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今回の内容について
今回は、「WEBコンサルタントになりたいのですが・・・」という質問にお答えします。これまで何件かご質問いただいていますので、回答としてお送りします。
将来WEBコンサルタントになりたいけれど、これからどういったキャリアパスを踏んでいけばいいのか。あるいは、これから社会に出るけれど、将来そういうことをするためにはいったいどうすればいいのか。
WEBの企業に入ったほうがいいのか、それとも一般企業でまずはいろいろな業務経験を積んだほうがいいのか、といった観点もありますね。
既にWEB業界で似たようなことをしていて、これからその辺りのスキルを付けていくためには、どういうことを覚えていくのが最も効率がいいのか、そういった観点もあります。
どう答えればいいのか悩ましい部分ではあるのですが、一つの考え方をお伝えします。
必要なのは「どういう形で貢献をしたいか」を突き詰めること
最初に考えていただきたいのは「自分が行いたいことは、本当は何なのか」ということです。
どうしてもみなさん、WEBコンサルティングをやるんだ、WEBコンサルタントになるんだ、というところから入ってしまいます。
実際やりたいことを突き詰めていくと、それは別にWEBコンサルタントではなく、他のものでもいいのではないか、というケースがよくあります。
なので、まず自分は何をしたいのか、どういう形で貢献をしたいのかを考えていただきたいのです。
それによって、やらなければいけないこと、カバーすべきこと、学ぶべきことは、変わってきます。
WEBコンサルタントと経営コンサルタントのすみわけ
「中小企業を丸ごとサポートしたいです」という場合、実はすごく幅広いです。これはいわゆる経営コンサルタントさんの領域ともかぶります。
WEBコンサルタントがどこまでカバーしているかというと、解釈にもよります。
そもそも経営戦略は、大きく三つくらいに分かれます。
一つは、3C分析、4P、ファイブフォースなど、フレームワークでいろいろなことをこねくり回すような競争戦略があります。
それからその上に企業戦略や、どこに自分たちがリソースを割いて利益を得ていくのかという、企業としての方向性の問題もあります。組織戦略もあります。
企業としての強みを維持するために、様々な活動を行うための組織戦略があり、そういったものが集まって経営戦略があるわけです。
ではその全てをカバーするのはWEBコンサルタントではなくて、経営コンサルタントです。一般的にWEBがどこかというと、やはり競争戦略の部分ですね。
WEBは、競争の中の一つのチャネルです。
ほとんどの企業では、WEB以外にリアルの販売チャネルがあります。それと平行してWEBが存在するわけです。競争戦略の中の一部についてカバーするのがWEBなんですよね。
そこだけで終わるかというと、またWEBの中でも様々な手法があります。
SEO、広告、ソーシャル、今であればもっと細かく動画や音声、リアルとのシナジーを狙う部分、IoTなど、いろいろなものがあります。
そのなかで、まず考えていただきたいのは「自分がやりたいのはどこまでなのか」ということです。
特定のジャンルに特化し、専門性を高めるケース
一番細かい手法の部分、例えば、「私はコンテンツ戦略に関してとにかく企業をお助けしたいんだ」というケースもあるでしょう。
企業が情報発信する際のやり方とか、どんなことを書けばいいのかとか、日本語の使い方とか、更に言えばそれを海外にアピールするためにはどういうことをやっていかなければならないのか、という部分に特化するという場合。
そういう場合は、WEBコンサルタントと名乗るよりも、「コンテンツ戦略アドバイザー」のように、内容が分かりやすいものにしてしまったほうが、ブランディングしやすいです。
研究対象として情報収集するにしても、その分野に関してすごくとがりやすくなります。
ただやはりその上流工程には行けないので、ピンポイントで求めている人たちに対していかにアピールするか、という部分は重要になってきます。
WEB全般で貢献したいというケース
そうではなくて、WEB全般のセールスとマーケティングについてコンサルティングしたいんだという場合。
その場合は、いろいろな手段を使い分けながら各分野のスペシャリストをコントロールしつつ、いろいろお願いしながら全体の戦略を動かしていくことになります。
この辺りが、一般的なWEBコンサルタントのイメージに近いでしょうか。
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