Podcast: Embed
Webで購読する Apple Podcasts | Spotify | Amazon Music | Android | RSS | More
今回の内容について
今回は、来期のコンテンツ戦略を練っている方も多いと思いますので、今までは手の届きづらかった音声コンテンツを中心に、マルチメディア系コンテンツの敷居が下がっているという点についてお伝えできればと思います。
特にポッドキャストの始め方・作り方を多めに話しています。
もはや音声・動画コンテンツのボトルネックはハードウェアではなくソフトである人間です。
詳しくは、この動画か、iTunes/Googleの音声ポッドキャストをお聞き下さい。
エピソード詳細
目次
テーマ:音声コンテンツの作り方
よく動画や音声コンテンツについてのご相談を受けます。もちろん求めるクオリティーやどれくらい編集に力を入れるか、取材やコーディネート等やることによってレベル感は変わってきます。例えば今これを聞いていただいている方にとっては音声コンテンツ、YouTubeを見ていただいている方には映像コンテンツとして、これくらいのクオリティーで出すことはそれほど大変ではないということをお伝えしたいです。
スマートフォン時代になったことによって一人1デバイスという時代になりました。PCのようにいろいろできるものが気軽に手に入ります。Windows系の安い物でも10万円や20万円しますし、一人1台というわけにはいきませんよね。キーボードを打つのにも練習が必要です。
それと比べてスマートフォンは簡単に文字を打てるし、YouTubeやpodcastやその他音声メディアを利用することも非常に楽になっています。個人の情報収集の主体は文字だけではなく、動画や音声に移っていっているという流れが確実にあります。
また文字は面倒だとか、文字では伝えきれないことを知りたいというケースもあると思います。
今までは写真がそれを担っていたわけです。例えば車屋さんでは光の当たり方や内装の質感は、当然写真をポンと出すよりは動画のほうがイメージしやすいですし、本来の姿が伝わりやすいので非常にニーズが高まっています。
動画なら昔からスタジオでやっている会社さんがWEB上の動画サービスを始めたりすることも多いです。写真家やフリーカメラマンの方がいろいろな撮影サービスを並行してやっていることもあります。もちろんクオリティーによりますが、この程度のクオリティーなら皆さんでも簡単にできます。
この程度のクオリティーなら簡単に
私の場合は少しお金をかけているとは思います。
配信する形ですし、音声の場合は音質にも気を遣ったりしています。普通動画で見たらあまり気にならないような部分も、音だけだと気になってしまうので気を遣う部分があります。でも10万や20万というお金をかけているわけではありません。
マーケティングの話というよりは、音声や動画コンテンツというものを私がどうやって作っているのかということを少しお伝えできればと思います。こんな感じでできるなら自分も小さいところから始めてみようかな、と思っていただければ。
例えばiPhoneは今最新で11ですが、非常に安い値段でアップ、編集、撮影もないとモード、広角モードと良い機能が付いています。Appleストアが近くにある方はぜひ広角モードを体感していただきたいです。ビジネスで使いやすくなっていると思います。マイクもずいぶん良くなりました。極論一番楽なのはiPhoneだと思います。Androidについては詳しくないですが、同じことができるのではないかと思います。
音声配信を始めるには
皆さんがpodcastを始める時に何をしたらよいのでしょうか。動画をいろいろな人に見てもらうとしたら、皆さんはどうしますか?大概の方はYouTubeにアップロードをして見てもらおうと考えるでしょうし、それが正解でしょう。圧倒的なプラットフォームです。
しかしpodcastについては少し違います。Podcastに配信スタンドサービスのようなものがないわけではないのですが、動画に比べて音声市場は小さいのです。私も最初始めた時は、どこかのプラットフォームでやろうと思ったのですが、なくなってしまうのではという心配がありました。儲からなければサービスはなくなってしまいますから。なので、自分のところで配信するのが一番良いと思います。
では配信とは何か。当社もPodcastでiTunesの公式ディレクトリで配信するとか、Google podcastに乗っているとか、Spotify、stitchでも配信していると言っていますが、これは全然難しいことではありません。ブログを書いている人はよく知っている言葉だと思いますが、RSSを作れば良いだけです。音声専用の。
iTunesならiTunesの必要な情報や、実際の音声へのファイルパスなどが必要です。しかし極論RSSをiTunesに登録する、確か審査は一応あった気がしますが、それだけで乗ります。Google podcast、Spotify、stitchはたぶん送れば即登録ではないでしょうか。審査はなかったような気がします。
