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今回は「情報の見せ方伝え方と内容は分けて考えるべし」というテーマを扱います。これは二重の意味があります。
1つは、皆さんがお客様に対して情報を発信する時に、この考え方をきちんと持っていなければいけないという話。もう1つは逆に皆さんがメディアなど様々なものから情報を収集する時に、この点をきちんと考えておかないと、思わぬ情報の洪水に巻き込まれてしまうという話です。
今は、情報を取り入れる側が、発信もできる時代ですから、その両方を考えなくてはいけません。受け取る時に何を考えるべきかということは、情報を発信する時に何を考えるべきかというところにも繋がってきますので、セットでお送りします。
情報を伝える手段について考えるときのポイント
まずは、情報の見せ方・伝え方についてお話します。皆さんが発信者の場合、例えばホームページを持っている中で、どのようにコンテンツを通じてお客様に対して情報を伝えるか、そして最終的に、ターゲットに対して、自分たちの商品なりサービスに対してお金を払ってもらうかというところです。
うちでは、戦略の立案からホームページの作成まで一貫して行うので、このあたりをお客さんと一緒にやることが多いです。そんななかで、弊社のお客様に限らず、他の方に聞いてもそうなのですが、この見せ方と内容を無意識にセットで考えてしまうケースが多いですね。
例えばその商品の使い方がわかりづらいとか、サイズなどを寸法で表記してもなかなか実際に自分の使っているイメージが湧きづらいというとき、「そういうことなら動画を使えばいい」という形で考えてしまいます。
ですが、動画以外にも様々なコンテンツの形があります。PDFであったり動画であったり、それからウェビナーという形であったり、こういう音声であったり、文章が適しているかもしれませんし、スライドショーみたいなものの方がいいかもしれません。
まず最初に「誰に何を伝えるか」から考える
そういったいろいろな手段について、どれが一番伝わるのかということを考える時、皆さんがコンテンツを作るときの癖として、まず最初に「誰に何を伝えるか」というところを考えるべきです。そして、「どういう形で伝えるか」は一旦忘れることをおすすめします。
つまり、例えばお客さんに対して、「この目の前にある商品の取り回しの良さや軽さをうまく伝えたい」というところだけをまず考えるのです。
この時に「この商品すごく使いやすいし軽いけれど、うまく伝わらないから動画だ」とセットで考えてしまうと、間違ったセットでなんとなく考えてしまうケースもあります。
そのようなことを避けるために、また頭の思考のプロセスを整理するためにも、一旦まずは「誰に、どういうことを伝えたいのか」だけを考えてみてください。
伝える手段は、目的の後からついてくる
例えばコードレス掃除機の場合、ノズルの形状などに工夫がされていて、それが狭いところや端っこのゴミを吸い出しやすいという特徴がある。皆さんとしては、それを伝える事によってターゲットに「これは他のコードレス掃除機と違って使いやすいし、取れなかったところのゴミも取れるから少し高いけど買おうかな」という気持ちになってもらいたい。
そのように意図から考えてほしいのです。そして「じゃあこれをお客さんに伝えるためには、どんな方法があるかな」と次に考えã