こんにちは、ラウンドナップ・Webコンサルティングの中山です。
昼に食べた唐揚げが熱々で口の中をやけどしました…ヒリヒリします…。
さておき、みなさんInternetExplorer(以下IE)からの脱出はお済みでしょうか。6月16日にサポート終了です。
IEサポート終了 = 起動できなくなる、です。
「サポート終了といっても、バージョンアップしなくなるだけで、使えるには使えるんでしょ?」と思われるかもしれません。しかし違います。
6月16日を過ぎるとIEを立ち上げようとするとEdgeが代わりに立ち上がるようになり、本当にIEは「使えなく」なります。
ネットバンクなど証明書の設定などを再度行う必要があるケースあると思うので、社内で動いている物を確認した方が良いかと思います。
- IEサポート終了まで残り1週間、準備は終わった? IPAの注意喚起を改めてチェック https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2206/09/news190.html
私はやっとBizstationをEdgeでも使えるようにしました。MacのSafariでも使えるようになったと言われていたので、これを機にMacでできるようにしようと思ったら…
「申込時にWindows使用で申し込まれた方は、Macで使う場合は、現行契約の解約と新規申込が必要です」
とのこと。OSが変わると再契約というのは初めての体験でした…。アプリ等無く、全部ネットで完結するのですが何と紐付けられているのでしょうか。謎です。
ちなみに、三菱は個人向け口座はとても使いやすいです。アプリで完結しますし使い勝手もとてもよく。認証もFaceIDでワンタイムパスワードカードも不要なのもよいですね。対してなぜ法人口座は不遇…振込手数料かなり高いのですが…。
ゴールデンサークル理論・そしてWHYからはじめることの重要性と落とし穴
サイモン・シネック氏の『Whyからはじめよ!』(原題:『START with WHY』)をご存じでしょうか。
私もセミナーの戦略の所で使うことは多いですし、色々なところで題材として取り上げます。ゴールデンサークル理論ですね。
なんだそれ?という方は、2014年のこちらのTEDs動画を見て頂く事をオススメします。
https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action?language=ja
もともとは2009年のTEDトークなのでもう10年以上前ですね。
はじめてこれを見たときに「これまさにホームページのコンセプト作りにばっちりじゃないか」と思い、今でもお客さまにはさっきの動画見て頂いたりしています。
円の内側のWHYから外側のWHATまでを繋いでいくことで、お客さまに対してもそして自分たち自身に対しても、一貫性のある串が刺さるんです。
そして、それは通常物語性を帯びます。
物語があると、情報は頭に入りやすくなります。
「まんが日本の歴史効果」と私は勝手にそう呼んでいます。
なので、ゴールデンサークル理論に沿って考えた方がいい、と私は考えています。
ただ、ここにも落とし穴があるんですね。
それが今回のポイントになります。
ゴールデンサークル理論自体の落とし穴ではなく「やってるつもりになる」落とし穴です。
「WHY」と「WHAT」は繋がっているか?
ゴールデンサークル理論は、キャズムやブルーオーシャンほどではありませんが、ビジネスの世界では有名なので、その考えですでにWHYを作っている方はいらっしゃるんですね。
それはとても素晴らしいことです。
ただ、そのWHYがホームページから感じられないことがあります。
それは、WHYから最終的に落ちるWHATにつながりを感じられないケースです。
トップページや共通ヘッダー部分に、WHYは書いてあるけれど
そこからなぜ、そのサービスや商品を取り扱っているのか、という部分が繋がっていないんです。
推測ですが、昔ながらの経営理念的な捉え方をされていると
そうなりがちなように思います。
生産性出版社から出ている『ミッション・経営理念(社是社訓)』を読むと分かるのですが、
日本で昔から「経営理念」と呼ばれる物は、規律などの行動指針あるいは、非常に抽象度が高いんです。
社名を伏せてランダムピックアップすると
- 凡事徹底
- 信用第一に心がけ社内外の信頼を得る
- 信義を守り、まごころの奉仕
- 幸せ作りのパートナー
- 良心の元に判断し、誠実に行動する
などです。
WHYの段階で抽象度が高いのはいいんです。
ただ、その結果としてなぜWHATとしての製品が生み出されたのか、なぜこのサービスを行っているのかが繋がってない。
WHYとWHAT、その間のHOWも含めてわかりやすく一貫性が見いだせない。
これだと、せっかくWHYを見いだしても意味がありません。
※私は先ほどの書籍含めて「経営理念」を否定したいのではありません。ただ、あれは組織論側の話だと思うんです。
対してゴールデンサークル理論は、マーケティングやセールス側の話ではと。
商品やサービスを見たときに「あぁ、こういうWHYだからこのWHATをやっているし、だからこういう特徴を持っているんだ、なるほど」とストーリーとして繋がらない。
非常に勿体ないので、「うちWHY出しているよ」と考えている方は、ぜひ1度この観点で「断絶」が無いか、チェックして頂くことをお勧めします。
類似した商品やサービスが溢れる世の中ですが、差別化要因にもなりますので。
ぜひ。
では今回は以上です。