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メールマーケティングにおいてHTMLメールは必須条件

メールマーケティング

2013-09-03-media-query-gmailメールを使ってマーケティングすることは相変わらず重要です。スパムメール対策が進んできた今、むしろメールを使った見込み客のフォローや、既存客へのリテンション策などは非常に重要です。

きちんと自社で作ったハウスリストは、安定した新規顧客の獲得・売上予測に大きく貢献します。

毎回刈り取っていくのではなく、定期的にアプローチできるリストを「育てて」いくことで、ある程度固いコンバージョンを得ることが出来るようになります。

この時、この「コンバージョン率」や「見込み客の育成」のパフォーマンスを決める重要な部分は、やはり「定期的に送るメールの内容」です。

そういう観点で、今一番気になっているのは「Gmailがメディアクエリになぜ対応していないのか…」ということです。

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なぜGmailが問題なのか?

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GmailはCSSのメディアクエリに対応していません。レスポンシブデザインで使われる、横幅によるフォントサイズの変更やレイアウト変更が、Gmail上では行えないということです。

Gmailはシェアが凄まじいです。従って、マルチデバイス向けのHTMLメールが、使いづらい状態になってしまっています(記事下部に参考画像を載せています)

今や、同じメールをモバイル端末とPC両方で見ることも少なくありません、また、デバイスの発展によってHTMLメールは以前のように嫌われるものではなくなってきました。

情報をわかり易く伝えるという観点でHTMLメールは非常に有用ですし、しかも、開封率などの測定ができるので「PDCAサイクルを回す」ことに大きくプラスになります。

しかし、Gmailという最もメジャーかつモバイルとPC両方(マルチデバイス)で使われるサービスが、CSSのメディアクエリをサポートしていないことは、大きなインパクトです。

PDCAサイクル…メールマーケティングにおいて重要な指標

メールマーケティングにおいて重要な指標を、まとめていきたいと思います。

結論から言えば、改善のサイクルを回すためには、最低限以下は押さえておきたいです。ホームページで使う指標に当てはめると、以下の様な表になるかと思います。

メールマガジン ホームページ
メールの配信数 アクセス数
メール開封率 直帰率
リンクのクリック率 次ページへの遷移率
メールの解除率 新規訪問率

理想としては「メールを配信した対象ユーザ全員が、サイトでコンバージョン」してくれればいいですよね。

…とは言っても、コンバージョンレート100%というのは、現実的にはありません。

各種指標を改善していくことが必要

そこで、先ほどの4つの指標を、それぞれ改善していくということが必要です。

ということを考えると、今や「HTMLメールは必須」と考えるしかありません。

なぜなら、そうしないと「開封率」を取得することが出来ないからです。アクセス解析で言うと「検索結果からのクリック率」がわからない状況です。

HTMLメールは開封されない?

HTMLメールは好まれない…これは昔からよく言われることです。

しかし実感としてこれはもう忘れていいのでは?と思います。

なぜなら、昔に比べてHTMLメールに対しての拒否反応がとても薄れていると感じるからです。

特に、スマートフォンユーザーとGmailユーザは、HTMLメールをテキストメールと同じく見ているケースが多いと感じています。(一部のガラケー中心マーケットを除く)

実際、スマートフォンとGmailでの閲覧者がとても多い

いくつかのメールマーケティングに携わっていますが、どこも「Gmail」「スマートフォン」で見ている人がかなり多くを占めています。

例えば、私のメルマガ(記事公開時2013年)はこんな感じです。対象がWEB系の方ばかりなので、サンプルとしては不適切かもしれませんが…

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Gmailについては、アプリ経由なのかブラウザで見ているのか、はたまたPCなのかモバイルなのか分かりませんが、仮に半分がスマートフォンとすると、不明な25.5%を除いた範囲では、

  • iPhone:26.3%
  • Android:4.2%
  • Gmail:10%(仮に全体の半分がスマフォ経由だとすると)

で、合計40%、内訳の分かっている74.5%のうち、53%ということで半分以上がスマートフォン経由で閲覧している、と考えられます。

メールを見る環境は、スマートフォンの普及とGmailの一般化(これもスマートフォン普及と繋がっているかなと思いますが)によって、大きく変わっています。そしてその結果HTMLメールは、これは感覚値ですが「あまり抵抗なく読まれている」という印象です。

今後は、HTMLメールに切り替えて、開封率を取っていくべき

だとすれば、HTMLメールに切り替えて、開封率をきちんと測定する。そういった方向に舵を取るべきかなと思います。開封率が1.5倍になれば、リストの大きさが1.5倍になったのと同じインパクトが有ります。

また、最近のHTMLメール配信サービスでは A/Bテスツを簡単に行えるものも少なくありません(少なくとも海外でNo1とNo2のMailChimpやCampaignMonitorはできる)

以下はcampaignMonitorですが、タイトルと内容と差出人でA/Bテストが行えます。

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さらに、A/Bテストの結果が明らかになったら、その後開封されるメールは全て「反応の良かった方のバージョン」が出るようになっていたりもします。

それだけ、メールマーケティングにおいても、PDCAサイクルを回していくことが大事だということです。

様々なメールクライアントを意識するなら「レスポンシブデザイン」が必須

この時、様々なメールクライアント・及び環境を考えるなら、レスポンシブデザインが必須です。

横幅も様々、スマートフォンとPCで解像度もぜんぜん違う。これに対応するためにはフレキシブルなレスポンシブデザインがマッチしています。

…しかしGmailは対応しておりません。

参考:メディアクエリに対応していないとどうなるか

メディアクエリに対応していないとどうなるか。
結論から言えば、文字がものすごく小さくなります。

例えばiOSの標準メールアプリで受信すると以下のように綺麗に出ますが…

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しかし、Gmailで見るとこんな感じです。(別の配信回ですが)

NewImage

 

これはちょっと読めないですよね。何でこの差がでてしまうかというとメディアクエリに対応していないため、横幅によってフォントサイズが調整されないからです。

ちなみに実際のメールバックナンバーはこちらです。よろしければ登録して下さい(^_^)

▼該当のバックナンバー
https://report.7korobi8oki.com/t/ViewEmail/j/D1366B588DB7284B/014E0C323014C8E9C5EC08CADFFC107B

Gmailはユーザが非常に多いにもかかわらず、この見た目になってしまうので、悩ましいです。Gmailがメディアクエリに対応してくれれば、もっとHTMLメールを活用できるのになと思います。

苦肉の策で、上記の画像にもありますが「文字が小さくなっているかたは〜」というボタンを設置しています。

実際、テキストメールよりHTMLメールの方が開封率は上がる

これは私自身と私のお客さんの例でしか無いのですが、開封率は上がりました。

テキストメールは、厳密に言うと「テキストメール風だけれど、開封率測定用のspacer.gifを読み込んでいる、というものです。

私のメルマガの場合はもともと20%を切る数字だったのが、コンスタントに25%を越えるようになりました(それでも低いのですが‥サボり気味なので‥)

内容や配信ツールも変わっているので、判断が難しいところですが、今後はHTMLメールでいいのではと、思っています。

※PDCAを回して、今は30%弱位をうろうろしています。もう少し改善しました。

というわけで、Googleさんお願い致します‥。

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