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FAX全廃で考えるべきこと、調べたくない消費者?ユーザーから情報をもらうことの重要性など

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目次

今週のトピックス

こんばんは、ラウンドナップ中山です。

ようやく梅雨があけそうで、蒸し暑さを覚悟せねばいけませんね。外出機会が減ったせいか、昨年と同様イマイチ季節感がなく、ふわふわした気持ちになります。

そして新型コロナはワクチンでひとまずのゴールが見えつつあります。大事なのはなんとなくふわっと終わらせないこと。この騒動の中で、何が効果的で何が不要だったのか、何を準備すべきなのか。

自社の問題としてきっちり捉えて行く必要があります。

「周りに変わることを求めて自分たちは変わろうとしなかった」「できることを精一杯やってきたというが、目の前のことにピントが合いすぎていた」そんなことはなかったか。人の振り見て我が振り直せ。

さて、今回もニュース紹介回です。別途ご質問系はこちらからどうぞ。また、メルマガでは書かない内容をLINE@では書いています。一期一会系です。

News1.Googleが日本のスマホ決済に参入…成功するのか?

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2107/13/news137.html

まだ正式発表は無いのですが、株式全買取ということで確定でしょう。
ちなみにPringはプリンと読みます。みずほ銀行に収まる予定だったようですが、うまくいかなかったようです。

AppleはApple Payという言葉が広がっているので先行しているように見えますが、他の決済サービスを楽に使える仕組みでしかありません。

銀行口座と繋がったり他の人にダイレクト送金できるようなものとは違います。楽天PayやPayPayやメルペイの並びにあるのが pring です。

AppleはApple Cashという名前で上記の並びのサービスを提供していますが米国のみです。

Apple Cash:https://www.apple.com/apple-cash/

このままいくと、日本参入はAppleよりGoogleの方が速いかもしれませんね。ただ、GoogleはSNSはじめコンシュマー向けはそれほどうまくないですし、今楽天やPayPayがキャッシュレス決済でシェアを採れているのは、営業部隊の強さが大きいです。Googleはそのへん弱いので、うまくいくのかな?という印象です。Appleもしかり。

キャッシュレス自体は、ITの導入が遅れがちな飲食系がコロナの関係で、そこそこ導入できており、利用率も高いようです。

飲食店、デジタルツール導入6割 民間調査: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC099DM0Z00C21A7000000/

PayPayの手数料があがるから〜などの話もありますが、利用者が多い手段を外す勇気は相当必要。多くは戻せないでしょう。メディアやマスコミでは現金主義&少数意見の方が受けやすいのでバイアスに注意です。

基本的には店頭決済はキャッシュレスまっしぐらでしょう。

そしてローカル企業が日本では強いのではないですかね。GoogleやAppleの参入については様子見で良いと思います。まだ分かりませんね。少なくとも飛びつく理由はありません。

News2.“FAX全廃議論”で再考する、ITリテラシーと信頼関係の問題

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2107/14/news079.html

FAX全廃はいつの間にか頓挫していたようです。FAXに変わる「セキュリティを確保する新システムが必要」だからとのこと。FAXはノンセキュアの最たるものと思いますが、さておき、現場のオペレーションを一気に変えるのは難しい。

今回についても、恐らく様子見のために言ったのでは?観測気球?という気もします。省庁に限らず、一気に進めるのは難しい。

SNSやらネットの記事など見ると、古い体質だとか、時代遅れだとか言われますが、現場としてはそんな簡単に今までのオペレーション変えられないですよね。なので、あまりそういう刺すような声に耳を傾けなくて良いと思います。

とは言え業務効率化は、損益分岐点を下げることの重要性(コロナで痛感した部分ですね)を考えると必須ですので、半年1年など計画を立てて、じっくり変えていくことをお勧めします。

記事にはテレワーク時代の採用の話もありますが、確かにリアルで対面しない形のオンボーディングは難しいですよね。

でもやらないと保たないので、そこの試行錯誤を早期に繰り返せるかどうか。

人間、慣れてくれば適応するもので、記事にあるような「合わないと信頼残高はどんどん減る」というのは、本当にそうかな?と思うところです。

そもそも対面で私たちはコミュニケーションをきちんと今までできていたのか?と問い直したほうが良いように思います。

テレワークになると行き違いが可視化されただけでは?雰囲気でやっていたのでは?

