今週のトピックス
- 130万円は相場の半分は本当か?未だに売り手の都合でしか考えていないWeb業界
- 「加工が民主化」されたことによる、最初に取り除くべき障壁が変わった
- ホームページを自分の手に取り戻せるかが生き残るカギ
- 月刊小冊子が電子版になってリニューアル
- Webinar最新回のご案内
- 情報配信LINE@・Twitterから抜粋
- 書籍などのお知らせ
- 終わりに
おはようございます、ラウンドナップ・Webコンサルの中山です。なかなか開けない梅雨ですが、コロナショックの方もなかなか難しい状況が続いています。
厚生労働省によるうと、新型コロナウイルス感染拡大に関連する解雇や雇い止めが、見込みを含めて29日時点で4万人となったとのことです。リーマン以上の勢いのようです。(そして、退職勧奨による退職はもっと多いでしょう。)
私たちは早く、この世の中でどうやってニーズをすくい取り、あるいは産み出し、価値を提供していくかを考えなくてはなりませんね。
例えコロナが「安全」な存在になったとしても雇用がすぐに回復するわけではありません。AEONの吉田社長も収束したとしても、経済的なダメージを受けているので購買力はしばらく落ちると言っていましたよね。
130万円は相場の半分は本当か?未だに自分の都合しか考えていないWeb業界
さて、ウェブ周りも、もともとどんどん「夢」から覚めた買い手企業が増えて、Web関連会社にお金が落ちなくなっている中、コロナでさらに案件が減っているところが多く、廃業しているところも多いです。
そんな中私としては少々「ショック」だったのは、同じ出版社から出ているのであまり言いたくはありませんが、例の『130万円』本。制作をする側のひとたちに、どうも人気があるらしいですね…。
あの本、私も読みましたが、
端的に言えば「売り手の都合」が書いてあるだけなんです。
「こんなに大変なんだよ!人件費だけでこんなにかかっているんだよ!だからこの予算でも安いんだよ!」
という内容なのです…。
確かに、自分の売上を増やしたい人にとっては、都合が良いのでしょう。
しかし、事業会社側としては、見るのは投資対効果なのです。
売り手が提示する価格で売れないなら、それはその価値がないと思われているからです。
または、そう思わせられていないから。
あの本に賛同していたら、業界で生きていく道は無いと思います。
…
そもそもホームページを何百万かけて作る時代ではないんです。
パラダイムシフトしているのです。
ブログやSNSによって情報発信が民主化し、YouTubeや編集ツールの発展で動画配信が民主化し、さまざまなものが事業会社側・個人側で行えるようになっています。超低コストで。なので4マスはTV除いて斜陽ですよね。
そして、ホームページだって民主化されているんです。
「加工が民主化」されたことによる、最初に取り除くべき障壁が変わった
結構多いですね「リニューアルしたら悪化した」ケース。最近またご相談が増えています。コロナ関係なくご相談はあります。
だいたいの場合「きれいに作って、集客戦略もそこそこちゃんと練られた」ものです。
でも反応が落ちているケースは決定的にかけている物があります。
それは「生々しさ」「ヒトケ」です。
お客さんからは「なんだか敷居が高くなって相談しづらくなっちゃった」「自分のところは相手にしてもらえないような気がした」「気合いを入れて問合せしないと、怒られる気がした」などの感想が、リニューアル後に寄せられたりしますね。
今情報あふれています。そして「加工」も民主化されています。
なので買い手は、ネット上の情報や画像や動画、それを疑いなく吸収してくれる時代ではないのです。どこかで「ほんとかなぁ」「盛ってるんじゃない?」と思っています。
それが最大の障壁であり、まず取り除くべきものなんです。
その時に一番効果があるのは「生々しさ」なんです。あっ、これって多分飾ってないな、と思ってもらうことなんです。
だから、きれいなだけのHPって、反響取れないんです。
ホームページを自分の手に取り戻せるかが生き残るカギ
で、こういうのを出すのって、もう外に出すより自分たちでやった方が良いんですよ。
現場に近いし、すぐに写真や動画も撮れるし。
きれいに作る必要、ないんです。もちろん見やすい、読みやすいなどは大事です。なのでYouTubeで文章力大事という話もしました。
そしてホームページ作成も、自分でやろうと思えばできるようになるツール、いっぱいありますよね。Wordpresssだって慣れは必要ですが、うちのお客さまも自分で更新できてます。
管理が手間なら、WixとかWordpress.comとかJimdo でもいいです。スマホ対応もできます。見栄えはそれは作ってもらうよりはアレかもしれませんが、特にスマホ閲覧の場合、デザインが及ぼすインパクト大きく減りますので、なんとかなります。
今後生き残るキーワードは「ホームページを自分の手に取り戻す」です。
お金をかけるなら、改善のサイクルを回すところです。
なんだか難しそう…と逃げていては、この先未来はありません。どうやったらWebという大切な場での販売の主導権を自分たちが持つことができるか。
うちも、まずはシンプルに30万くらいで作って毎月お手伝いする方を、きちんとプラン化して提供しようかと思っているくらいです。
