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日本のマーケティングが10年遅れているというのは本当?

Webコンサルタント業務日誌

こんにちは、ラウンドナップ・Webコンサルティングの中山です。ブログでは気になったニュースとその雑感をまとめています。まとまったコンテンツはPodcastメールマガジン紙のニュースレターをよろしければご覧下さい。

さて、年末年始も終わり怒濤の1月2月がはじまっています。なんとなくWeb業界は1月〜3月がえらく立て込むような気が…今期で締めたい案件と、来期の予算取りなどがかち合う感じです。

年末年始、気管支炎で死んでいた私としては、速く本調子に戻したいところです。お恥ずかしいです。

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日本のマーケティングが10年遅れているというのは本当?

よく言われることとして「日本のマーケティングは米国に比べて10年遅れている」というフレーズがあります。

ただ、この言葉は誤解を招くなと思います。「日本が行っているマーケティングは10年前の2008年くらいの米国のマーケティングなんだ」と思いかねないからです。

「そもそもマーケティングに興味がない、行っていない」というのが実際です。取り入れている企業は、米国と遜色ないことを行っています。

そもそもマーケティングもトレンドがあります。

時代に合わせて変わっています。

一直線に「進化?」しているわけではないので、10年遅れているというのは、そぐわない言葉です。

そうではなく

  • マーケティングとは何か、がまだ広まっていない
  • マーケティングを実践していない企業がまだまだある
  • マーケティングを独自に洗練させられていないことが多い

といった言葉かなと思います。

マーケティングは今の時代に合っているだけで、単体で優れているわけではない

実際、今までプロダクトのチカラで売れたため、考える必要がなかったんですよね。米国はそのチカラがなかったため、売るためにマーケティングを洗練させてきたとも言えます。

しかし今は生活必需品や、頭の中にある分かりやすいニーズは買い手の中で満たされてしまった.

そこで、ニーズを創り出したり、脳の奥底にある物を引っ張り出さないといけなくなってしまいました。

こうなると、プロダクトのチカラだと厳しい。マーケティングで需要創造して市場を作って行かないと厳しい。

そういう時代の変化があったので、マーケティングが世界的に重要なポジションにつくようになりました。

従いまして、別にマーケティングが産まれながらの優れた手法なわけではない、と私は思っています。

とは言え時代に合っているのだから、やった方がいい

とは言え、この時代はしばらく続きます。

フロンティアは分かりやすい場所にはもうありません。想像しないといけませんし、生活必需品も、競争に勝って選んでもらう必要があります。

マーケティングができるかできないかで、大きく「売るチカラ」は変わってきます。

端的に言えばマーケティングは「売れる仕組みを作り、回し続ける」こと。

中小企業だろうと大企業だろうと可能です。というか小回りのきく中小・小規模事業者の方が始めやすいですし、結果も生み出しやすいです。大企業や中堅企業だと関連セクションが多く、なかなか進まないのが実感としてあります。

分かりやすい所として、まずはWebを中心に販売や認知度アップ、ブランディング(求人など)に繋げる仕組み作りをしてみてはどうでしょうか。

大きめの企業でB2BだとABM(アカウントベースドマーケティング)が今の最善手とは思いますが、営業部隊とマーケティング部隊の取りまとめや調整、データの収集や名寄せなど、経験がないと辛いので、まずは専門会社に頼んだ方がいいと思います。

また、営業部隊がいないと厳しいです。Webなら営業いらないでも売れるのではと思ったら痛い目を見ます。B2Bは営業部隊必須です。ABMに関わらずですね。

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