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【経営目線のウェブ戦略】ストーリーとコンセプトがウェブ戦略の鍵とは?

おはようございます、ラウンドナップ・Webコンサルティングの中山です。

ずっと晴れていましたが台風が来ますね…台風一過でまた暑くなるのかなと思うと、事務所のエアコンの交換タイミングを見誤ったなと思う所です。

そんな中、事務所とは別にもう1つ借りている録音・撮影スタジオ兼MTGルームは絶賛外壁塗装工事中です。

何かの建築賞を取った物件で、面白い外観・内観です。対面相談やコンサルのMTGで来られた方はみなさん「何か不思議な造りですね」とおっしゃっています。

賞を取った関係か、どうも、今までの色と大きく変える訳では無さそうです。ドラスティックに変わったら面白いのになと思っていましたが、落ち着くという観点だと、あまり変わらない方がいいですかね。真っ暗にして考え込むための部屋でもあるので…。

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今の競争の中で、分かりやすい判断基準での競争は飽和している

さて今回は競争戦略の話です。

競争って市場の成熟度によって変わってきますよね。『キャズム』の図を想像すると、成熟期に入るとそのまま沈んでいきそうですが、実際は様々な付加価値をつけて、キャズムのグラフが何重にも重なって行くのが通例です。

なぜかとうと、そんなに簡単に1つのプロダクトを捨てるわけにはいかないからです。

とは言え、同じ切り口やセールストークで何度も何度も繰り返し売れるというわけではなく、毎回、何らかの判断基準が追加されたり、時代に合わせて変更されていきます。

例えば炭酸飲料であれば最近は、健康に配慮している、といった流れがあります。昔は炭酸飲料なんて健康に悪いのが逆にウリだったわけですから、ある意味ひっくり返っています。

そんな中で、特にウェブの世界において、ほとんどの業種業態で必要になってきているのが「ストーリー」だと、実感として感じています。

なぜかというと、お客さまが既に以前からもっている判断基準での戦いが飽和してしまっているからです。

どこも、ホームページはマーケティングやセールスを意識した物になっています
(カタログ型のままの人はかなり後れを取っていると思って頂いた方がいいです)

とは言え、実際に他社と比べて自信を持って「これが強みだ!」「こういう所が強いからうちを選んでくれ!」と言うモノがある企業は一握り。

そしてさらに問題なのは、買い手側がもうそういう「圧力の強いチラシ」のようなホームページに飽き飽きしてしまっています。

チラシなど紙媒体だと、慣れていること、他の物と一緒にささっと見るため、それほどストレスにならないのですが、ウェブは特にスマホの場合完全に画面を占有されますから、買って買って圧力の強いHPって今実は厳しいです。

売れているところは他社が弱いだけ、というケースが多いです。後は営業が強いとか。

と言う状況。

なので、お客さまの頭の中にすでにある判断基準だけで戦うと、激戦になるか、意外と反応が得られないなんていうことが起きます。

そこで大事なのは何でしょうか。それが「ストーリー」なのです。

サービスもプロダクトも「ストーリー」がないと厳しい

流れ事態はうちが創業した位からありました。なのでうちでHP作る際に考える3つの要素は

・コンセプト
・コンテンツ
・デザイン

です。1つ目の「コンセプト」がストーリーです。具体的には「社長の実現したい夢」であったり「商品やサービスが生み出された背景」「誰を救いたくてどんな努力をして今に至るのか」といったもの。

これをとにかく大事にして、一番時間かけて、お客さんと一緒に作っています。

結果的に、経営理念まで変わってしまうケースもあります…。

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ストーリーは、将来の目標も含めて、思いを語ることでも構いません。

ただ、嘘になってはいけないので、書いてあることは本音かつ、○年以内に達成という目標は立てて下さい。

これがお客さんに共感されると、多少価格が高かろうが、多少遠かろうが、多少機能が劣っていようが、売れます。

なぜなら、ストーリー性をもった物の方が、買った人は充実感を得やすいからです。

みなさん、欲しいと思った物って、手に入れた瞬間ホントに幸せな気持ちになりますよね。速く箱から出したくて、いつもの数倍小走りで家に帰ったり、我慢できなくて道の隅っこで開封したりしますよね。

その商品が、ただの商品ではなく、何か「裏物語」があるようなものだったら、絶対読みたいですよね。

それはなぜかというと、機能や値段や利便性だけで買っているわけではないからです。

何かの物語に参加することが、人間は好きなのです。同一化するからです。

実際、コンセプトを見直すところから始めると、とっても面白い効果が生まれます。

お客さんに響きやすくなることはもちろん、会社の中も変わるのです。そのストーリーに沿って、動いてくれるんですね。中の人が。結果的に、組織全体が、ものすごくビジョナリーな感じになっていったりするケースもあります。

そういった物を作る事ができると、とても成果としても、内部組織としてもプラスが大きいんですね。

逆にそれがないと、激戦の中で戦い続けることになるので以下の様なツラい戦いになります。

・競合他社を常にチェックし続けて、変化があったら対応することが必要

・お客さまも、比較したた後でコンタクトするるので、営業さんが「なんとか取らなきゃ」と必死になってしまう

・どこかが、顧客確保のために値下げするなり、大きく攻めてきたときに特に小資本だと「即死」もありうる

理想としては、もう9割決めた人が問い合わせてきて欲しいですよね。

でもお客さんは「○○については交渉の余地がアル、ダメなら他社で良い」と思っています。

 

ストーリーや、うちでいうコンセプトは、それだけで人を惹きつけられる物です。

みなさんも、もしHPに物語性がないのなら、今現在あるいは将来どうしたいのかを考えて、作ってみてはいかがでしょうか。あるいはお悩みなら、個別相談か診断など使ってみて下さい。

小規模事業や中小企業の方は、何かを成し遂げたくて起業した方が多いですから、きっとワクワクすると思いますよ。

それでは、またメールしますね。

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今回は、会社の中で新規事業を立ち上げるときに気をつけるべきポイントについて、日本の起業家教育という切り口からお伝えしています。ウェブを始めるにしても、戦略を立てたら新しいことを始めないと中期的に勝てない事が分かったということはよくあります。(むしろ、今ある物で戦っていこうという考え方が怖いですが…)

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