用をしたい方は、是非お聞き下さい。約18分です。
今回は「ホームページ作成の成果物はホームページだけで済む時代ではない」という話題をお送りします。
お聴きの方が、事業会社の方であれば自分の所にホームページを作ってもらう時、ということになりますし、それをサポートするような会社の方であれば、お客さんに対してホームページを提供するという立場での話になります。
事業会社さんの目線から、ホームページを作った時、「こういう話でこういう風にしてホームページができましたよ、頑張ってくださいね」で終わってしまう時代ではもうないということをまず考えていただきたいです。
ホームページという箱だけあっても育ってはいかない
うちがホームページを作るときに、2つのホームページを作って下さいとお伝えすることがあります。
1つは表向きのホームページ。物理的なインターネット上に存在するホームページですね。
これがなければ、やはりどうしようもありませんので、皆さんが運営していて、そしてお客様を見ることができる実態としてのホームページというものが必要です。
ただこれだけがあっても、全然ホームページは育っていかないんですね。
ホームページを育てる役割は誰かというと、もちろん専門的な部分は、制作会社や広告代理店や私たちコンサルタントになってきますが、本来的には、皆さんが育てるべきです。
古くからの言い方で「ホームページはインターネット上の営業マンだよ」という話があります。それがもっともっと役割として拡大しています。
営業マンというよりはサポートスタッフみたいな役割もあるでしょう。また、ブランディングやPRの役割も負っています。
ホームページを育てていくというのは、基本的には、皆さんの会社の中での話ですね。育てていかなければ、これから先はないということです。
ホームページ作成のプロセスを利用して事業戦略を立てる
ホームページ作成を他社に依頼すること自体は、全く問題ありません。無理やり自分たちで作ろうというほうがロスが大きいです。専門の会社に関わってもらった方が絶対にいいんです。
ただ、その中で、「じゃあそこは専門だからそちらで全部お願いしますね、聞かれたら答えますよ」という形だとその先がないです。投資に対する効果も悪いです。
どういうことかというと、ホームページを作るという過程やプロセスを上手に利用してもらいたいのですね。
どのように利用するかと言うと、ホームページを作る際には、自分たちの事業を棚卸して、再度お客さんを定義すること。その上で自分たちがどういう戦略でこれから事業を回していくのか、そして、そのためには一体私たちはお客さんに対して何をどのように伝えなくてはいけないのか、そのためにはどういう見た目でお客さんの前に現れなければならないのか、と考えること。そして会社内できちんとそれを統一見解として持つことが非常に重要です。これは書籍にもいっぱい書きました。
そうすることによって、これから先、ホームページという人格をどのように発展させて行けば良いのかが、自ずとわかるようになります。ホームページの制作期間の中で、そこまで行ければいいですね。
成長に差をつけるのは、ホームページに対する意識
ホームページの制作期間の中で、元々、担当の方がダイレクトマーケティングをやっていたとか企業でPRや販促活動、営業部長をやっていたというような場合には、勘のよい方なら、ホームページを作る2~3ヶ月の間で、それを体得してしまいます。
でも、そうはいかないっていうケースも多いです。その場合は、うちの場合は制作後に3ヶ月や5ヶ月のフォロー講座をやりますので、そこで体得してくださいねというやり方をしています。
そこで、皆さんの頭の中にホームページという人格が宿るという、「もうひとつのホームページ」が頭の中に作られないと、その先うまくいかないものだと考えてもらったほうが絶対にいいです。
作られてから放置されているホームページは、昔から問題になっているわけなんですけれども、専門知識がないというようなことはいいわけだと私は思っています。じゃあ何が原因かというと、重要性を感じていないんですね。
育てる気もない、何をしていいかもわからないけど、何をしていいかを調べる気もない。
ということは、ちょっとした自動販売機が欲しいだけ。あるいは外向きの綺麗なサイネージが欲しかっただけなんだっていう風に思ってしまいます。
自分たちのホームページに対して正しい認識を持って、それに対して今後どうしたらいいかと考えていけるのであれば、自然と、自分たちでも何かアクションを起こすはずです。色々な社内でのプロジェクトも自然と発生するはずなんですね。
そういったものがないということは、ホームページ作ったけれども、よく皆さんが批判するような、行政が箱を作って何もしないというのと同じです。
作って満足しちゃったねとか、誰か予算がちょっと余ったから作ったんだろうね、みたいな形になってしまうんですね。
一緒にホームページを成長させてくれる専門家を選ぶ
とはいえ、多くの場合、そういう気持ちで作ってはいないと思うんです。皆さん真剣に取り組んでいるはずです。
それでも、なかなかそうはいかないのは、それをサポートする制作会社や広告代理店、我々コンサルタントの責任でもあります。
少なくともこれからは、ホームページを作る時にはその箱ものを作るだけではなくて、そのホームページがなぜ存在するのか、そして、これからどういう風に成長させればいいのかということを必ず考えていただきたいんです。
そのプロセスに参加して、そのプロセスを一緒に行ってくれるところを、絶対選ばなきゃいけないんです。
そういうところと一緒にいろんなことを考えて、それで二倍の時間がかかっても別にいいと。二倍の時間がかかったら予算的には1.5倍になることはありますけれども、それだけの価値はあります。
続きは、Podcastでご購読下さい。無料です。