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2020年ヒット商品番付に見る、買い手の心理

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今週のトピックス

みなさんこんにちは、ラウンドナップ・Webコンサルティング中山です。

先週、うっかりして書いた気になっていました…。お恥ずかしい限りです。

さて、日経MJの昨日の号をみましたら、2020年ヒット商品番付がでていました。

特に何かアンケートなどを行ったわけではなく日経MJ編集部の選定です。

上位だけピックアップすると

  • 横綱:鬼滅の刃、オンラインツール
  • 大関:おうち料理、フードデリバリー
  • 関脇:どうぶつの森、アウトドア
  • 小結:有料ライブ配信、プレステ5
  • 前頭1位:エコバッグ、D2C

後は

  • 敢闘賞:植物肉バーガー
  • 技能賞:あざとい
  • 話題賞:ワーケーション

でした。

2つづつあるのは、相撲の東西をもしているためです。番付ですので。

マスコミ系にありがちな、実質プロモーション目的というものではなく、結構納得感がある印象です。敢闘賞などの特別賞系はクエスチョンマークが付く部分がありますが…。

記事では、キーワードは「デジタル化(暮らしのDX)」と「外出欲求」だとしています。

もちろん、それも1つの表面としてはあると思います。

ただ、私が感じたのは以下2つです。

失敗したくない、無駄なことをしたくない心理の加速
コストに対する感覚が相対値から絶対値に変化してきている
それぞれ簡単に書いていきます。

失敗する心配がないものに飛びつく心理

まず、「失敗する」正確には「失敗したと思われる」ことに対する、忌避感がとても強くなっている印象です。

時間なりお金、そして外からの見え方について「しくじった」と思われることに対しての、恐怖、そうですね、もはや恐怖レベルだと思うのですが、それがかなり強くなっていると思うのです。

今年起きたブーム、だいたいが「いきなりドカン!」ではなく「ジワジワ来て、どこかでドカン!」なんですね。鬼滅の刃も、どうぶつの森も、後は番付にあったのは「香水」「量産型メーク・ファッション」「YOASOBI」など、特に香水なんてわかりやすいですが、ジワジワ来てどこかでキャズム超えて爆発ですよね。

これは、雪だるま式というかスパイラル的というか、話題になり始めて、それが少しづつ広がっていくと「これに乗っても大丈夫だ」「これは安牌だ」という安心感が追い風になって、どんどんそれが加速しているのだと思うのです。

鬼滅の刃も、アニメ化で「火がついた」と言われますよね。それは、漫画版がそれまであってすでにファンがいたわけです。

「あざとい」も、「あざといけれども、頑張ってるよね」が浸透してきたからこそ、番組ができるくらいになったのでしょう。頑張っているという部分にフォーカスするように時間をかけて育ててきたとも言えますが。

もちろん、昔ながらのブロードキャスト型の戦略PRが効かなくなったので、ということもあるでしょう。

でも、根っこには「安心しないと、少なくとも人に言えるレベルで飛びつけない」のだと思うのです。

これが正しければ、B2BであろうがB2Cであろうが、ものを売る際は不安を取り除くことが第一ということになります。

そして、メリットは最初は何となく匂わせる程度で良いということ。

また、サポーティブコンテンツを、きちんと揃えることが大事だということでしょう。

また、失敗する可能性があるなら「見えない形で失敗できる」ようになっていると、よりよいのではないでしょうか。

コストが相対値から絶対値に

コストが相対値から絶対値になったというのはどういうことかというと…

例えば、考え方としては「100のコストを払ったら1000のリターンがありそう」と思ったら、シンプルに見ると10倍のリターンがあるんだからこれは飛びつくだろうと考えるわけです。この「10倍」というのが相対的コスト感です。

対して「100もコストを払わないといけないのか、結果的に1000になるとしても」と、結果はさておき、自分が支払うことすの絶対値に注目するのが絶対値的コスト感です。

コストは、お金もそうですし時間や体面なども含まれるざっくりとした考え方です。

売り手側としては「こんなにリターンがあるのに、なんでやらないんだろう?」と思うことって増えてると思うんですね。でも買い手側は「良いのはわかる、多分払って想像以上の喜びがありそう、でも最初にこんな面倒事やらなにやらがあるから…いいや」と思う傾向があるなと。

これは、感覚なので、なかなか証明というのが出来ないのですが。そう感じています。

しかし、とにかく最初の敷居を低くして、何かを体験させてあげる。低いコストでお試してもらう。

そして、得られるものに安心してもらったら、その後ろにより大きな商品へのステップを用意していってあげる。

フロントエンドからバックエンドまでの構築が、とても重要な時代だと感じています。

待っていても来ない、体験してもらうための活動が重要

こういった流れなのと、巣ごもり状態のために情報はインプットされどもアウトプットされづらい状況で飽和しています。

今は、とにかく待っていてはだめ、何かしら、自分たちのサービスなり商品を直感的に体感できるような行動が効果的に思います。

そういう意味ではビジネス系もしっかり動画や音声を使っていったほうが良いように思いますし、写真やテキストも、いかにも体裁良いものよりも、生々しさを重視した、本物っぽいもののほうが良いでしょうね。

そういうことを考えて、Webマーケティングを行えると、よいのではないでしょうか。

中小企業向けに全国を商圏としてアドバイザー・コンサル・制作やってます。お悩みのことがあれば、お気軽にご相談ください。メール相談は対応早いです。電話はちょっと今対応難しいです。すみません。時間が…。

Webinar最新回のご案内

第266回:Web関連サービス選びは「サービスの安定継続性」を大事にした方がいい

音声配信:
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/zhong-shan-yang-pingno-non/id750899892

動画配信:https://youtu.be/Wy_CBbZijRU

今回は、Web関係の様々なサービスの選び方について、一般的にあまり触れられないが、大切なポイントを扱います。

機能や価格や人気などで選びがちですが、それ以外にも大事なポイントがあります。それは安定して継続されそうなサービスかどうかです。

では、それはなぜなのか、背景と理由について扱っています。

 


YouTube以外では「ながらぎき」音声を配信しています。SpotifyやStitchなどでも配信されています。

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さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。

フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。

Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。是非読まれた方はブログやAmazonなどでレビュー書いて頂ければ幸いです。

今後の配信コンテンツの方向性を決める上で、是非生の声を頂きたいです。

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LINEやTwitterなど気になった話題

※今回はなしです

終わりに

例にもれず我が家も家族で、『あつ森』をやっています。4人で1つの島なのでマイデザインの枠の取り合いです。増やして任天堂さん…。

「あつ森」って良い意味で退屈というか、しくじらない世界なんですよね。

取り返しのつかないことって、ほとんどないんですよ。なので、安心してやれるんです。

お腹がへることもないし、お金がなくてひもじくなることもないんです。

いつ行っても島の住人はいつもどおり暮らしているんです。

この、安心して戻れる世界というのが、何かこう引き込まれるのだろうなと思います。

子供が自然とやるのもそうだと思うんですね。子供って何度も何度も同じ本を読むじゃないですか。飽きるんじゃないの?と大人は思うわけです。

でも、子供としては「期待通りの予測通りのお話の展開がまたやってくる」っていう安心感なのだと何かで読みました。多分そういうことなのではと思うところです。

そんな事を考えながら、釣りをしながら寝そうになったり、散らかった島を掃除する役割をこなしております。

さておき、乾燥も強いので皆様お体にはお気をつけくださいませ。

では、またメールしますね。

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