今週のトピックス
おはようございます、ラウンドナップ中山です。
そら案内の花粉指数が2になって「上がってきた…」と思う一方「これでまだ2なのか…」としょぼくれる朝です。
さて、今回はTwitterにも投げたこちらの話題を掘り下げたいと思います。
今の時代行うべきマーケティングに真っ向から逆らうやり方です。
これをサービスにしている営業会社がたくさんある事に、なんとも言えない思いです。
「かき集めた問合せフォームに、絨毯爆撃で営業するやり方を”問い合わせフォーム営業”と言う模様。」
かき集めた問合せフォームに、絨毯爆撃で営業するやり方を「問い合わせフォーム営業」と言う模様。
それを推奨する会社や、果ては自動ツールがある。
やってることがコメントスパムレベル。これは、もの凄い印象悪くなるので、長く商売したいなら絶対やめた方が良いです。
— 中山陽平|反響獲得と企業のWebスキルアップを両立するWEBコンサル(株Roundup代表取締役) (@b_gone) February 17, 2020
微妙にいろいろ勝手に名前をつけているらしく
・フォーム営業
・フォームアプローチ
・問合せフォームアプローチ
などの名称が使われているようです。詳しく知りたい方は検索して頂ければ出てきます。
「問合せフォームアプローチ」とは?
要するに「ホームページの問合せフォームから営業メールを送って、営業しよう!」ということですね。
これは違法かというと違法とは言えませんのでやっかいです。メールであれば、承諾のないメールは基本的に未承諾広告で法律違反になります。特定電子メール法ですね。
しかし例えば、テレアポで使われるリストは違法ではありません。リストの販売も違法に入手した物でなければ、犯罪ではないです。もちろんそこに電話をかけることも。
同様に、今回の問合せフォーム営業も、テレアポと同様、公開情報を集めてリスト化してリストそのものやツールを売っているだけなので、実害レベルまで行かないと迷惑行為レベルで終わりでしょう。
とは言え、実態はスパムメール配信です
じゃあやってよいか?というと、20年前のネットならまだしも、今はマーケティングの観点でもマイナスしかないので、やめた方が良いです。
この営業手法を自動化するツールも、ざっと調べたら2社、多分探せばもっとありました。
フォームをメールアドレスに置き換えたら、もう一昔前の一斉メール配信サービスと全く変わりがありません。
「作成した営業リストに対し、自動でメール送付またはお問い合わせフォーム投稿でアプローチできます。」などという宣伝文句がHPにあり、あぁここは昔未承諾メール配信サービスをやってたけれどできなくなって、抜け穴としてやっているのだなと…。
お客さまの声にも「ボタン1つで1日最大1000通メールを送れます、月に2万通は必ず送れるので、どんなに低くても0.1%のアポが来れば20社は取れる」などと、うーん、いつの時代のインタラプト営業の話だ…という内容が。
自社と似たサービスがたくさんある時代に、信頼を毀損する手法は絶対ダメ
これ、なんでやめた方がいいかというと、先ほどのお客さまの声で言えば「2万通送って、20社取れる」わけですが、それはつまり「2万通送って、19万9980社からは取れない」訳です。
そしてその中のうち少なく見積もって10%がメールを見て嫌な思いをしたら?
それは、毎月1万9998社に嫌われていると言えるでしょう。
1回なら名前を覚えていないかも知れませんが2度3度あったら、覚えます。
アクセス解析しているところは1発で覚えるかもしれませんね、なんせ解析結果に影響が出ますので。
ぼったくり居酒屋のように、ダメになったら名前を変えて再出発という気持ちでやるなら、どうぞと思います。
しかし、ずっとその商号を背負ってやっていくなら、絶対に信頼をを削るセールスはやってはダメです。
なぜでしょうか?
