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今回も注目すべきニュースをお送りします。
ひとつめは、「無線LANケーブル」という用語についての話題です。
WPA2の脆弱性報道に端を発した「無線LANケーブル」という言葉
「無線LAN」は、ケーブルが無いから「無線LAN」なので、「無線LANケーブル」というのは言葉としておかしいということで話題になりました。
なぜそんな話になったかというと、Wifiで最も使われている暗号化技術であるWPA2に関してセキュリティ上の弱点が見つかって、いろいろ悪いことをされるのではないかというニュースが飛び交ったところから始まりました。
このWPA2に関してはいろいろな情報があって、また別の話題にしなければいけないところですが、ひとまず、ルータのファームウェアを最新版にしておけば大丈夫です。またiOSなどはすでに対策済みです。
自分の使っているルータや端末に関して、対処法を検索していただいて、早めの対策を行ってください。
「無線LANケーブル」という言葉から学べること
「無線LANケーブル」という言葉、これがおもしろいねということで終わってしまうのではなく、注目したいポイントがあります。
それは「無線LANケーブル」という、ITやWebに詳しい方からしたらおかしい言葉が普通に使われているという点に対しての考え方です。
つまり、お客さんになるような方々が使っている言葉が、自分達の使っている言葉とずれている可能性が往々にしてあるということです。
例えばメジャーなものとしては、「ホームページ」と「Webサイト」の関係があります。
専門的にやってきた方としては「Webサイト」と言いたいところです。「ホームページ」といったら本来はトップページのことを指します。
ですから「早くWebサイトを作りましょう」というような言い方をします。ところが一般の方にとっては、まだまだ「ホームページ」という言葉がWebサイトを示す言葉として浸透しています。
そのため「ホームページ」という言い方をしたほうが反応につながるというケースがあります。
お客さんが使っている言葉を知るということは、リスティングのようなキーワードを重要視する手法であってもそうですし、コンテンツそのものが相手にきちんと伝わるかという観点からしても大切です。
「お客さんの使う言葉」を知ることでランクアップする
「お客さんの言葉」というのは必ずおさえておかねばならないポイントです。
「無線LANケーブル、そんなものはないよ」と笑うのではなくて、私たちが思っているほど、普通のお客さんは用語を把握して使っているわけではないという認識を持たなければなりません。
その上で、自分達で扱っている製品がいったいどのような言葉で表現されていて、どのようなカテゴリーに属していて、評価するときにどのような言葉を中心とした評価基準になっているのかということを、あらためて考えなおしてみてください。
そうすると、今取り組んでいるマーケティングやセールスについて、もうひとつ上の段階の飛躍ができる可能性があります。
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