ホーム » podcasts » ユーザーテスト » 第20回:「そもそもユーザーテストとは具体的にどうすればいいのか?」

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今回の内容について

みなさんこんにちは。ラウンドナップコンサルティング代表の中山です。今回のノンスペシャリストのためのWEBマーケティングラジオは、前回の内容を受けまして、ユーザーテストというところです。

前回のポッドキャストをお聞きになっていない方は、まずは前回のポッドキャストをお聞きいただければと思います。

普通にユーザーテストをやるのではなくて、きちんと競合を意識してやらくては意味がないですよ、というのが前回の趣旨でした。

今回は、じゃあそもそもユーザーテストってどういうふうにやるの?というところのご質問をいただくことがありますので、一般的なやり方というものを改めてお伝えできればと思います。

ではまず、ユーザーテストなのですが、どういうときに使うかと言うと。アクセス解析のデータってありますよね。ああいうものというのは、数字になっている、つまり定量的なデータですが、それだけではどうしても解決できない部分があります。

例えば滞在時間が短いのは、そのページに興味がなかったからなのか、それともそのページが分かりやすくて全部吸収できたからひとまず今日はいいかな、と思って去っているのか。

こういうものというのは、定量的なアクセス解析のデータからは分からないですよね。頭の中にアクセスすることはできないので、分からないです。

ということで、そういうところを補完するために、定性的な分析が必要になってきます。その中で一番恐らくメジャーなものが、ユーザーに実際に操作してもらいながらいろいろな気づきを得る、ユーザーテストというものです。

このユーザーテストをどういうふうにやるのか、ですが。一言で言えば、ユーザーテストというのは、実際に使ってもらって、それを観察するというところに尽きます。

やり方はいろいろあるのですが、本当に本格的にやろうと思ったら、アイトラッキング用のメガネのようなものをかけて、実際にどこを見ているのかを解析する、なんていうことをやっているところもあります。

そんなにゴツいと言いますか、しっかりとやってしまうと時間とかお金がかかってきますし、やること自体が大変になってしまいますので、もっと簡単なやり方を今回お伝えいたします。ぜひやってみてください。

ユーザーテストの流れですが、大きく四つです。1番2番3番4番という流れがあります。一つ目は、まず実際にお願いするテスターを探すというところです。

二つ目が、テスト環境を整える。環境というのは、「パソコンを用意する」とかそういうのもありますが、テスターの人に対してどういうふうなインストラクションを行うか、というところも含まれます。

三つ目が、実際にテストを行うというところ、大事なところですね。四つ目は、それをWEBサイトにフィードバックする。

フィードバックのところは今回あまり深く触れませんが、大きくはこの4ステップになります。まず最初の「テスターを探す」というところですが、まずやはりやってくれる人を探さなくてはいけないですね。

選ぶポイントというのは、もしペルソナを設定していればペルソナにできるだけ合っているもの、つまり狙っているターゲットユーザーとなるべく共通点が多い人を選んであげてください。

年代とか性別によって、行動、思考、考えていることや好みというのはガラリと変わります。特に性別なんていうのは本当にクリティカルな問題なので、狙っているターゲットユーザーの性別が分かっていれば、それはきちんと合わせたほうがいいです。

男女どちらでもいるという場合は、両方とも用意しましょう。一人だけでやってもらうのではなくて、やはり少なくとも3~5人にはやってもらいたいですね。

結構社内の人間を使う場合が多いのですが、あまりにもサイトについて詳しい人、例えばWEBマスターとか、そういう人はやめてください。

またその商品自体に詳しい人、例えば売っている方なんかも避けてください。
そうではなくて、全然違う部署の人とか、そういう人なら別に問題はないと思います。

これはやはりお客様になるべく近いタイプの人を選ぶという考え方です。そのあとは実際にテストを行っていきます。ちなみにテスト環境を整えるというところですね、その前に。

テスト環境は各パーテーションで区切ったスペースに、普通の一般家庭にあるようなパソコンを置いて、それをうしろから見てメモをする。或いはWEBカメラか何かでうしろから撮る。

それからスクリーンキャプチャーのプログラム、例えばカムタジアとか、そういったもので録画をする。これで充分です。ですから家庭用のビデオカメラでもいいですし、スクリーンキャプチャ―用のソフト、MacならカムタジアFor
Macがあれば一通り何とかなります。

WEBカメラを付けてスクリーンキャプチャーをすれば、実際にテストしている人の顔や声も映りますし、実際に動かしている様子も映ります。たぶんWindows版のカムタジアでもできると思います。

この続きはPodcastをお聴き下さい。

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中山 陽平

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