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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- コアアップデートは特別な抜け道対策の話ではなく、Googleが検索結果を洗練させる大きめの調整です。
- アップデート後に見るべきなのは順位だけでなく、競合の顔ぶれや検索結果の変化から見えるユーザーの求め方である。
- 今のSEOは、共通ツールの数字だけで綿密に計画するより、自社だけが持つ顧客の言葉を出して反応を見る進め方が現実的である。
- 最初から無駄をなくそうとせず、失敗を許容しながら学習を積み重ねることで、筋肉質な集客に近づける。
コアアップデートの考え方・方向性
今回の話は、2020年1月のコアアップデートそのものの解説で終わる回ではありませんでした。むしろ強調されていたのは、大きな変動があったときほど、Googleの変化をどう読むかという姿勢です。
特別な抜け道ではない
コアアップデートは、急に別の競技になるような話ではなく、Googleが良い検索結果を返すためにアルゴリズムを洗練させる中で入る大きめの変更です。だから「コアアップデート対策」という言い方自体が怪しい、という指摘はかなり本質的です。普段の改善と切り離して考えるものではありません。
順位より競争環境の変化
実際の現場で見るべきなのは、自社が上がったか下がったかだけではありません。上に来るサイトがどう変わったのか、同じキーワードでもどんな切り口が並ぶようになったのかを見ていくと、競争環境の変化が分かります。特に大きく落ちなかった場合でも、この視点は重要です。
Googleの変化をユーザー理解に変える
この回で一貫していたのは、Googleの裏を読むより、Googleを通じてユーザーの変化を読むべきだという考え方でした。ここを外すと、SEOはすぐに小手先の話へ流れてしまうんですよね。
検索結果はユーザーの代弁
Googleが画像を上に出すのか、地図を出すのか、ショッピングを見せるのかは、ユーザーがそのキーワードで何を求めているかを学習した結果です。だからアップデートを見たときに考えるべきなのは、Googleが何をしたかより、お客さまの求め方がどう変わったかです。
SNSの観測に振り回されない
SEOの話題はSNSで盛り上がりやすい一方で、観測範囲の狭い推測や、一部の成功例だけが強く見えがちです。とくに事業会社は、そうした情報に反応し続けると振り回されて終わります。自社の顧客、自社の競合、自社の検索結果を見る方が、はるかに地に足のついた判断になります。
今のSEOの始め方
後半の主題は、これからSEOを始める中小企業は何を起点にするべきかでした。昔のように、共通のキーワードデータだけで最初の計画を立てて勝ちやすい時代ではない、という前提が置かれています。
共通ツールの数字だけでは遅い
検索数の多いキーワードを見つけて狙うやり方は、すでに多くの会社が通ってきた道です。大手や先行企業がいる中で、あとから同じ道に入ると時間もコストもかかります。特に資金も人材も限られる中小企業には、そこで正面勝負をする厳しさがあります。
自社だけが持つ顧客の言葉から出す
一方で、すでに商売をしている会社には、お客さまから普段受ける質問や、よく反応がある話題、逆にあまり刺さらない話題が蓄積しています。まずはそこをネット上の情報として出してみる。そうすると、検索順位やクリック率、サイト内の動きから、仮説への返答が返ってきます。
計画より仮説検証で広げる
出してみた結果、順位は高くないのにクリック率が高いならニーズがある。リアルでは反応があるのにネットでは弱いなら、見せ方を変える必要がある。会社案内がよく読まれるなら、信頼性を補強する情報が効くかもしれない。こうした反応を受けて次の一手を決めていく方が、今のSEOの入り方としては自然です。
最初に必要な投資感覚
この進め方を支える前提として、最初からきれいな投資対効果を求めすぎないことも強くお伝えしました。
最初は無駄が出て当たり前
最初の段階では、後から見れば無駄だった施策が必ず出ます。ただ、その無駄を許容しないと前へ進めません。最初から「お金をかけたのだからすぐ回収しろ」と迫ると、現場は萎縮して、試すべきことまで止まってしまうんですよね。
失敗を減らしながら筋肉質になる
まずはデータを取り、外れた仮説も含めて学ぶ。その積み重ねによって、無駄も無理もムラも減っていきます。そうやって初めて、自社に合った強いマーケティングの形が育っていくという締め方は、これからSEOに踏み出す会社ほど押さえておきたい視点です。
まとめ:Googleの変化を顧客理解へつなげる
コアアップデートは、特別な裏技を探すイベントではありません。検索結果の変化を通じて、競争環境とユーザーの求め方を読み直すきっかけです。そして、今からSEOを始めるなら、共通ツールの数字だけで正解を探すのではなく、自社だけが持つ顧客の言葉を出して、データで返答を受けながら育てていく方が現実的です。最初の無駄を恐れすぎず、学びを積み上げることが、遠回りに見えていちばん確かな一歩になります。
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