Webマーケティング系の資格、意味がないって本当?嘘?

Webマーケティング系資格は、対外的な「コンペで有利になる」「案件を取りやすくなる」といった効果はあまり期待せず、自分の専門外の領域を勉強し、知見を広げるきっかけとして活用するものと考えてください。そのうえで結果的にアピール度が高まり、案件獲得につながるなら有用、と捉えるのがよいでしょう。

Webマーケティング系の資格を取ろうか迷っています。案件獲得やコンペで有利になるのか、それともあまり意味がないのかなど、資格の「意味」をどう考えればいいでしょうか?

Webマーケティング系の資格に意味があるのか、ないのかという話題はよく出ます。これは、「意味」という言葉をどう捉えるかによって答えが変わります。まずそこを整理したうえで、有用性を判断してほしいと思います。

もしその「意味」が、「案件を取りやすくなる」「お客さんとのコンペで勝ちやすくなる」といった対外的な効果のことであれば、民間資格のWebマーケティング系の資格は、基本的には意味はないと考えておいた方がいいです。

なぜかというと、資格が選定の際に意味を持つのは、相手がその資格の価値を理解している場合だけだからです。しかし、ほとんどのWebマーケティング系の資格について、お客さんはそもそも名前も内容も知りません。相手にとって判断基準にならないので、「資格を持っている」という事実自体には意味がない、ということになります。

一方で、「意味」を自分の中でのスキルという観点で考えるのであれば、資格にはもちろん意味があります。

今、現場で必要とされているのは、どちらかというとジェネラリスト系の人材です。特定分野だけのスペシャリストというよりも、一人でいろいろなことにある程度対応できる能力が求められています。

そのときに大事になるのは、自分の専門外の領域について、どれだけ幅広く知見を持っているか、どれだけ会話ができるようになっているか、という点です。こうした専門外の部分は、自分一人ではなかなか勉強しづらかったり、思いつかなかったり、「あまりやりたくない」と後回しにしてしまいがちです。

そこで資格が役に立ちます。資格の勉強を通して、そうした自分では手を付けにくい領域を、半ば強制的にでも埋めていくことができるからです。

そういった意味で、「自分の領域を広げるためのきっかけ」として資格を使う。その結果、お客さんに対してのアピール度が高まったり、案件を取りやすくなったりする——このような考え方であれば、Webマーケティング系の資格には十分に有用性がある、と考えてよいと思います。