ホーム » podcasts » Web・IT人材育成 » 第186回:使う側・使ってもらう側両方を体験して感じる、細かいけど気になるテレワークの課題

今回の内容について

使う側、使ってもらう側両方を 体験して感じる、細かいけど 気になる、テレワークの課題働き方改革の関係でテレワーク・リモートワークの話題が増えています。私としては遠隔コンサルをたくさんやっていることもあり、この流れ自体は素晴らしいものだと思います。

課題についても議論されていて、良い方向に向かっていると思うのですが、使う側の立場にも、使ってもらう側の立場にもいる私としては、以外とこの点は振れられてないな、と感じる悩ましい点があります。今回はそれについてです。これから導入しようと思っている方、特にお聞き下さい。

エピソード詳細

今回は、テレワークについてお話します。

リモートワークという言い方もあれば、テレワークという言い方もされていますね。

最近、テレワークの有用性が、いろいろな場所で、いろいろな切り口で語られています。これについて、注意点をお伝えできればと思います。

テレワークの経験

私が昔いた会社で、テレワークやリモートワークは結構前から行なっていました。だいたい10年以上前ですかね。

あんまり体調が良くないとか、家庭で事情があったりして、会社に出社できないんだけども、パソコンに向かっていろいろすることぐらいはできるような状況の時に、「今日は出社しないで家からやります」というようなやり方が、一部の技術職を中心とした職種について評価されていました。

当時は私もそれを使ってやっていました。バーチャルデスクトップとかそういうもので接続して、電話やメッセンジャーを使って仕事をするというようなことを行っていました。

ですので、リモートワークを「やる側」の体験を結構長々とやっています。その後も、いろいろな形で、深夜に家から仕事するとかそういうことも含めて、行ってきています。

それから、今、うちの会社自体が、いろいろな外注さんに協力していただいてます。それは基本的に、リモートで全部お願いしてます。

また、コンサルティングのお客様も、顧問契約を行っていて定例会があるような一部のお客様を除けば、ビデオを使っています。

一度は絶対にお会いするんですけれども、それ以降は基本的にzoomなどを使ったビデオ会議・オンラインチャットツールなどを使っています。移動などの手間がかかるんだったらその費用を別のことにあてた方がいいという考え方ですね。

このようにテレワークについては、働く側としても、働いてもらう側としても、いろんな経験をしています。

その中で、世の中であんまり注目されていないけれども、実は、ここがリモートワークがうまく機能するためのポイントなんじゃないかな、ということがあります。それをこの機会にお伝えしましょう。

これから一部の人に関してリモートワークを導入してみたいなとか、全社的にやってみたいとか、なんとなくうまくいかないけれどもその原因が知りたいとか、そういう方に対して、何らかの答えになるんじゃないかなと思います。

カメラとマイクがコミュニケーションの質を上げる

結論から言ってしまうと、テレワークの肝は、コミュニケーションだと思うんですね。

コミュニケーションがほとんどなくていいとしたら、おそらくテレワークじゃなくて、外注さんでいいのではないかと思ってしまうんです。

きちんとコミュニケーションを取りながら業務を進めていくために、テレワークという形を取りましょうということなんですよね。

その時に意外と進化していないなぁと感じるのが、とにかくカメラとマイクです。

カメラとマイクのうち、まだカメラの方は、だいぶ飽和しちゃった感はあるんですけど、必要十分なカメラの性能になってきているかなという気はします。

割と廉価な、あんまり高いものではない専門の会議システムみたいなもの、そういうものではない一般向けの Web カメラであっても、フルハイビジョンでの撮影ができるとか、結構広角で映すことができたりします。

私はほとんどロジクールですね。非常に質がいいので使っています。1万円するかしないかぐらいでいいものがたくさんあります。これはすごくいいかなと思います。

一方、マイクの方が厄介かなと思ってますね。

イヤホンマイクのあまり質のよくないものを使っていて、うまくやり取りができないっていうのは仕方ないです。

それなりのカメラについているマイクですとか、あるいは単体で売っていて、1万円はしないですけれども5000円ぐらいのマイクであっても、セッティングをしなきゃいけないとかそういう点も含めて、いまいち発展してないなーっていう印象があるんですね。

ナチュラルな会話へ近づけるために

テレワークは今後もっとスムーズになって行くとしたら、本当に隣にいる人に話しかけているような状態が再現できるようにならないといけないですね。

回線っていう問題もまだあるんですけれども、ビデオ会議していると、誰かが話し始めて、かぶってしまった時に、かぶったっていうよりは割り込んだみたいな感じになってしまって、流れが止まってしまったりします。

実際に話してる時にかぶってしまった場合、ナチュラルにそれを解消するような方向に行くと思うんですよね。喧嘩してるとかじゃなければ。

一方、Web 会議で誰かが話し始めた時に自分も重なって話し始めちゃった、みたいになると、会話が止まります。

なんでかって言うと、マイクの性能なのか、回線の問題なのかってのはありますけれども、二つの音を綺麗に並行して聞くっていうことがまだうまくできないんですね。

続きはPodcastでお聞きください。


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中山 陽平

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