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今回の内容について
今回は、年末年始に陥りがちなウェブ担当者の落ち込みポイント・凹みポイントについてと、新年の目標や予定を立てるに当たって絶対に気をつけなくてはならないポイント、これを避けると勿体ないというポイントをお伝えします。
こういうものなのだなと知って頂くと、攻めるときも、守るときも落とし穴を避けることができる可能性が高まります。
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エピソード詳細
目次
年末年始は非常にメンタル的に危うい時期
年末年始は非常に怖い時期だと感じます。SNSが普及してきたところによる部分がありますが、絶対に目立ってしまうと思うのです、他の人のキラキラした部分が。
本来自分がやりたいのにできなかったことをたくさんやった人、それに打ち込める環境にある人、例えばたくさんの本を読んだとか、全ての去年の棚卸しをしたとか…そういう「自分にない」ことが非常に目に付きます。
そういう人たちはある意味特殊な環境にあったり、特殊な性格を持っていたり、そうせざるを得ないことが実は裏にあってポジティブに発信しているだけだったり、いろいろなケースがあります。
そういう人たちと自分を比べても意味がありません。
特にFacebookで発信をすると、「いいね」がたくさん付いたり、シェアされたり、コメントがたくさん付いていたりします。つけあっているわけですが。
それを目にすると、比べて自分はダメだと落ち込んでしまって、結構この感情は1年間引きずってしまいます。
積極的に「見ない」のがポイント
正直言うと、見ないほうがいいと思います。
自分に時間があったのにやりたいことをしなかったというのであれば、自分の中で反省をすれば良い話です。
世の中の様々な裏にある背景、環境、その人の適性も含めて捉えられない世界がSNSです。特にInstagramなんかはポジティブな情報しか発信できないような場所になっているので、裏側は見ることができません。
そういう限定的な情報で人の全体像を勝手に想像して、勝手に自分がダメージを受けてしまうということは本来避けるべきです。それが最も発言されやすいのは、長期休暇の期間です。年末年始は特にそうです。
SNSがなかった時代はどうでしたか?
普通の人は例えば実家に帰る、家族とゆっくり過ごす、普段とは違うことをやる、直接は仕事やスキルアップに関係ないことをやるという期間であって全く問題ありません。変にダメージを受けて「今年もスタートダッシュに失敗した」なんて思わないでいただきたいです。夏休みもそうです。
今は無駄な時間、空白を嫌う人が多いと思います。正直言うと私もそうです。でもそれはバランスを取っていかないと、本当に心身にダメージを受けてしまいます。年始からダメージを受けたまま1年が始まるのはつらいですよね。
あまり年末年始の期間に他の人を見て、自分はダメだと思わないでください。逆にそこでマウントを取りに行こうとするのも、社会全体のことを考えるとやめてほしいです。
年末年始の過ごし方のポイント
年末年始という区切があること自体は1週間と同じようなもので、区切があることで様々なことにテンポが付けられるという意味で良いと思います。しかし年末年始は例外で、1年が終わりました、次の1年が始まりますという、端的に言うとリセットしやすい期間になってしまっている点が怖いと思います。
私の場合はあまり年末年始を意識せずに過ごしています。1月1日や三が日はそれらしいことはします。確かに12月31日から1月1日に変わるわけですが、では何かが根本的に変わったかというと別に変わっていないよね、という気持ちで過ごすようにしています。
12月31日が終わって1月1日これからどうしようかと考えると、多くの人は「今年何をやるか」というところから考えてしまいます。仕事もプライベートもそうです。
今年どうするかじゃない、去年どうだったかが先
これからどうするかということをなぜやるかというと、もちろん目標を立てるとか、会社としてやらせる場合にはその後のチームをどうするか、会社としてどうハンドリングをしていくか考えるためにやります。個人単位でやる場合には、予測を立てるためにやっていくわけです。
ここでこうして、ここでこうなってまた12月を迎えようという計画や予測を立てるためにやっていきます。
毎年新年になって予測を立てて、1年が終わります。予測通りにいきませんでした。ということをやっていった時に、毎回その振り返りをせずに新しいことを考えても同じです。
もちろん1年を通してやっていく中でなんとなく見えてくるものはありますが、やはりどこかの段階で総括することは大事です。
それを行わずに次をと考えると、去年までなぜ未達だったものがあったのか、うまくいかないものがあったのか、あるいは予想よりうまくいったものがあったのか、予想より前に進捗(しんちょく)が先に進んだものがあったのか、なぜだろうということを考えないまま次に行ってしまって、あまり昨年を生かせない状況になってしまいます。
