今回の内容について
今回はホームページ・Webサイトの名前をつけるときのポイントを、まとめています。1度決めたことをくつがえしづらい大企業でなく、小回りのきく中小企業は、CIなどを考えて足踏みするより、今回のPodcastでお伝えしている所だけキープし、速くリリースして改善のサイクルを回す段階に入ることを優先して頂きたいです。
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エピソード詳細
今回は、「サイトの名前はどうやって決めればいいのか?」というご質問にお答えします。
サイト名の名づけは重要だが、「最重要」ではない
名前は非常に重要です。
ブランディングや、サイトが大きくなっていく・いろんな人に見られていくときにサイト名は重要になります。
ですが、私の見解としては、あまり気にしすぎないほうがいい、そこにこだわりすぎて前に進めないなら、ある程度こんな感じだろうというところで区切ってしまって、実際にサイトを作るほうへ進んでしまっていいと考えています。
巷で、サイト名の名前をどうするという話になると、「コーポレイトアイデンティティから逆算して」とか、「いろいろなマーケットの分析をして」とか、「ちゃんと意味をこめて」だとか、いろいろな意見があります。
それはそれで間違っていないですし、特に、大手が作るメディアやサイトでは、いろいろなところで名前が一人歩きしていきますから、きちんとした由来や差別化といったものを考えていかないと、少なくともマス媒体に載ったときになかなか浸透しないということはあるんですね。
ただ、そうではなく、一企業が販促サイトとしてひとつ別のサイトを作るようなサブサイトのようなもの、あるいはメインサイトでも自分の会社名を頭につけて、そのうえで、一般消費者に対してサイトを作るとか、そういったケースでしたら、そこまで、ブランドを構築するようなプロセスにのせなくてもいいというのが、私の考えです。
そのほかにも、サイトを作る上で考えなければならないことは山ほどあります。サイトの名付けは、優先順位がそこまで高くないと私は考えます。
サイト名で一番重要なのは「わかりやすさ」
では、適当に名前を付けたらいいのかというと、もちろんそんなことはありません。いくつか守っていただきたいポイントというのはあります。
まず、一番重要なのは「わかりやすさ」です。
そして、そのサイト名を見ただけ・聞いただけで、そのサイトの内容がなんとなく想像がつくこと。
いったいどんなサービスや商品を扱っていて、そしてどんな悩みを解決してくれるものなのか、あるいは、何に関しての情報が載っているのかが、ぱっとすぐわかるような名前が一番いいです。
さらにそれが「長すぎない」「なるべく短い」のが、覚えやすく理想的な姿です。
ユーザーの「用途」からサイト名を考える
一時期、「××の119番」「○○の窓口」といったサイト名が爆発的に増えた時期がありましたが、あながち間違っていない、正しい選択といえます。
ユーザーが求めているのは会社名ではなくて、自分の目的から検索してたどりつきます。実際、サイト名や会社名を覚えてないケースも多いです。
例えばみなさんが乗り換え案内を検索するとき、「乗り換え案内」で検索しますね。
普段、NaviTimeを使っている人でも、「NaviTime」と入力して検索するよりも、「乗り換え案内」と検索したら3番目ぐらいに「NaviTime」が来るからそれで検索する、というように、目的から検索することが増えています。
お客さんは「用途」「自分が何をしたいか」から考えて情報収集をします。大事なのは、そのサイトが何を扱っているのかが、すっとわかるような名前にしておくことです。
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