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今回は、コトラーが発表した「マーケティング4.0」についてお話していきます。
マーケティングの大家によって提唱された「マーケティング4.0」
フィリップ・コトラー氏の名前は、マーケティングに関わったことのある方なら聞いたことがあると思います。マーケティングの大家ということで有名な教授ですね。
もともと「マーケティング4.0」は、コトラー氏が、2014年に日本で行われたマーケティングイベント「ワールドマーケティングサミットジャパン」で発表したものです。
その「マーケティング4.0」に関する書籍が8月21日ぐらいに出るそうです。
すぐにでも飛びつかなければいけないような印象を与える題名になっていますが、それに対して中小企業がどのように取り入れていけばいいかというところをお伝えします。
マーケティング1.0からマーケティング2.0まで
「マーケティング4.0」という名前の通り、「1.0」「2.0」「3.0」と発表してきて、今回、4.0を発表したという流れになっています。
マーケティング1.0は「作れば売れる時代」。ニーズがあるところに、どのように商品を落っことしていくかが重要になっている時代です。
ただし、それではだんだん売れなくなってきます。人々の中にあるニーズ、すぐ頭に浮かぶような欲しいものが満たされていって、では、その状況の中で商品を売っていくにはどうしたらいいか。
資本主義社会の中にあると、マーケットはどんどん広げていかなければいけません。より一層モノを売るにはどうしたらいいかを考えなければならない。
そんななかで、2.0は、ポジショニングやセグメンテーション、ターゲティングなど、それぞれの層にあった、相手の特質にあったような商品を、一部のセグメントに向けて出していくことで、その商品をより選んでもらえるようにしましょう、それをマーケティングしていきましょう、というものです。
ソーシャルメディアの影響を受けたマーケティング3.0
3.0は、簡単にいうと、商品そのものもさながら、商品を作っている企業がどういうことを実現したいのかということを考えて、そこに共感してもらえるような人を集めて、共感してもらうことで、他の商品ではなく自分達の商品を買ってもらおう、という方法です。
このあたりは、日本の中のさまざまな記事でも解釈が違っていたりします。
が、基本的には、ものの価値というよりも、企業がどういうスタンスで産業や世界に価値を提供しようとしているか、そういった点で差別化して売ろうとすればいいんじゃないというのが、3.0です。
3.0を考える引き金となったのはソーシャルメディアの爆発的な流行にあったと言われています。顧客自身が情報を収集し、互いに情報を交換していくプラットフォームができてきた、そのなかで変わっていかなければいけないのでは?ということで、3.0を作ったと解釈しています。
では、この延長上に何があるのでしょうか?
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