WEB業界は変化が激しいので、特にそうです。どうしても目標として新しいものを追いかけようとして、今年はこれをやるんだ!ということに考えがいきがちです。とは言え他の業界も含めて、来年、自分の予定したぴったりのところに最低でも連れて行けるようにする精度を上げていくための総括を先にやってから計画を立てないと、意味がありません。
1年間頑張ってきた成果のうち、オペレーティングやマネジメントに関する部分がなかなか育っていきません。マネジャーが云々ではなく、自分の中に持っているスキルの部分、自分自身をマネジメントやオペレーションするというところです。
自分自身をマネジメントする
自信をオペレーションするというのは、自分を上から見て、こいつは今うまくやれているな、こういう状況だとうまくやれないんだなと客観的に見てコントロールするということです。そういう目線で去年の自分はどうだったのかと考えて、さらにその中で、去年やれなかったけれど、それは優先順位が高いのにやれなかったからまずはこれをやらないといけないよね、と移行していかなくてはいけません。
これを皆さんしないのです。なぜ去年できなかったのかというのは、もちろんいろいろな理由がると思いますが、結構な割合であるのは、「なんか嫌だから」「何らかの障害にぶちあたってそれを越えるのが面倒」というように、どこかで壁にぶち当たっているケースが多いです
来年も結局その壁を越えられない限り、だいたいその壁はいろいろなところに同じように存在するので、どこかでまたぶつかります。去年のうちにできなかったことを今年どうクリアするのか。それをクリアできたら来年もできるだろうから、それをまず先にやって突破することをファーストタスクにしていこうとか。
タスクを再評価し、持ちこす
去年自分ができたこと、できなかったことを客観的に振り返りつつ、タスクをきちんと持っていって、それを今年まず突破することです。タスクは全部もってこいという話ではありません。一年を通じてやりながら、やっても意味がないからやらなかったというものもあるはずです。それに関しては良い判断なので、忘れてしまえば良いのです。
しかしそうではないものが確実にあるので、まずはそれをきちんと拾って去年できなかったことを分析して、それを今年できるようにするためにまずここを突破しておかないと他でもはまるから突破しよう、と考えます。これをもし1月2月くらいで突破できたら、おそらくどんどんいろいろなことがスムーズに進むようになっていきます。
いろいろなパターンがあると思います。
- 誰かに頼み事をするのが苦手
- 自分で情報を集めてまとめて自信を持ってプレゼンするのが苦手
- 上司の言うことに対して+αで提案していくのが苦手
- 単純に社内のリソースを使って何かをする時にドキドキしてしまう
- 自分の中のスキルとして運用型広告の知識がないからできない
- 営業の実地経験や販売経験がない
この場合は前半にリストアップしてくらいしてしまえば、その後は楽しいことがたくさん待っているはずです
去年据え置きにしていたつらいことを早めに消費していかないと、なかなか仕事の楽しい部分は増えていきません。仕事の楽しい部分は自分で見つけるものですよね。
突然上から楽しい仕事が降ってくるわけではなく、いろいろなものの中で楽しい部分を自分で見つけ出して、いったんやってみて入り込んでみて、楽しさを発見してそこでどんどんやっていきます。
今仕事を楽しんでいる人は、こうして自分の楽しみを見つけているわけです。そういうかたちに持っていくためには、できるだけ嫌な部分を減らしていくほうが、試行回数やチャレンジ回数やそこに飛び込むまでのスパン(1日考えて飛び込めるのか、1カ月考えて飛び込めるのか)、自分のスピード感が変わってきます。
5分くらいでやってしまって、その後後悔しないのだとしたら相当早くなります。
自分の主たる職業も副業もそうです。今回はWEB業界の話に限りませんが、年末年始はとにかく自分勝手なリセットという感覚は捨てたほうが良いという話でした。
年末年始は、相手の言葉の裏にあるいろいろなものを読まずに戦いが始まったりと、いろいろなことがSNSでは起きています。当社のサービスとしては、引き続き中小企業でWEBを活用できない人たちに対して、活用できるようになるようなお膳立てをしていきます。あとはやる気があるかないかの違いです。
やる気がないというのは別にネガティブな表現ではありません。事業承継する気もない会社さんというものがあって、それは自分=事業なので誰かに継がせる気が最初からないということです。そういう人たちは、それで終わりで良いのです。
そうではなく、やっていかないともたないし、この事業が好きだからそういうことをやっていかなくてはいけないというモチベーションがある方々もいます。そういう方に対して、WEBがよく分からないし人材も採用できないという部分を、そんなに高くはない費用でうまく守って、伴走型でいろいろなことをして差し上げたいという考えです。
お伝えする内容は基本的に自分たちが実践した内容で、当社内での実験です。お金はかかりますが、引き続き続けていこうと思っています。