ホーム » podcasts » SEO(検索エンジン最適化) » 第13回:WEB担当者は押さえるべき「ネガティブSEO(NegativeSEO)という概念

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今回の内容について

みなさんこんにちは。ラウンドナップコンサルティング代表の中山です。今回もノンスペシャリストのためのWEBマーケティングラジオを始めていきたいと思います。

今回はブログの記事の中の、SEOの記事について少し深掘りしていこうかと思います。SEOの記事って、あまり実はやりたくないと言うと語弊があるのですが、どうしても旬ネタになってしまって、では1,2,3年後にこのポッドキャストを聞く意味があるのか、ということになってしまうので、実はあまり気が進まないのですが。

ただこれは結構大事なネタだなと思いますので、今回やっていきます。記事としては先月の26日です、「ネガティブSEO」というものについて書きました。

そんなに多くはありませんが、そこそこのソーシャルからの反応も得られたりして、一応興味を持ってもらえたのかなと思っています。

ネガティブSEO、まずこの言葉について初めて聞いたという方も結構いらっしゃるのではないかと思いますので、ここから少し簡単にお伝えできればと思います。

ネガティブSEOで検索すると、結構今いろいろなサイトが出てくるので、その中から見ていただいてもいいのですが。先にこちらから説明しますが、「逆SEO」という似たような言葉があります。

例えばある会社が、自社にとって都合の悪いことを書かれているサイトがあったとします。そういったものが「会社名+評判」とかの検索で一番上にあると、いろいろな人がそれを見て内容を信じて、不利益を被ってしまう。

そういうことを避けるために、そのサイトというよりはその周りのサイト、というかそのサイトの順位を下げるために新たなサイトを作って、それをガンガン順位を上げたり、或いは周辺のサイトの順位を上げるような施策を行ったりするという、あまり表だってやらない、はっきり言って好ましくない「逆SEO」というサービスは、かなり昔からありました。

特に就職とか転職とか、そういう会社に関わるような、「ブラック企業」なんていう言葉がよく出てくるときには、たくさん出てきましたね。

それとは違います。今回ネガティブSEOというのは、それとはまた違います。ネガティブSEOというのは、つまりあるサイトにわざと低品質、グーグルが嫌うようなリンクを大量に付けることによって、そのサイトの順位を下げてしまおうと。

つまり手動ペナルティー対象であったり、或いはペンギンアップデードの対象であったり、そういうふうにグーグルに見られるようにして、ライバルを追い落としてしまおうと。

これを狙うのが、ネガティブSEO、つまりマイナスの効果を発揮するSEOです。この概念が発出したのはいつなのでしょう・・・私が初めてネガティブSEOというものを知ったのは、昨年2012年の4月くらいです。

それくらいに海外の・・・ネガティブSEOで検索すると、私の「ネガティブSEOとは何か、そして効果は」という記事が出てくると思うのですが。この記事を書いたのが、2012年4月です。

これはある海外のSEOの専門家として有名な人が運営していたサイトが、急に順位が下がったと。その順位が下がったときに、あるブラックハット、悪いSEO、スパム的なSEOをするような人が集まるフォーラムで、「ある専門家のその人の順位を俺は下げたぞ」という報告が、そのフォーラムであったと。

ということで、結果的にこれは悪いリンクを大量に付けることによって、ダンシフという人なのですが、その人のサイトにマイナスの影響を起こせた、つまりネガティブSEOが成立するという証拠ではないのかと。

そういう議論が始まりました。私はこれを知って、これはなるべく早く知らせたほうがいいということで記事にしました。これもそのあといろいろ紆余曲折があって、「本当にそれが原因だったの?違うんじゃないの?」みたいなことを、例えばMozのラウンドフィスキン氏が、「ネガティブSEOなんて効果がないよ」といういことを言ったりとか。

いろいろ紆余曲折があったのですが、もうその頃から既に注目されている、だからかれこれ1年半以上でしょうか、前から注目されている非常にセンシティブなトピックスです。

なぜセンシティブかというと、今まではSEOというのは、いかに自分のサイトの順位を上げるか・・・手法は様々ですよ、ホワイトハットで言えば、コンテンツを作って云々という、グーグルのガイドラインに反さないかたちで上げていくという方法ですし。

ブラックハットであればそうではなくて、機械的、或いは人為的に作ったリンクなんかをたくさん貼って、上位表示させるような、そういったグーグルが良くないとしている方法で上位表示をさせる。

いろいろな方法がありますが、どちらにせよ自分のサイトやクライアントのサイトに対して、施工するというものだったわけです。

それが今回のSEOというのはそうではなくて、自分以外のところに効果を現すことができる、自分の管理サイトに対して順位を上げるという行為ではなくて、全然知らない赤の他人、第三者、何の関係のないサイトに対しても・・・

 

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中山 陽平

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