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今回は「銃乱射事件はアルゴリズムに影響か」「ECの送料自由化など」ということで、9月4週のニュースをお届けします。
Webのニュースはボリュームが多く、どれを読んでいいかわからないということもありますので、最低限、これだけは読んでおいてもらいたいというニュースをピックアップしています。
銃乱射事件で拡散されたフェイクニュース
10月1日、ラスベガスで悲惨な事件がありました。自動小銃での乱射事件で、59人の方が亡くなったという事件です。事件の内容については、連日各種メディアで放送されていますので、このPodcastで扱うところではありません。
ですが、この事件に際してまた起きてしまったのが、フェイクニュース・偽のニュースの拡散です。拡散した原因としてはGoogleとFacebookが大きく、このアルゴリズムを見直したほうがいいのでは?という議論が、海外を中心に交わされています。
Web上の情報流通のチャネルとして、検索エンジンというのは非常に大きな割合を占めますので、Googleで拡散されることはある程度仕方のないことです。
また、ニュースの内容として、人から人へ情報が伝わることが多い内容ですから、ソーシャルメディアが大きな役割を果たすのも、仕方ないことですね。
むしろ、この中にTwitterの名前が出て来ないことを、Twitter社は真摯に受けとめるべきだといえます。
アルゴリズムの改善を迫られるソーシャルメディア
GoogleやFacebook、特にFacebookのトップニュースの箇所で大きく取り上げられることで、フェイクニュースがあたかも、正確性のあるニュースのように広まってしまいました。
そのため、表示に関わるアルゴリズムをちゃんと見直してください、ということですね。
これは利用者としてはどうにもできないことですので、どうなるかは経過を見守るしかありません。
アルゴリズムが明示的に変更されるか、裏側でこっそり変更されるかは、アナウンスがあるかもしれませんし、ないかもしれません。
Facebookでは、なんらかの形でアルゴリズムの変更がある可能性があります。Googleのほうは難しいんじゃないかと考えています。
利用者のリテラシー向上も課題
注目の集まっているニュースが広まっていくことによって、ニュースソースがちょっと怪しいものであってもトップニュースに入ってしまったのは、ある意味、ソーシャルメディアの正しい姿です。
本来的には利用者がニュースの内容を見て、利用者が、信用するべきかしないべきかというのを考えればいけませんが、現状は、コンテンツを提供するプラットフォーム側が責められているという状況ですね。
2日後に誤情報を取り除いた、とFacebook側では発表していますが、よく取り除けたなぁという感想を持ちました。
正確性の低いソースのものをトップニュースに出さないようにしろ、というような意見もありますが、その判断を何をもってするのかは、非常に難しい問題です。すぐに答えは出ないのではないでしょうか。
ユーザー側のリテラシーの問題が、プラットフォーム側に押し付けられている、そんな印象を個人としては持っています。
ソーシャルメディアとの付き合い方
このような状況にあるということは、経営者の方やソーシャルメディアの運営に関わる方には認識を持っておいてもらいたいところです。
また、Googleでも、フェイクニュースを上位表示しないようにアルゴリズムを考えようという対策を行って