こんにちは、ラウンドナップ・コンサルティング代表取締役の中山です。
クローゼット以外でも、この1ー2年で、自分の周りの物の出入りのスピードがずいぶん速くなりました。
主役としてはAmazonとメルカリですね。必要な物はすぐに注文し、不要になれば、使える物はメルカリでサッと出してしまう。
物の循環構造がずいぶん変わりましたね。宅配業者が困るのもさもありなんです。C2Cも増えているのですから。
メルカリに関しては定形外やクリックポストが多いので郵便局が大変かもしれません。
そしてこの循環構造の変化によって、特にC2Cの増加は、皆さんもご存じかもしれませんが中古系商売の根幹を見事に突き崩しています。
紹介で食っていた業界が突然直取引の割合が爆発的に増えてきているようなものです。ビジネスモデルを変えないといけません。
これはマーケティングというかビジネス的に非常にインパクトのあるものなので、違う業界の方も必ずチェックしておいた方が良いです。
対岸の火事ではない、ビジネスモデルの変更も視野に
対岸の火事だと思っていると、突然足下が崩壊するかもしれません。
C2Cに対しての敷居が下がったとき、あなたの業界は新たな代替品や新規参入が起こりませんか?是非今のうちから考えて頂くことをお勧めします。
B2Bには大きな変化はないでしょうが、B2Cはインパクトがあるはず。
一時的に客が減るかもしれませんし、むしろ増えるかもしれません。
増えるというのは「やっぱりプロに任せないとダメだ、やり直してもらわないと」というようなケースが発生する業界ですね。とは言えその場合はセールスメッセージや、打ち出しは変えないといけないでしょう。ニーズが変わるのですから。
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今日見たニュースで面白かったのは BUSINESS INSIDER JAPANのこの記事です。
これを見ると小売業は大きく変わっていかないと、生きていけませんね。
地域商圏と全国商売とでは、事情が違いますが。
「ウォルマートのオンライン通販「Jet.com」がNYで期間限定店をオープン —— 小売の未来につながるか?」
https://www.businessinsider.jp/post-33509
チェーンも含めた全国商売については、品揃え・価格については無店舗販売のネット通販に立ち向かうのは、厳しいです。完全に相手の土俵だからです。
ウォルマートが取っているように、一部の「体験」や「買い物そのもの」を求める層に対しての付加価値商売になっていくでしょう。
食品もアパレルや装飾品のように、ショッピングを楽しむという行動自体をメインに設計していくことになりそうですし、そうなっていますね。
1つの成功事例の裏に多数の失敗という「めくれば死屍累々」になりそうです。
地域商圏については、お客さんとの距離が近いことと、商圏内での行動コストが低いですから、密着型の商売と混ぜることで、切り抜ける方法方はいろいろとありそうです。
都市圏は商圏内の競走が強く戦いは苛烈でしょうが、郊外であれば、むしろ大きなチェーン店はネットスーパーなどとの戦いで疲弊しますから、地元密着小型店舗が伸びるチャンス。
時流を見ながら、リアルでもネットでもアンテナを常に張ると、チャンスを発見する可能性が大きく上がります。
マーケ業界のニュースが、もはやプレスリリース状態で辛い
最近は、GoogleアラートやGoogleニュースを見ていても、マーケティング系の話は大概、地に足のついていないようなものばかり、実際の商売に役立ちません。
ほとんどがニュースという名の企業のプレスリリース状態です。 アラートやニュースなら「中小企業」や「小規模事業」や「経営者」などや、ローカルニュース等の方がいいですね。
試しにGoogleニュースで検索してみて下さい。今はちょっと小規模事業者持続化補助金やIT補助金などが多いですが、落ち着けばまた違ってきます
(→ https://news.google.co.jp/news )
それでは今回のメルマガは以上です。
しかし、ネットからリアルへの回帰への動きがどんどん強くなっていますね。
うちも、オフィス内をいつでも問合せや相談時は見えるような「行ったことがないのに、行ったことがあるようなオフィス」を作ろうかと思っています。
「会ったことないけれど、会ったことがあるような気がします」というのは充分に実現できます。
なら、オフィスはもっと簡単だと思うんですよね。そんなことを考えています。
「いつでも会える」のは大きな価値ですよね。
■オススメの一冊
今回のオススメの一冊は経営者の方ならご存じの方も多いはず。「がんばれ社長」の武沢氏の書籍です。たくさん書かれていらっしゃいますのですがあえてこれをお勧めします。
「絶対に達成する」習慣 勝てる自分をつくる7つの方法
武沢 信行
固定リンク:http://amzn.asia/ilkFHOH
とあるご縁で一緒にいろいろとやらせて頂いているのですが、ぜひみなさんにもおすすめです。この本は、まさに実践を踏まえた「基本」と「根っこ」が詰まっています。ぜひ。経営者の方はもちろん、独立や手に職をつけたいという方もきっとお役に立ちますよ。
それでは、本日のメルマガは以上です。
またメールしますね。