Web業界の話題や新手法にはいつ乗るべき?判断する際の考え方は?
Web界隈で次々に出てくる新しいネタに対して、「将来流行りそうか」ではなく、「自社のターゲット顧客にとって価値があるか」を基準に選ぶという、乗る・乗らないの判断軸が分かります。
- フェーズ 気づき・目的整理
- 手法・手段 オウンドメディア
- 施策範囲 サイト全体・情報設計
Web界隈では次々に新しいサービスや技術の「ネタ」が出てきますが、どれに乗るべきか、いつ動くべきかの判断が難しいです。中小企業として「今やる価値があるWebの新ネタ」は、どういう考え方で選べばよいのでしょうか?
Webの世界は、新しい技術やサービス、PR的な「新ネタ」がとても出やすい領域です。だからこそ、「どのネタを拾えばいいのか分からない」という悩みが出てきやすいのだと思います。
このときは、考え方を少し変えた方がいいです。
どう変えるかというと、まずは「自分たちがこれをお客さんに使ってもらいたいかどうか」を基準にしてみてください。お客さんに使ってもらえたら、お客さんにとってすごく価値があると思えるものを探す、という発想です。
多くの人は、かなり受け身になりがちです。
「将来的にみんなが使い出しそうだから押さえておこう」「そのうち主流になりそうだから一応拾っておこう」「世の中が変わるときに取り残されないように、どこまで追いかけておけばいいかな」といった発想になってしまいやすいのです。
しかし、そうではなくて、「世の中にあるいろいろな新しいもの」の中から、自分たちがターゲットにしているお客さんに対して価値を提供できるものは何か、という見方で選んでいきます。
これは「流行っているかどうか」ではなく、「自分たちのお客さんにとって役に立つかどうか」を基準にする、ということです。そういうものを見つけたら、そのネタが今どれだけ話題になっているかは気にしすぎなくて大丈夫です。
見つけた新ネタについては、お客さんにこちらから教えてあげて、一緒に取り組んでいくイメージで関わっていきます。お互いにプラスになるような、ウィンウィンな関係を作る前提で情報収集をする、というスタンスです。
こうした見方で新しいWebのネタをチェックしていくと、自分たちにとってもいろいろな意味でプラスになりますし、お客さんにとってもプラスになります。その結果として、情報収集へのモチベーションも変わってきます。
ぜひ、「どこまで追いかければいいか」ではなく、「どれならお客さんに価値を提供できるか」という軸で、新しいWebのネタを見てみてください。きっと判断が変わってくると思います。

