今回は、画像や動画などのマルチメディアについてSEO的に今後何に気をつけるべきか、がテーマです。前回のメルマガでも書きましたようにGoogleのMUMがキーワードです。
MUMの動画あるいはPodcastをお聞きになっていない方は、そちらを先にご視聴いただくことをおすすめします。
【動画】第316回:GoogleのMUM導入で何が変わる?企業のSEOはどうなる?
今回は、画像や動画などのマルチメディアについてSEO的に今後何に気をつけるべきか、がテーマです。前回のメルマガでも書きましたようにGoogleのMUMがキーワードです。
MUMの動画あるいはPodcastをお聞きになっていない方は、そちらを先にご視聴いただくことをおすすめします。
【動画】第316回:GoogleのMUM導入で何が変わる?企業のSEOはどうなる?
Podcast取り急ぎすぐ聞けるHPミラーです。
iTunesやGoogleやSpotifyやAmazonでいつも通り配信しています。
https://roundup-inc.co.jp/nakayama/podcasts/vol316_google-mum/
その上で、MUMですが最も大きいのはマルチメディアコンテンツに横串が刺さることです。
今までGoogleはテキスト同士の情報の結びつけをやってきながら、少しづつ画像など周辺領域に手を伸ばしていました。ただ精度はまだまだ、という感じですよね。動画も結局タイトルなどのテキスト情報に大きく依存しています。
それがMUM導入されると、画像や動画(音声も)をそのまま「理解」して、紐付けることができます。
ということは、検索結果含めてGoogleはユーザーの行動に対して、テキストだけではない多様なコンテンツを今までよりはるかに出せるようになるということです。
ここでVisionAIが試せます。ぜひ適当な画像で。ずれた結果になることもありますがかなり画像の中にあるものや、人であれば感情など理解できているのが分かります。
Vision AI | ML で画像から情報を引き出す | Cloud Vision API | Google Cloud
https://cloud.google.com/vision#section-2
VisionAPIよりも確かGoogleレンズの方が進んでいたと思います。
MUM導入そして学習が進めば、どんどん精度は上がります。
だとすると、これから画像や動画や音声「SEO」で大事なのは、Googleにメッセージがきちんと伝わる、わかりやすい写真や動画や音を作ることができるかどうか、なんです。カッコいいとかそういうことではなく。
写真撮影や動画撮影、音声や音楽についてもWebマーケティングという観点では、それをどこまでやれるかが最も求められるスキルになります。
それは画像や動画検索から狙ったお客さんを連れてくることに直結するはずです。
これから企業が伸ばすべき大事なスキルはそこです。
そしてそうなると、確実に問題になるのはストックフォトです。Googleが画像を精度高く認識できるようになれば、素材集そのままを会社案内に使ったり(さすがにないでしょうが…そういえば去年Twitterで何かありましたね…)お客様の声を素材集の人にしたりすると、実在性の観点で評価は下がるでしょう。
重複コンテンツのようなものですから。
生で、かつオリジナルで、分かりやすい写真を使う必要があります。
また、流れ作業的に安い価格でテンプレート的HP作成するのも危険度が高いです。
それは見た目というより、作り手側の思考がパターン化しているからです。
HP制作、毎回オリジナルのつもりで作っていたとしても、ディレクション・コンサルなどにおいて特に「勝ちパターン」を水平展開することで人材教育のコストを下げているようなHP制作サービスは、結局いろいろなところが似てしまうんですよね。
そういうところをGoogleは理解できるように、なっていくでしょう。
そもそも、それよりはクラウド系のWixやJimdoなどを使って、これが良いと思う企業の構成をまねして作っていった方が、自分たちにノウハウも貯まりますしよいのではと思います。
未だに「自分で作るとダサくなる」みたいなことをいう人がいますが、今のクラウドツールいいですよ。実際に使ってないかポジショントークなんだろうなと思います。WordPressなら1万円くらいで有料テーマ買ったら、十分なものできます。導入もいまやどこのサーバ会社でも簡単インストール提供してますし。
SEOは長らくある種の魔法のような立ち位置で、従来のマーケティングやセールスとは違う世界のものと捉えられてきたと思います。
Webマーケティングという言葉が象徴的ですね。アクセス解析という言葉と同様に時代遅れです。
ただもう、Webをつける時代ではないのです。リアル世界のものをGoogleは理解し、積極的に使っていくでしょう。Webにしかない裏技は潰れていくでしょう。だますならリアルの次元でだまさないといけません。
そのような時代の先には、結局真面目に経営を行っている会社が勝つ世界が待っていると、私は考えています。
小手先のテクニック習得も無駄ではありませんが、商売の根っこを太くすることの方が大事ですと、ずっとデジタルの世界でやってきた私としても危機感を持ちながらも確信しているところです。
今回は以上です。
何かまた別のリストに載ってしまったのか、問合せフォーム営業以外の直メール営業が1月くらいから急増しました。
ただこっちのパターンはGmailの迷惑メールフィルタがほとんど全部はじいてくれるのでありがたいです。たまに迷惑メールフォルダを見ると、フィッシングと一緒になかなかの量が来ております。
コロナで許される時期はもう終わりつつあります。
コンバージョン1%として、残りの99%にも嫌われないやり方をしないといけませんよね。
では、またメールしますね。