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今回の内容について
今回は、中小企業が陥りがちな「罠」のひとつについて。情報を収集して、良さそうなものを見つけ、いざ話を通して進めようと思ったら思ったようにいかず結局中途半端に終わるか、打ち切りになってしまい社内に混乱をもたらして終わってしまった…。
そうなってしまったら、悪い前例として、本当に必要な事を行いたいときの足かせにもなってしまいます。
ではなぜそうなってしまうのか。それは情報収集段階で考えるべきステップが不足しているからです。
詳しくはPodcastをお聞き下さい。
エピソード詳細
今日は収録しているのが3月11日ということで3.11ですね。
私も母方の実家、おばあちゃんじいちゃんがいるところが福島の双葉の方にありまして、色々考えることもあるんですけれども、これから8年ということで復興が引き続き進んでいくことを心よりお祈りしております。
色々な募金や活動を継続しているものもありますので、ご興味のある方はまた最近どんなことが行われているんだろうなということで、よいきっかけとして検索をしていただくのもいいんじゃないかなと思います。
お金については、昨年に続いてYahoo!さんが、311で検索をすると検索回数×10円を寄付するよというチャリティー企画を行っています。
とりあえずじゃあちょっと Yahoo で検索をしてみようかということで、それがまた寄付に繋がっていったりもします。そういったことから始めてみてはいかがでしょうか
それでは本日の話題に移りましょう。
「知ってるだけでは、ほとんど前に進んでいないのと同じですよ」というお話です。
一体どこが一番大変なのかを知っておこう
中小企業、小規模事業者もそうですけども、WebやITを会社の中に取り入れるってすごく大変です。
導入して実際に活用始めるまでに、細かく分けると様々なステップがあります。
第一に、まずどのようなものがあるのかを知らなければいけません。また、それは実際に使えるのかどうかという選定もしなければいけませんね。
費用や工数、どうやって誰がやるんだとか、いろんなことを考えなくてはいけないんですけれども、一番大変なのはどこか、それを先に知っておいたほうがいいです。
知っておかないと、はじめてみたら想像よりも大変で頓挫してしまったとか、途中で費用含めたコストが急にかかる見込みになってしまって、会社としてそれは話を聞いてないよーということで進められなくなってしまったとか、そういう風になりがちなんですね。
「手に入れた情報をいかに自社に組み込むか」が一番大変
端的に言ってしまえば、「手に入れた情報、これ使えそうだなっていうものを、いかに自分たちの会社にフィットさせるか」「どのように組み込むか」というところが一番大変です。
今から画用紙の上に犬の絵を書描いてください、と言われたとします。いかにもイラストっていうものではなくてリアルに描いてくださいと。
頭の中には犬ってこんな感じだよねっていうイメージがあると思うんですけれども、実際に書こうとすると手が止まりますよね。なかなか書けないはずです。絵の経験がある方であれば別として。
それはなぜかというと、自分の頭の中にあるホワッとした状態、つまり情報だけを取り入れて何となく考えているような状態というのは、都合のいいところが見えなくなります。
また、ここはうまくいくだろう・ここはうまくいかないだろう、の「うまくいかないだろう」が、「なんとかなるだろう」という視点に全部変換されちゃうんですね。
その結果として、第一歩を踏みしめてみると、あれ、これも考えなきゃいけないしあれも考えなきゃいけないし、ここはうまくいくと思ったら、あれうまくいかないぞ・・といったことになります。
ちょっと使ってみようと思っていたツールやサービスを使ってみたら、なんか思ったようなものが出てこないし、これって自分がいろんな加工しないとなんかダメなんじゃないか、といったこともでてきます。
それを見た時に、周りの反応はきっといいはずだと思ったら全然冷えてるぞ?みたいなこともあります。そういったいろいろな問題が出てくるんですね。
何かを「知った段階」は、ほとんど前に進んでいない
そこで皆さんにお勧めしている考え方をご紹介します。
この「知っている段階」、何かを知って、「わぁすごい」「やってみたい」「これならうちもできるんじゃないか」「同業者もやってるしやってみよう!」というような段階は、ほとんど前に進んでいないというふうに考えてみてください。
皆さん結構、知った段階で、「自分たちはいい情報を掴んだぞ、これをもとに頑張ればいいんだ」とか、「これ入れればいいんだ、進んだぞ」とって思ってしまいがちです。
けれども、どんなにそれが本当にフィットするものであったとしても、知っている段階、全く手を動かせてない、頭の中だけの段階では、ほとんど前に進んでいないんですね。
実際にそれを組み込むにはどうしたらいいだろうっていう、具体的な図面ができてきて、手を動かしてやっていく段階で、ようやくそれが進んだ状態にあるっていう考え方を持つことをお勧めします。
続きはPodcastでお聞きください。