それは類似サービスがたくさん見つけられる現在、大事なのは
「多少高くても、多少あれでも、やっぱりあなたのところがいい」
と思ってくれる、お客さんとの信頼関係作りだからです。
見込み客レベルの話で言えば
「あそこの会社は変な噂聞かないよね」「時々ネットで偶然ページに出会って助かったことあるよ」
といったポジティブな印象の積み重ねだからです。
今、情報が多すぎて、そして各社がいろいろな判断基準を提示して自社の優位性をアピールしてくる物ですから、買い手は、超大型ショッピングセンターを1日で回れと言われているような状況になっています。
そうなると、もう「自分にとって最高の一品」を探す前に疲れて、カフェでお茶飲んで帰りたくなってしまうのです。
しかしその時に「なんだかよく見る良い印象のお店があって、そこで悪くない一品があった」としたら、どうでしょう。
そこにする人が多いんです。
そういう「ブランド」言いかえると「信頼」を構築していくことが、生き残って行くにはとっても大事なんですね。
その観点で全ての情報発信、マーケティングを行わなければなりません。
社長が炎上して会社が傾く…少なくないですよね。大塚家具しかり。
懸命な方は、絶対にやめてください。
きっと、問合せフォーム営業の営業も、問合せフォームからくると思いますので。
ちなみにうちは、営業問合せ専用フォームを用意しているにもかかわらず、週に10-15通は普通の問合せフォームに営業メールが来ます…。Googleアナリティクスから手動でCVを取り除きたいです。
※NewsPicksでいろいろピックしています。
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NewsPicks – 中山 陽平
https://newspicks.com/user/213774
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2019年度版もいずれ出しますね。
日刊情報配信からピックアップ
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[1]iPhone/iPadの画面をテレビで楽しめる「HDMIミラーリングケーブル」
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2002/17/news114.html
端的に言えば、iPhoneのLightning端子とテレビのHDMI端子を繋ぐケーブルです。慣れている人間から考えると、FireStickにミラーリングで飛ばせばいいんじゃないかなどと考えますが、慣れてない人に撮っては物理ケーブルに挿せば使えるというのは、分かりやすいのです。
また、出先でモバイルのミラーリングをしたいとき、向こうにMiracastやAirPlayできる環境があるとは限らないので、これ一本持っていると、iPadだけで出歩いている自分としては安心感ありますね。
多分出たら買います。数本。
[2]アマゾンの新兵器「普通すぎるスーパー」の野望
https://newspicks.com/news/4638166?ref=user_213774
NewsPicks会員でないと途中までしか見られないと思いますが、要するに普通のスーパーをAmazonがはじめたのです。無人レジなどはありません。いわゆる従来のスーパーです。
狙いとしては、未だにAmazon始め通販を使わないユーザーに対して、露出し、じっくり転換させていくためでしょう。日本でもまだまだ多いですよね。
これは「マーケットの中で争う」のではなく「マーケットを拡大する」もので、実は同じマーケットにいる競合としては、ありがたい側面もあります。パイが増えるからです。
そうしないと、どんどんレッドオーシャンになっていきますので、外に外に拡大していくのですね。
本当はWeb業界もこういうことをしなければいけないのですが、大手も含めて既存の取り合いでレッド化がどんどん進んでいますね…。離れた人は離れたままで、苦しんでいます。
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今回はWebマーケで重要な「お客さま理解(顧客理解)」について、その難しさと、なぜ難しいのか、じゃあどうすればいいのか、をお伝えします。
お客さまを知り、分析する、理解することはマーケティングにおいてもセールスにおいても重要です。Webの世界ではペルソナやカスタマージャーニーなど、顧客理解にまつわる様々なやり方がありますが、それ自体が難しいか、作れたとしてもイマイチ活用できない物や夢物語になっているケースが少なくありません。
なぜそうなるのか?それは一足飛びに「第三者」という難しい所にチャレンジしているから。
その前に、もっと近くの物からトレーニングをして行くことが必要です
詳しくはYouTube / Podcast をご覧・お聞き下さい。
動画を直接見られない方は以下からどうぞ。役に立ったら評価お願いします。
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- Podcast音声版はいつも通りiTunesか、Web配信をご利用下さい。
- iTunes Podcast公式:http://bit.ly/roundup-podcasts
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- Web配信:https://roundup-inc.co.jp/nakayama/223-kokyakumesen/
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終わりに
サムソンの折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」値段が出てびっくり18万円で21.5インチiMacの一番上のより高いわけですが、反応を伺っているところもあるかと思いますので、市場の反応が気になります。
昔からストレートばっかり使っていた(パカって開ける一手間がめんどくさい)ので、買うことはないのですが、これ予想外に売れると、低価格帯含め、今後のラインナップに食い込んでくる可能性がありますね。
とは言え、これくらいコストをかけないとある程度インパクトがある端末は出せなくなったわけで、今後は端末メーカーは厳しいです。HTCももう作らないみたいですし。
個人的にはスマートな眼鏡型が進化していくといいなと思います。
ではまたメールしますね。
中山