第320回:リモート○○活用が上手く行かない時にお勧めの方法とは?

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • リモート活用が進まないときに、ゼロから考えず前進する視点
  • 優れた遠隔サービスを体験することが、そのまま実際の現場の教材になる理由
  • 同期型だけでなく非同期型まで広げたときに、人材活用の幅がどう変わるか

リモート活用や外部人材の活用がうまく進まないとき、多くの会社は「自分たちで正しいやり方を考えなければならない」と思い込みがちです。ですが、そこで最初から設計しようとすると、どうしても失敗しやすくなります。今回の話の軸はもっとシンプルで、うまくできている遠隔サービスを実際に受けてみることが、いちばん早い学びになるという点にあります。

とくに、今のようにリモート前提のサービスが競争の中で磨かれている時代は、現場の工夫がそのまま体験として表に出ています。だからこそ、悩む前にまず体験する。その順番に変えるだけで、社内の理解も進みやすくなります。

まず体験を先に置く

リモートで何かを提供したい、あるいは遠隔で働いてもらえる人を活かしたいと考えたとき、最初に必要なのは理屈よりも実感です。オンラインの習い事、読み聞かせ、子育て支援のようなサービスは、まさにその実感を得る材料になります。

こうした領域はニーズが大きく、参入も多いため、体験の質を上げる工夫がかなり進んでいます。Zoom の機能をどう使うか、待機室やチャットをどう回すか、画角やマイクをどう整えるかといった点まで含めて、日々磨かれています。実際に受けると、「このクオリティなら違和感なく進められる」「この見せ方なら相手に伝わる」という感覚が一気に具体化します。

自分たちだけで考えていると、どうしても抽象論のまま止まります。ですが、一度でも良い体験をすると、目指す水準が見えます。ここが大きいところです。

ゼロから作ろうとすると挫折しやすい

うまくいかない会社ほど、ゼロから方法論を作ろうとしがちです。けれども、必要なのはビジネスモデルを真似することではなく、ツールの使い方や進行の作り方を学ぶことです。そこを切り分ければ、他社サービスを体験することに遠慮はいりません。

私自身も、ビデオ会議の機能をすべて使い切れているわけではありません。だからこそ、うまく運用しているサービスに触れると発見があります。社内で「ビデオ会議は苦手だ」「オンラインでは伝わりにくい」と感じている人ほど、良いサービスを体験すると印象が変わりやすいものです。自分が良いと感じたものは、自社でも工夫次第で近づけると腹落ちするからです。

最初の印象が悪いと、その後の改善も受け入れてもらいにくくなります。だから試行錯誤を社内だけで完結させるより、まず外でよくできているものを見て、基準を持ってから動くほうが安全です。

非同期まで視野を広げる

リモート活用というと、多くの会社はまず同期型、つまりその場でつながって会話する前提で考えます。もちろんそれも大事ですが、そこに慣れてきたら次は非同期型を考えるべきです。

たとえば、ホームページの更新、書類の取りまとめ、原稿の初稿づくりのように、締切さえ守れれば同時接続がいらない仕事は少なくありません。ここを非同期で切り出せるようになると、働ける時間が限られている人とも組みやすくなります。寝る前の数時間、朝の少しの時間、別の用事が終わった後の時間など、一般的な募集では拾いにくい時間帯も活かせるからです。

同期型だけで考えると「時間が合わない」が壁になります。非同期型まで入れると、その壁が一気に下がります。人材不足に悩む会社ほど、この違いは大きいはずです。

難しいことから始めない

リモートやデジタル活用という話になると、最初から大きな変革を考えがちです。ですが、実際にはシンプルな導入から始めたほうが定着します。番組内でも、ダイソーがまずシールのデジタル化から入る話が出てきましたが、あれは象徴的です。

いきなり複雑な仕組みを入れるのではなく、利用者にも現場にもわかりやすい一歩を置く。その一歩によって「こういうものか」という感覚が育ちます。そこから次の施策に進むほうが、結果として遠回りに見えて近道になります。

外部化や遠隔化も同じです。コア業務まで無理に変えようとせず、まずは外に出しやすいところから始める。手を動かさなければならない部門に資源を集中するために、周辺業務をうまく外に出す。この考え方のほうが現実的です。

まとめ:悩む前に良い体験を増やす

リモート活用がうまくいかないときに必要なのは、完璧な設計図ではありません。むしろ、うまくいっている遠隔サービスを受けてみて、何が自然で、何が心地よく、どこに工夫があるのかを体で知ることです。

そのうえで、自社ではまず何を切り出せるのかを見極める。同期型から入り、非同期型まで広げる。難しいことから始めず、小さく成功体験を積む。この流れで考えると、リモート活用は一気に現実味を帯びてきます。自分たちだけで悩み続けるより、まずは体験するところから始めるのがおすすめです。

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