買い手と売り手をつなぐものとして、コンテンツはWebマーケティングにおいて非常に重要な存在です。いかに相手に伝わる・響くコンテンツを作ることができるかが、メッセージをきちんと相手に伝えるためには重要な技術となります。
とは言え、例えば文章を書くにしてもそうスムーズには行きません。
実際パソコンに向かって「さぁ文章を書くぞ!」と思っても、なかなか最初は筆が進まない…ものです。私が関わる方々も、ささっと書ける方は、過去にダイレクトメールをひたすら書いていたり、昔から文章で表現するのが得意であったりと、何らかの下地があるケースがほとんどです。
日常生活の中で習慣化されていないものを最初から粛々とできるケースは非常に稀です。
そこで今回は商売に必要なコンテンツを、少しでも楽に書くためのTipsについてです。
今回抜粋してご紹介する記事はこちらです。
▶10 Ways You Can Better Find the Time for Content Marketing Right Now :
https://www.thesaleslion.com/content-marketing-find-time/
※残念ながら元記事は公開期間が過ぎてしまいました
元記事は「コンテンツって作るの時間がかかるよね、それを乗り切るためのコツを10こ教えるよ」という内容ですが、それに加えてコンテンツを作る敷居を下げる内容にもなっているので、「時間がない・何を書けばいいかわからない方」におすすめの内容です。是非元記事もご覧ください。
Tips1:お客さんからもらった質問に対しての返信メールを再利用する
ホームページを持っていると、問合わせのメールや電話というものは、多かれ少なかれかかってくるかと思います。そしてそれに対して電話で対応することもあればメールで対応することもあるかと思います。
これを、そのお客さん向けのプライベートな内容を削除、一般公開しても問題ないものにして、FAQとして公開します。1人のお客さんが問い合わせしてきたことは、その10倍から100倍もの人が同じように気になっているとお考え下さい。
なので、一度のメール返信でその文章を使い捨ててしまうのはもったいないです。
メール返信や電話返信の内容を元に、QandAコンテンツでもいいので、文字に書き起こすとお客さんのニーズに合ったコンテンツを簡単に作ることができます。
メールを集中管理しているなら、いっそ過去のメールをすべて洗って、それを基にコンテンツを作ってもいいくらいです。ニーズが見えない時はすでに受け取っているニーズを元に作った方が意外と当たるものです。
コンテンツは文章でもいいですし、弊社のように動画セミナーにしてしまっても良いと思います。内容次第です。
(右側にあるバナーの先のQandA編というのが、動画へのご質問をベースに撮ったものです。質問も結構ありまして、結果的に本編より長くなるくらい集まりました)
Tips2:書こうと思うと書けないなら、喋ってみる
伝えたい事はあるけれど文章にするとどうしていいかわからない…という方は、いっそ喋ってしまうのもおすすめです。
後はそれを書き起こして、他の人に校正・読みやすいように修正してもらえばそれでコンテンツになります。
お客さんに相対して説明するシチュエーションでやってみると、習慣化されている関係で、スルスルとわかりやすい内容が頭の中から口を通じて出てくる方は多いです。
お客さんロールプレイなどをしたりすると、とても面白いです。
私も、これは文字にできないだけで、頭の中には色々なものをお持ちだなと思ったら、一緒に同行して質問をしながら録音し、後でそれを基に再構成したりします。
話が興味深くて録音ボタンを押し損ねて、もう一度喋ってもらったりするくらい、頭の中にはきちんとネタを持っている方は多いです(後で1.5倍速で聞き直しながらまとめるので、大変ですが(笑))
いつも思うのは、どんな商売も想いがあるということです。文字にならないだけで。
Tips3 : 商売の中で常に「Why」を意識する
これは一番と二番にも関わってくるのですが、コンテンツにできるような内容が浮かばない場合は、そもそもお客さんの心に寄り添う所から始めることをおすすめします。
その第一歩としては、
どんなことにも「なぜお客さんはそう思ったんだろう」「そうしたいんだろう」を考えることです。
それを習慣化することで、お客さんはこういうことを考えているんだ、こういう背景があるんだ、ということが分かってきます。
そして自然と頭の中にペルソナが出来てきます。「うちのお客さんはこれこれこういう人で、こういう悩みを持っていたりする人が多くて…」ということをスラスラと5分位喋り続けることができるようになります。(これを営業対応する人が全員できると、成約率がとても改善します)
コンテンツを作る大前提として、なぜ?なんで?を繰り返すことが大事です。
後はそれを実際にお客さんに確認して正しいか確認することも大事ですね。これらも全部コンテンツになります。
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ただ、内容によっては、その気づきやノウハウ自体が他社との競争力になったりもするので、場合によっては程々の部分以外は後悔しないほうがいいかもしれません。なんでも公開してしまうと、表面的にコピーされてしまうことも有りますので。
うちも、基本的にコアな部分はどんな形でもコンテンツにしていません。
終わりに
これ以外にも元記事には、いろいろTipsがのっています。「時間がないなら作れ」みたいな内容もあります。
いずれにせよ、普通に商売をやっていればコンテンツのネタは転がっているはず、と考えてみて頂ければと思います。
後はそれに「気づき」「精査し」「伝わるようにし」「公開する」「反応を見て改善する」だけです。
お客さんのことを考えながら、頭の中を出し切る、そういうイメージを持ってコンテンツ作成に取り組んでみてはいかがでしょうか。
その上で以下の特集のようなテクニック論などを取り入れて頂ければと思います。
この記事がお役に立てば幸いです。
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