ウェブ上での動画活用というと、どうにも派手な事例ばかりが持ち上げられがちでイマイチ参考にならないことが多いです。ニュース配信側の都合が優先されている結果なのかなと思うのですが、小さな企業でもやれるようなことがもっと取り上げられたらな、と思うところです。
そんな思い出、昔YouTubeと動画活用ガイドブックを書きました。今はHTML化して一般公開しています。2011年に書いたのでもう5年以上前になります、早いです。中身については今でも特にそのまま適用できる内容です。そう思うとそれほど変わっていないのかもしれません。よろしければご覧ください。
連載「YouTube動画マーケティング・スタートブック」トップ – ラウンドナップWebコンサルティング(埼玉県から全国対応)
https://roundup-inc.co.jp/video-marketing-101/
さておき今回はもう一つ、動画活用の事例を紹介したいと思います。
コンテンツマーケティングの際によく私も事例として出させていただく、RiverPoolAndSpa社の創業者であり、今はインバウンドマーケティングのコンサルをやっているMARCUS SHERIDAN氏のブログ「TheSalesLion」からです。
元記事はこちら
The Power of Using Video to Show the Buyer’s Journey
https://www.thesaleslion.com/video-marketing-buyers-journey/
商品を選んでいる課程を追体験させるという手法
以下の動画をご覧ください。RiverPoolAndSpa社はファイバープールを取り扱っている会社です。ファイバープールとは、海外で大きめの家の庭にあるプールですね。これを選ぶ方々の姿をとらえています。
これは確かに見ているととても引き込まれます。元記事ではこの動画が有効だった理由として「感情面でのカスタマージャーニーを見せてあげることが有効だからだ」といったことが書かれています。
これは、端的に言うとおそらく、実際に選んでいるところを疑似体験するような気持ちにさせられることが重要なのではないかと。
また、楽しんでいるところを見せることによって、お金の後ろにある様々な楽しみ・喜び・新たな世界を表現しているともいえます。
これは撮影も簡単ですし、効果があるので動画活用の第一歩としてとても優れています。
なぜなら、白昼夢を見せることができるからです。
白昼夢を見せるには動画は最高のコンテンツ
例えばお客様の声、あるいは事例など、これらはキラーコンテンツと呼ばれます。昔は100個お客様の声があれば何でも売れるなんていわれている時代もありました。
これはなぜかというと、そのお客様の声に自分を投影するからです。
そして、その商品やサービスを買った・受けた自分を想像して、わくわくしてもらうんですよね。白昼夢コンテンツと勝手に呼んでいます。
高額なもの、感性的な価値があるものは特に合います。リフォーム系であれば、実際にリフォームし終わった後の部屋を見て、過ごしている姿。子供がはしゃいでいるとなお良いですね。また「高いなと思ったけど、行ってみたら払うだけの価値があったよ!」と言われるようなものは大概当てはまります。
クラシックのコンサートの一番良い席であったり、スカイダイビングであったり…その一端でも完成の部分で理解してもらうことができれば、大きく興味喚起をすることができます。
…
先ほどの動画もまさにそういうものであって、あの「買う前提で」「真剣に、でも楽しそうに」選んでいるところを見せることで、心のブレーキを外しているのだと思います。
※買うことを検討している段階からではなく、買う前提のところからなのが、うまいなと思いますが
同じような観点で小さな動画を使い続けることで十分効果は見込める
動画は今や簡単にとって簡単に編集してアップできます。また、慣れてくればアクションカムやドローンなど魅力的な機材も身近な時代です。
10年以上前にバイクの旅動画を撮影するために、超強力両面テープとマジックテープを駆使して無理矢理ヘルメットにXactiをくっつけていた時代(※→実際の写真)から考えると、GoProなどがある今は天国のようです。ドローンなんて当時あったら…わくわくが止まりません。
繰り返しになりますが、動画の良いところの一つは「疑似体験・白昼夢」です。それを行わせられるような動画をまずは撮影して、アップしてホームページに貼り付けてみませんか?
YouTubeなら再生回数もわかりますし、どこまで再生されたかもわかります。Insight機能がついています。
実は文章を書くより簡単に始められるコンテンツ作成の第一歩なのです。ぜひ。私もたくさん撮影しているのでプロ用の機材無しに上手く取るなどアドバイスできるのでよろしければご一報下さい。
機材必要だと、敷居が一気に上がるので、手軽なところでとどめておくのが成功のコツです。
中小企業・小規模事業者の方々に向けて、ウェブの活用やホームページの戦略などについてWebコンサルティング、施策代行実施などを行っている、株式会社ラウンドナップ代表取締役の中山陽平です。中小企業のWeb活用をサポートし、そこからの反響獲得を実現させています。→プロフィール詳細はこちらから