配信日:平成24年8月28日(火)
みなさんおはようございます、
ラウンドナップ・コンサルティング代表の中山です。
もう小中学生の夏休みも最終週。時々道ばたで、この世の終わりのような顔をして、自転車にもたれかかっている子供を見かけます。
私は、良い言い方をすれば「宿題はラストスパート派」だったので、多分20年前の大人は、私を同じように見ていたんでしょうね。
今、絶望の淵に立たされている彼らも、20年いや15年も経てば同じ事を思うのかもしれません。そう思うと、何とはなく、不思議な気持ちです。
WEBを活用できるかどうか,その本当のキモは?
うまくご商売に繋げている方とそうで無い方がやはりいらっしゃいます。そのどちらのケースも、たくさん見てきました。
原因は何かと言われれば多種多様と言わざるを得ません。もちろん当時の私の力不足などもあったかと思います。
とは言え「共通していること」が1つあるんです。
それはなんだと思われますか?WEBリテラシーの高い社員の存在でしょうか、経営者の理解でしょうか、スーパープレイヤーの存在でしょうか。
そうですね、どれも大切なことです。そして、もっと大きな枠組みで一歩引いて考えたときに見えてくることがあります。
それは
『企業の中で”しくみ”として、WEB戦略が行われているか。
また、そもそも”しくみ化”しようとしているか』
です。
活用しようと思えば自然と「しくみ化」に向かう
この「しくみ化」、あまり厳密に考えないで頂きたいです。どのような「しくみ化」が必要か?ということではなく、そちらの方向に思考の流れが向かっているかどうかが、大切なんですね。
※因果関係と言うよりは相関関係だと思っています。
企業の中でWEBを、オンラインを商売に上手く繋げていこうと思ったとき、いろいろな手段が入り口としてあるかと思います。
例えばこんな事が考えられます。策として。
- WEBサイトを制作する、リニューアルするときに、どうしたらお客さんともっと近い距離感になれるかを考え続ける
- 潜在客に訴えかける方法を考えて、繰り返しそれをブラッシュアップする(広告+ランディングページなど)
- 既存顧客の声を受け取って、それを新たな商品開発に繋げる
このような例も含めて、共通して大切なことがあります。それは
- かならず「継続して」「繰り返し」やり続ける必要があること
- 自分1人ではできない、社内はもちろん顧客、競合他社のことも考えなければいけないこと
- 予算と時間が必要。経営レイヤーとの対話が必要なこと
です。
WEBを活用しようと思ったら、これを実践し、実際に動かしていかなければなりません。
そして、これを実践するには、単発の策を定期的に打つだけでは不可能。
時々WEBを更新したり、時々思い立ってSNSに投稿する…そのような単発対応では、効果の計測もPDCAサイクルも回すことができません。
「しくみ」にしないと上手くいきません。
リアルの営業が、会社の中でプロセス化されて「しくみ」へと変化していくように、WEB活用も同じ道をたどらなければいけません。
そうやって「しくみ」を根付かせた会社は、放っておいても勝手にPDCAサイクルがたくさん回っていて、どんどん改善されていっているんです。
そして、その先に待っているのは「成功」です。
だから、まず最初は「しくみ化」することを目指す
「WEB活用ができる体制を整える」のではなく、「会社の中で既存営業と同様に、しくみとして作り上げなければいけない」と考えて、提案してみて下さい。例え担当があなた1人でも同じ事です。
全てを「しくみ化」して勝手に回るようにすること。
これが、成功と不成功を分ける1つの分水嶺だと、経験上強く感じます。
WEBに着手したいけれど、何をすれば良いんだろう?と悩まれたら、改善のサイクルを会社の中に根付かせることを最初の目標にして動いてみて下さい。
売上げアップ!などの目標はその後です。先に計測のしくみなどを入れないと、もし成功しても原因がよく分からず、失敗しても原因が分からずと、全くの無駄になってしまうからです。
大変だとは思います。
しかし、成功すれば大きな効果に繋がります。
「初心者向けWEB解析ガイドブック」は、
そういった部分から書き下ろしていますので、是非ご覧下さい。
それでは本日は以上です(^_^)
またメールお送りしますね。
あとがき
いやはやとにかく暑いですね。もう9月も見えてきているのに全く衰えもしません。
オフィスが気持ちよく冷えている方は逆につらいところもありますよね。それに夏ばてにならないように栄養もしっかりと…
最近は、カレーを食べるようにしています(^_^)
香辛料の効果もあって、いいらしいですよ!そして!はやりの?冷やし甘酒!これは最高です。みなさんもぜひ。
塩分と糖分と水分が一緒に取れる飲み物ってなかなか無いみたいですね。