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【Web戦略】シニア層へのスマホ浸透率とスマートスピーカーのマーケ的意義とは?

みなさんこんにちは、ラウンドナップの中山です。一転雨が続き、少し前の猛暑はなんだったのかと思わせる日々です。我が家のワンコはお散歩に行けない日が増えて、いささかご不満の様子です。とは言え暑くなればきっと「あの頃は良かった」と思うのでしょう…。

最近は、高齢者の事故がクローズアップされていますが、私としては高齢者のスマホ利用率がグンと上がっていることが気になります。もちろん「スマホを持っている=ネットをガンガン使っている」ではないことは織り込む必要はありますが…。

以下はNTTドコモモバイル社会研究所のデータです。(元ネタ:https://dime.jp/genre/727964/ )

ちなみに2018年は70-79歳は男性が41.6%、女性が41.3%でした。

1年で15%増えて、男女ともに半分を超えました。ガラケーがもう無いのでスマホにしたというケースも多いでしょうが、プラットフォームがスマホに全年代で完全シフトするのはもう数年、買い手として活発に動く層はすでに移行済みと考えて良いでしょう。

シニア層向けの商品を出していて「まだスマホが浸透していないから」という理由をつけて何かと数字を作っていると危険かもしれません。

Googleアナリティクスの年齢データは、Googleアカウントのデータを基にしているので、ある程度参考値としてみる必要はありますが、経験的には充分参考になると感じます。OFFになっている方はまず設定からONにしてみて下さい。アフィニティカテゴリやインタレストカテゴリは中小企業は使いづらいですが、デモグラ系は使い道があります。

さて、後は昨日のニュースでAppleから、スマートスピーカー「HomePod」を夏に出すというアナウンスが成されました。既にAppleStoreに販売ページがあります。

正直スマートスピーカーはGoogleにしてもAmazonにしてもまだまだ商品としてはイマイチです。それは各社分かった上で出していると思われます。将来良い製品とするために、まずは出してデータを取って、本格的に主役になるときにきっちり洗練させておくという方向ではないでしょうか。

背景としてマーケティング面で、いろいろ飽和状態になっているという事があると思います。あらかた顕在的なニーズは満たし尽くしていますし、潜在的な物も能動的なアプローチから派生する物は、かなり掘り尽くされてきているでしょう。

で、その次のフロンティアが、人間が潜在的に持っているもの。タイミングなども含めて。これって文字を打つとかより本能的な「話す」時の方が出やすいと思うんですね。

そういうところのデータにアクセスしたいという背景があるのではないかと、私は考えています。

それが怖いかというと、むしろ面白いんじゃないか?と感じます。人間の内側を引っ張り出してもらいたい物です。AIもしかりですね。楽しみです。


さて、毎週配信の情報の中からピックアップしていきます。よろしければご登録下さい。匿名なので出ても入っても分かりません、私に分かるのは登録人数だけ…。

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[1]かつての「ずば抜けたトップ営業マン」が没落した理由 | ダイヤモンド・オンライン

https://diamond.jp/articles/-/207231

内容としては「刈り取り型をやっているとダメだからナーチャリング(見込み客育成)をしましょう」です。Webマーケティングにきちんと取り組んでいる方からすれば、今更?という感じかもしれません。私がWeb業界に入った15年強前から、周りはこういうやり方にシフトしていました。

ただ、NewPicksでついているコメントを見ると、まだまだ「最近こうなってきた」「これからの時代こうしていかなきゃ」という内容が非常に多いです。つまりは、まだまだ刈り取り型からシフトできずに苦労している人が多い。

NewsPicksの利用者は他のSNSと比べると「普通の会社の人」「大きめの会社の人」が多く、リアル世界の声に近いと思います(少なくともHatenaやまとめサイトやTwitterよりは)

と考えると、まだまだ出し抜けるフェーズだということですね。

ウェブでの戦略を考えていると、ウェブで上手くやっている所ばかり目に入りますので「これから初めても、後追いなのかな」「みんなにおいつくために、マイナスを減らすためにやるイメージかな」と思いがちです。

ただ、実際の社会全体を見るとまだまだこういう刈り取り型の意識の企業が多いというのは、良くも悪くも大事なポイントです。

また、こういう流れになるとすぐ「マーケティングオートメーション・SFA・CRM」を入れないと、という方向に業界はなりますが、そんなのは後で大丈夫です。マーケティングの仕組みを前提に、会社の中の仕事の取り方に関する考え方を変えることができれば、ツールなんてなんでもいいんです。

「これをやるならツール必須」という直結思考は「ツールを入れればなんとかなる」の裏返し。

まずは考え方をきちんとインストールして頂ければ幸いです。

[2]「私がメーカー担当者ならメルカリを見る」二次流通を踏まえたマーケティングに必要なこと :MarkeZine

https://markezine.jp/article/detail/31436

これはとても納得できる!と感じましたのでご紹介です。
メルカリ側目線での記事なのですが、フラットな目線でまとめられています。

現状のフリマアプリの生活への溶け込みぶりを考えると、二次流通と戦うのではなく、二次流通を前提とした商売に切り替える方が良い結果に繋がるでしょう。

そうであれば、記事にもあるように二次流通を前提として、新品購入のハードルを下げる、ロイヤリティを高めるといった方向の施策が効果的では。ロイヤリティが高まれば売りたくない、手元に残したい商品も増えるでしょう。シナジーを出すという方向が良いと思います。

そして思うのは「中古」ではなく「二次流通」と言う言葉に買い手の頭が切り替わった瞬間、爆発が来ます。
現状、二次流通と戦っているところのスポンサリングや案件を大手広告代理店は抱えているでしょうから、マスでそういう動きはしばらくはないでしょう。

しかし後ろのパワーバランスが変わって、マスを主体に言葉の切替が行われたら、言葉にしみこんでいるマイナス要因がなくなり、心理的障壁が一気になくなってマーケットは何倍にも拡大するでしょう。

バーゲン・セールという言葉もそうだったのではないでしょうか?「売れ残り」ではダメですよね。アウトレットも「在庫処分」ではダメですよね(まだましですが)

言葉の切替は大きな思考の変化を生み出します。中古についても、遠い日ではないと思うのです。

そこを見据えて商売を考えないと行けませんね。

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さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。

Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。

是非読まれた方はブログやAmazonなどでレビュー書いて頂ければ幸いです。

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