配信日:2023年1月11日
発行元:ラウンドナップ・Webコンサルティング
代表取締役 中山陽平
URL:https://roundup-inc.co.jp/
こんにちは、遅くなりましたが新年1回目のメルマガです。
Podcast同様1週間前には出す予定でしたが、まさかの家族ほとんどコロナ罹患。娘と妻はコロナ病棟に3日ほど完全隔離入院など、家族引き裂かれる年末年始でした。
今は子ども達も学校・幼稚園に行くなど正常です、ちょっと私はまだ喉がおかしいですが…
油断するなという声だと思って、今年も頑張っていきます。
さて、改めて2023年どういう1年になるかは考えて行きたいのですが、 確実に変化していくだろう物の1つは「ユーザーが、自分の欲しいものを得るためのやり方」でしょう。
具体的にはAIツールが相当生活に食い込んでくると思われます。
AIツールは一般化するまでに履修しておき、使役せよ!
2022年にAI界で「一般の人に」大きなインパクトを与えたのは
1. ChatGPT
2.画像生成系全般
ではないでしょうか。
AI自体はGoogleはじめ色々なところが昔から使っていますが「わかりやすく目に見える物」ではなかったため、注目されませんでした。
2022年、まだまだネットにそれほど耽溺していない人には届いていないと思いますが
2023年は一気に認知が広がるでしょう。
なので広がるまでに履修し、使いこなせるようになっておくことが非常に重要です。後から手をつけても追いかけるので精一杯になります。
イメージとしては「Officeを打ち込むくらいなら使える人」「Officeの機能をそこそこ使える人」「Officeマスター」くらいの差がつくと考えて良いです。
であれば生産性やアウトプットにどれくらい差がつくかは明らかです。
ではまず前提として、この2つが2023年にどうなっていきそうか、追いかけ方含めて考えていきます。
ChatGPTは広がっていくのか?その理由と流れ
ChatGPTについては、neevaAIが検索エンジンに取り込むなど(中身がChatGPTか確証はありませんが)、質問に真っ当に答えるという形の露出が、どんどん増えていくと思われます。
昨年末にAI回答型としてアナウンスされたneevaAI、もともとは広告フリーの検索エンジンだったのが、ここに来てChatGPT的機能を追加
強みとして、ChatGPTができない、最新情報への対応と回答元のソース表示を強調
日本語のデータも入っているので日本語の検索結果もでますhttps://t.co/nlDAT8EWwn
— 中山陽平|中小企業特化Webコンサルタント (株Roundup代表取締役) (@b_gone) January 10, 2023
採用する製品やサービスは増えていくでしょうから「スマートスピーカーみたいな物だと思ったら、凄いしっかり返すぞ!」といったような反応は広がり、AIに対しての評価は変わっていきます。良い方に。
情報探索という観点で言えば、 NeevaのようにGoogleとの差別化として使うケースが増えるでしょう 。Neevaは仕組みは分かりませんが、ChatGPTが持つ弱みの1つ「フレッシュな物に弱い」をある程度克服しています。
また、マイクロソフトは3月にもChatGPTの機能を組み込んだBingの提供を開始するという話もあります。
そもそもがかなりインパクトがありますよね。私もいろいろな使い方を試していますが、こんなにしっかりと出てくるのと思うと驚きの連続でした。一般に露出するだけで「なんだか世界が変わりつつある」と思わせるには充分です。
また、Text2Speechと組み合わされて、言葉で返事が返ってきたらインパクトが凄いですね。
そして、 同じOpenAIのWhisperと組み合わさって、こちらの音声質問に音声で返してくれたら… 私たちが当初スマートスピーカーに想像していた姿を実現できるのではないでしょうか?間違いが含まれるかもしれない、なので間違いが許容されるところから入っていくでしょう。
→ (追記)2023-03-02 WhisperのAPIが公開されて実現可能になりました、期待
TVでどう捉えられるかが懸念点です。テストを代理で受ける、人が勉強しなくなる(できる人とできない人の差が広がるのは事実でしょう)などの方向性でバッシングに繋がる可能性も大きいです。
画像生成AIは広がっていくのか?その理由と流れ
Googleは画像生成AIである「Imagen」と「Parti」を2022年前半には開発していましたが一般公開していませんでした、しかしこの間のリリースで「Muse」というコンパクトな画像生成AIを一部一般公開しはじめました。
Googleとしてもこの流れ自体に逆らうのは得策ではないという判断でしょう。
すでに画像生成AIは業界的には「どう使うか」にフェーズが移っています 。
社会全般に対しては、「AIイラストや」や「おえかきばりぐっとくん」など、フレンドリーなインターフェイスによるツールが増えれば認知は広がるでしょう。
ただ、 ChatGPTに比べると、そもそもこれはクリエイターが使う物ですからそこまで一般化はしないと思われます 。するとすれば、本当に検索の代替となるレベルに達したとき。それは2023年にたどり着くかはまだ微妙なところかなと。
裏側で粛々と使われる範囲を広げていくと思われます。
また「 気づいたら私はそれを使っていた 」にもなるでしょう。
浸透していくと何が変わるのか
ではそうやって一般化していくとどうなるのか。
それは冒頭でも書いたとおり「使いこなせるかどうかで大きく生産性が変わる」段階に入ることを示します。
ChatGPTも画像生成AIも、サッと使える物ですが、色々な使い方があります。
知っているだけで全然違います。
繰り返しになりますが「Officeを打ち込むくらいなら使える人」「Officeの機能をそこそこ使える人」「Officeマスター」くらいの差がつくと考えて良いです。
であれば 生産性やアウトプットにどれくらい差がつくかは明らかです 。
ここでは書けませんが、私は毎日かなりChatGPT使っていると思います。質問以外の使い方の方が多いです。まだまだ煮詰まっていませんが、かなりタスクの時短になっています。
皆さんは使っていますか?
新しい統合ツールが出来た、と思って2023年はでたものをとにかく使ってみることをお勧めします。
無料だけだと限界があるので、多少の有料プランは使った方が良いと思います。
ちなみにSEOについては、こういう疑念を持っているので、単純な話では無いと思っています。
https://twitter.com/b_gone/status/1612717281402032129
ではでは、今回は以上です。