RSSをpodcast仕様にするだけで、簡単に配信をスタートすることができます。ブログのほうをpodcast配信仕様にして、自前で作ってしまえば、その瞬間にpodcastの配信をスタートできるということです。もちろんiTunesに登録してきちんと審査が通れば、検索するとちゃんと出てくるようになります。
wordpressならプラグインを使えば簡単
技術的には簡単です。それを手作業で作るのは面倒ですよね。一番楽な方法は、ワードプレスです。podcastを配信するためのプラグインがたくさんあります。私が使っているのはBlubrry Powerpressというパワープレスという名前の無料プラグインの有料プランです。
何が有料かというと、ストレージ、そしてスタティクス(解析機能)を使えるようにするためのものです。月に10~20ドル程度なので、1,500~2,000円程度の価格で使えます。英語なので慣れる必要はありますが。ストレージを無くせば無料でも使えます。ただ、ダウンロード数の測定などの計測にはストレージにアップが必要なので、それを求める人はストレージも契約をオススメします。
あとはそれに従って設定をして、音声を作り、登録して、アップをします。即時反映ではありませんが、ネット上のiTunesに新しいエピソードが登録されます。1回目はもちろん審査がありますが、2回目以降は全くありません。即時という考え方で言えば、iPhoneにpodcastアプリが入っていると思いますが、即座にRSSを読み込んでくれるので、更新すれば即座に新しい物が流れてきます。
技術的には音声配信はものすごく楽です。最近podcast配信を始めましたという方をよく見ますが、裏でやっていることは非常に簡単です。ワードプレスを使ったことがある方であれば、余裕で始められます。当然中の音声をどうするかという問題はまたあります。
あとはチャンネルアートという番組名が書いてあるバナー、アイキャッチになるものや説明文、配信元のWEBサイトは情報としてそろえなくてはいけないし、どういう名前にするか、何を扱うかはもちろん考える必要があります。ただし単純にテクニカルに配信をするということ自体は、それくらい楽だということです。
Podcastを活用するのはほとんどメディアや、私のように物好きなコンサルだと思います。WEBサイトで音声配信をするとなるともっと楽です。MP3か何かで作ってアップロードをします。ワードプレスだとプレーヤーを自動的に作るプラグインがたくさんあるので、そういうものを使えば簡単に音声コンテンツは配信できます。
動画はYouTube一択
動画はYouTubeチャンネルを作ればよいです。自分のアカウントをそのまま使うと、自分の登録チャンネルが外に出てしまうので、新しく作ってそちらで配信する必要はありますが。YouTubeは動画を撮影して適度に編集してアップして、サムネイルを登録するだけです。あとはそれをHPに使うなら、HP上に埋め込めば良いのです。
YouTubeの動画SEOの話は、今回は省きます。とにかく楽だということです。配信するためのシステムは民主化が進んでいて、いちいち専門会社に頼まなくてもある程度のクオリティーのところまでなら全然個人でやっていけてしまいます。全く特別なことはしていません。
問題になるのは内容です。コンテンツの部分と、見せ方、クオリティーの問題です。高いクオリティーというよりは、嫌みのないような見せ方をするところが恐らく一番大変でしょう。そこをクリアしないと、見た時に内容より不快感が先に来てしまったりして、その先本当に伝えたいことが伝わらない、あるいはバイアスがかかってしまう、曲解されてしまうことがあります。
一般の会社の方は、YouTuberのようなバリバリ編集はしないほうが良いというか、するとわざとらしくなってしまうのでむしろやめたほうが良いです。しかし最低限気をつけるべきところは押さえなくてはいけません。
まず動画内容を決める
まずはどちらにせよ、どういう形態でやるかです。人が出るか出ないかを最初に決めなくてはいけません。人が出る場合は、その人の身だしなみ、見栄え、目線、しゃべり方をその人自身がトレーニングされているか、トレーニングしに行く必要があるでしょう。
私は非常に無難な撮り方をしているのであまり考えませんが、普通の職業であれば、働いている時の自分の一挙手一投足を見られている意識をしている人はいないと思います。それは当たり前です。全世界のいろいろな人に見られる可能性があるものが、見た瞬間に汚い、汚れていると感じさせるのはいかがなものでしょうか。
例えば作業服は汚れるためのものなので、汚れて当たり前ですよね。しかしそれが本当に汚れた状態で映るとどうなるかというと、やはりあまり良い印象は与えません。一生懸命仕事をしている証拠ですと言われても、やはり映されている時は多少考えたほうがよかったり、汗だくだともう少し考えたほうが・・・と思う人もいます。最悪炎上する可能性も無きにしもあらず。
まず人を映すか映さないかを考えたほうが良いです。慣れていない場合、自分で撮影してあまり人を映さずにできるものから始めたほうが良いかもしれません。