みなさんも、売り手目線の情報にはお気をつけ下さい。そのための知識もきちんと入れて頂ければと思います。
月刊小冊子が電子版になってリニューアル
新型コロナによる混乱の中、一時的にニュースレターの配送を停止しておりました。流通に負担をかけることや、リモートワーク・テレワークの流れに沿わないという考えのもとでございました。
そして、今後の「働き方」を考えまして今後はデジタル配信に移行することに致しました。
本日ご案内する新7月号から、PDFとEPUBでのデジタル配信となります。
今すぐ、こちらのフォームからご登録下さい。
Webinar最新回のご案内
第248回:自社のHPが分かりづらいと思ったら「視線の流れ」をセルフチェックするとよいかもしれない
動画を直接見られない方は以下からジャンプしてご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=XPmthtepw_s&feature=youtu.be
今回は、少しWebデザイン、マーケティングを前提としたデザインについて取り扱います。
自分のホームページを見たときに「なんだか分かりづらいなぁ」「なんか頭に入ってこないんだよなぁ」と思われたことはないでしょうか。
その原因は多種多様にありますが、1つの効果的な着眼点として「視線」があります。そこで今回は視線誘導について知っておくことの重要性と、改善点の見つけ方について取り扱います。
よろしければ、HPを改善したい方は続きをご覧ください。
- 音声版ながら聞きはPodcastからどうぞ。
iTunes Podcastディレクトリ:https://podcasts.apple.com/jp/podcast/zhong-shan-yang-pingno-non/id750899892
GooglePodcast : http://bit.ly/google-podcast-jp
ミラー:https://roundup-inc.co.jp/nakayama/post-10555/
日刊情報配信からピックアップ
LINE@です。
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LINE@の登録はこちらから、もちろん無料です → https://lin.ee/5NzoMnY
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Twitterには投げているのにLINE@すっかりサボっていてスミマセン…。今週は4連休の後でてんやわんやです。ラウンドナップ・Webメソッドの方には、久々にニュース動画アップしました。登録者の方はぜひ。
[1]「どうかお願いします」転売ヤーからSwitchを買わないで。 / Twitter
https://twitter.com/i/events/1288660909427052547
未だに品薄ですね、ちなみにPS4とかXboxも高くなってますね。5chの特価スレなど見て頂くと、どんなメンタリティで転売ユーザーが動いているか分かります。そりゃあ手に入らないよねというところです。
しかし、とはいえちょっと高くても、手に入れたい人もいるんです。悩ましいですね。
必要な物が必要な人にスムーズに届く時代にしたいです。
[2]自分のHPがコピーされたら?
https://twitter.com/b_gone/status/1287916543787950080
他の方の記事を元に、ざっとスレッドで書いています。いろいろなサイトのSearchConsoleとか見ていますが、まぁ多いですね。代替状況も同じです。気をつけるべきものと放置していても大丈夫な物があります。詳細はTwitterの方ご覧下さい。
うちも、急にAhrefがリンク数アップを検知したと思ったら、パクられだったりします。Wordpressはきちんとバージョンアップしないと怖いです。
バックナンバーのお知らせ
過去分ニュースレターのご案内
※ラウンドナップ・Webメソッドの中で、
また、
著者ページ → https://www.amazon.co.jp/-/e/
2019年度版もいずれ出しますね。
書籍は最初の一歩にお勧めです
Amazonか大手書店で販売中です。既に中古があったりと、物の循環がとても速くなった今という時代を感じます。
さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。
Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。
是非読まれた方はブログやAmazonなどでレビュー書いて頂ければ幸いです。
今後の配信コンテンツの方向性を決める上で、是非生の声を頂きたいです。
今すぐAmazonでご購入ください → http://amzn.asia/15AeH9k
終わりに
今回は普段あまりやらない、
そんなのが可愛く見えるようなサービスの営業も、
なんとか100撰などと同じですね。
苦しい時期は、メソッドの方で紹介したような詐欺も増えますが、
無料セカンドオピニオンサービス、多分やると思います。
では、またメールしますね。
追伸:毎週日曜日は花火が上がるということで、
中山