配信日:2012年8月2日
みなさんおはようございます。
ラウンドナップ・コンサルティング代表の中山です。
相変わらずじりじりと、焦げるような暑さが続きますね。
小学生の声が良く聞こえてきます。子供は元気ですね!
朝のラジオ体操の、眠いけど1日が始まってワクワクした
あの気持ちを、何となく思い出す今日この頃です。
そんなワクワクを思い出しながら、読んで頂ければ幸いです。
今回もコンサルティングでよく頂く質問から、です
前々回くらいでしょうか、ChatWorkを使って行っているコンサルの一部を公開しました。
これが、なかなかに評判が良かったので、今回もご相談を1つ取り上げたいと思います。
今回のテーマは「 デザイン 」です。
そう、あのやっかいでつかみ所が無くて、何を基準に決めたらいいのかさっぱりわからない、結局何となくイメージで決めてしまって、これでよかったのかなぁと後悔する「デザイン」です。
今回ご紹介する質問は
「会社のWEBサイトをリニューアルしようと思っています。今までは無料ブログでやっていて、さすがにこれではまずいと思いまして…」
「で、デザイナーさんに作ってもらっているのですが、いくつか案を頂いてる中で、どれがうちに合っているか、全然見当が付かないんです…どうしたらいいでしょうか」
というものです。
これは、一度はみなさん似たようなご経験があるのではないでしょうか。
あなたの会社のWEBサイトに合ったデザインは?
デザインで悩む方は、経験的にほとんどの方が
- デザインがマーケティングにおいて重要なことは、何となく分かっている
- なので、きっちりと商売に繋がるように作りたい
- デザイナーさんに頼んだけれども、やっぱりプロ、どれもきれいで、いい印象
- いったい、どの案を選んだらいいんだろう?
といった心理を抱えていらっしゃいました。
考えれば考えるほど、よく分からなくなってしまうそうです。
当たり前ですよね、プロではないのですから……と言いたいところですが、いい方法が、というか考え方があるんです。
この考え方を持って頂ければ、ある程度判断をしたり、注文がつけられるようになります。
「服装・振る舞い・態度」が相手のイメージに合っているか
メルマガやコンサルでもお伝えしている通り、WEBサイトは「オンライン上の販売員」だと考えるのが、分かりやすいです。
そして、そう考えたときデザインが何に当たるかというと
- 営業スタッフの服装
- 営業スタッフの立ち振る舞い、態度
などにあたります、よね。
ここで一度、リアルの世界を考えてみて下さい。
例えばあなたが、保険の外交員に来てもらったとします。保険を検討しているからです。
その時に
- 濃紺と白のピシッとしたスーツを着て、しゃきしゃきと動く人
- 白衣を着て、聴診器を首にかけて、静かにゆっくりと喋る人
だったら、どちらに会いたいでしょうか。…もちろん「1」ですよね。
でも、これが病院の中だったらどうでしょうか。…その場合は「2」ですよね。
…
つまりこれはどういうことかというと
「お客さんは、自分が持っている”こういう人が来るはずだ”というイメージに合っている人が来ると、安心する・ほっとする」
ということなんです。
そしてその時に「まず最初に」大切なのは
「服装・振る舞い・態度」といった、見た目の部分なんです。
第一印象、人間はまず「視覚」から入るんです。
これはとても大切なことですね。
これをWEBサイトに当てはめると
では、またWEBサイトに戻します。
リアルの世界では「相手の思っているイメージに近づく」ことが大切でした。
このことはWEBでも全く同じ事が言えます。
相手が持っている「こういうサイトならこんな感じになっているだろう」という期待に、できるだけ沿うことが大切なんです。
それだけで「自分が今見ているサイトは、自分が探していた種類のサイトだ」と思ってもらえるので、離脱率が下がります。
具体的には、競合他社のサイトを20〜30社程度リサーチし、そこから
- 「この商品やサービスで使われている色」を数パターンあぶり出す。
- キャッチコピーなどのテンション(イケイケなのか、上品なのかなど)
- 言葉の使い方(どのくらい漢字を入れるのか、文章量は多いか、など)
- サイトの構造(ヘッダーやコンテンツなどのバランス)
をあぶり出します。
そして、それを前提として「こういうサイトを見るターゲット層は、こういう見た目や雰囲気やしゃべり方を求めているんだ、ならそれと同じようなものにしよう」と考えていきます。
その結果「自然とお客さんが、悩まずにサイトに入ってきてくれる」という状態ができれば成功です。
まとめ
このように、デザインを考える時には「このデザインは、ターゲットとしているお客さんの脳内にマッチしているか」と考えることをおすすめ致します。
判断ができなければ、競合他社をリサーチしたり、お客さんに聞いてみたりして下さいね。
それでは本日は以上です。
追伸
逆に制作側の立場の方は以下の記事を是非ご覧下さい。
私がDTPやWEBデザイナーをバリバリやっていた頃の経験も含めて書いた「顧客にデザインの意図を納得してもらうために考えた方がいい5つのステップ 」です。