News3.「天気予報が外れたら1万円が当たる」民間の気象会社が

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2107/13/news158.html

太っ腹のように見えますが、月に数人に1万円を送るだけなら、広告宣伝費としては激安でしょう。こうやってニュースになるだけで十分もとが取れたと思います。

天気予報はユーザー側からのエッジデータが重要な時代に入っています。ウェザーニュースが有名ですよね。ポールンロボで花粉調査あたりから始まり、今はユーザー投稿型の天気報告などをかなり集めています。

ユーザーデータの集め方が、先程のようなお金をちらつかせるようないやらしいインセンティブではなく、番組の中で紹介するなどの形でインセンティブを作っています。

また、各種SNSに程よい形での露出をし、スタジオで日中毎日天気予報関連のみの番組をYouTubeやらニコニコやらで配信するなど、しっかりコミュニティやファンづくりもできていて、全体としてうまくやっていて凄いと思います、ウェザーニュース。

News4.情報収集はもう時代遅れ?「調べたくない」消費者の実態と、これからの情報提供の在り方を考える

https://markezine.jp/article/detail/36719

いや本当にそのとおりだと思います、データもでていて、とてもわかり易く納得できる記事です。

Podcastでもよく「越谷レイクタウン状態で情報が溢れているので、無理」などの話をしておりますが、実際、例えば家電製品調べようと思ったら、同じような比較サイトばかりでうんざりなわけです。

ただ、じゃあ情報出しても意味ないかというとそういうわけではなく、出し方を考えないといけない。明らかに公式は違うという出し方をしないと、そこで人を動かせないということですね。

また、大切なことがあります。

それは、あくまでこれは「買い手はこういう傾向になりつつある」ということ。
それは決して「あなたもそうなったほうが良い」わけではない、という事。

きちんと自分で調べて、自分で判断してススメられる方が良いのは当然です。誰かに背中を押されるままに動くだけでは困りますよね。

私たちとしては、調べる側にきちんといなければいけないのです。

LINE@でもほぼ日でトピックス配信していますが、あちらは裏のような扱いです。メルマガでピックアップするもの以外は、タイムラインにも出さない様になるかと思います。

LINE@登録はこちら → https://lin.ee/5NzoMnY

Webinar最新回のご案内

「第294回:Webコンサルの観点で押さえる2021年度中小企業白書の要点」

今回は、少し遅くなってしまいましたが、中小企業白書の要点について、Webマーケティングなどの観点からまとめています。

支援する側が見るべきコンテンツを思われがちですが、むしろ「他の企業はどうしているんだろうか?」が分かるコンテンツとして、経営者や役員などの方にも、ぜひ読んでいただきたい白書です。

PDFであれば無料で手に入ります。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html

本編は書籍あるいはPDF、こちらは600ページ以上ありますので、今回は「概要」のスライドを元に要点解説です。

今回45分を超えて長いので、ちょこちょこ分けてお聞き・ご覧いただければと思います。内容は目次(タイムコード)を御覧くださいませ、ポッドキャストの方は概要PDF片手にご覧いただくと良いように思います。

目次(タイムコード)

00:00 OPイントロ
00:10 ご挨拶
00:24 今回のテーマ
00:50 なぜ中小企業白書の話題を取り扱うのか?
02:35 全体の雑感と大きな3つのテーマ
10:40 中小企業白書P1 : 概要
11:10  新型コロナによる中小企業への影響
14:50 事業環境変化への対応(事例の読み解き方)
28:35 顧客獲得単価の考え方とNG例
32:10 ローカルベンチマークや財務基盤の話
34:00  無理やりやるとうまく行かない?
38:22 自分の事業は自分達軸で成長させるべき理由
41:00 必死に企業が頑張った結果がでている
44:22 全体の改めてまとめ
46:30 エンディングとお知らせ

YouTube以外で「ながらぎき」音声を配信しています。Spotifyなどでも配信されています。

終わりに

コアアップデートは緊張感があります。うちは、ある程度からはお客様中心のHP運用にシフトしてもらっているので、なおさらです。

ただどういう形にしても言えるのは、検索流入を早期に自社でアプローチできるリスト化することの重要性。プライバシー規制で広告系も厳しいですから、きちんとメルマガやLINEなどへの登録、連絡先の入手などハウスリストを作ることの重要性が増しています。

また、そもそもブランドワードで安定させることが大事ですね。

では、また次回もぜひ。またメールしますね。

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