企業の財産として大きい物は「知的資産」と「それを動かす人財」です。
ネット上で成功事例として上がる企業は、実は優れた人財が眠っていて、その力に依る部分が多いケースが多いです。成功事例を真似してもうまくいかないのはそのせいです。
しかしそれは裏を返せば、どんな企業でも「知的資産」と「人財」を育てることは価値があるということです。全ての底上げになるからです。弊社のセミナーもそういった内容が増えています。
IT系のセミナーというとスキルトレーニング用なものをまず想像しがちですが、むしろ非IT・Web系の方々含めた底上げ研修のほうが効果が出るケースが多いです。
できれば複数回数の研修をおすすめしています
ラウンドナップでは、単発の研修ももちろん承りますが、継続研修(定期的に行う研修)をおすすめしています。それは、定期的に関わることに寄る全体のレベルアップが企業にとって最もトータルでプラスになるという実感があるからです。
複数開催が難しく単発で開催する場合は、どのステージに焦点を合わせて開催するかを決めていただくことをお勧め致します。万人に当てはまるセミナーというのは難しく、ターゲットを絞ることが必要です。
過去の登壇や掲載など記録
研修講師・セミナー登壇者について
研修講師は代表取締役の中山が行います。
→ 講師のプロフィールはこちらから
- 中小企業500社のコンサルティング経験と実績
- ウェブ解析士講座を毎月開催し、NTTレゾナンス社やリクルート社などの大規模研修も行う
- Webコンサルタントを養成するためのWebコンサルタント養成講座の講師も行った経験
- 企業内研修やセミナーも随時開催、様々な現場ニーズに応える内容で、満足度が高い
- 沖縄県豊見城市商工会の3日間経営革新セミナーでは、キャンセルしたことをキャンセルして2日目以降人が増えるという初めての事態に。
研修例1:中小企業むけウェブ活用第一歩研修
以下の様なステップを踏んで、ウェブを活用できる企業になるための研修を行っています。
また、この中の一部を切り出し、御社のステージに合った単発研修も対応しています。
前提:一般的な企業なら、完全内製化は時間・コストともに効率が悪い
自分で全て行える必要はありません。それは効率が悪いです。Webにそれほど時間をかけられない中小企業にとっては、全てを内製化するのは現実的ではありませんし、余り効率的でもありません。
「いろいろやらせたけれどもあまり意味が無いような…」というご経験はないでしょうか。
成功している企業は多くの場合は「社内にヒト・モノ・カネがある」ないし「近くに良心的かつ実力のある専門家・企業があった」ケースです。
そして、メディアには出ないたくさんの失敗事例は世に出ないまま、一握りの成功事例だけがメディアで拡散します。なぜならそうしないと、Web・IT会社にお客さんがこないからです。
初期:外部パートナーと連携できるようにし、70点を目指す
一般的な企業は内製化を目指すのではなく、メディアにでるような100点満点の成功事例を目標にするのではなく「投資を回収できる」「Webのことがわかってくる」「自社内でWebの会話ができるようになる」といったところをまず目指すことをおすすめします。まずは70点でいいのです。
この時大事なのは「パートナー体制構築」と「発注検収」できるようにすること。具体的には
- 自分たちでできること(ホームページの更新など)は自分たちで行う、それを超える部分は専門家・外部の会社にまかせるという二段体制を構築すること
- 専門家・外部の会社に「自分たちの意図や行いたいことを伝えられるか(発注スキル)」と「出来上がってきたものが自分たちにとって必要なものか(検収スキル)」を持つこと
です。
これがないと
「なんだか思ったものと違うものができている気がするけれど
専門家が良いというんだからきっといいんだろう」
と、見当違いのものを使い続けて成果につながらない、という悪循環に入ってしまいます。
繰り返しになりますが「内製化」はある程度「ヒト・モノ・カネ」を自社だけでまかなえる企業だけが可能です。
そうではない企業は「適切なパートナーを探し」「発注と検収を行えるようにする」ことをまず押さえ、専門家の協力を得ながらウェブ活用をすすめるのが最適ですし、効率がよいです。
目標:じわじわと100点を目指していく
そして、そのような基礎が整った所で上に着実にウワモノを積み上げていきます。
この時さまざまなテクニカルな内容が最大の効果を発揮します。
最初からテクニカルなことを行う場合は、現場のすでにノウハウやスキルの有るプレイヤー、チームなら効果があります。ノウハウセミナーとして効果があります。しかし会社全体に影響を与えたい場合は、時期尚早です。
付記1:プロセスから得られるものは大きい
しかし、こうやって地道に90点くらいまでたどり着くと、専門家の力を借りているとはいえ自分たちで登ってきたという自信と経験、審美眼が付きますので、いきなり外部の力を借りて上辺だけレベルアップするより、企業としてのトータルの力や資産は明らかに高くなります。
すぐに売り上げにつながるようなものをやりたいというお気持ちは、私も経営者ですので分かりますが、理想とシてはこのような形で継続してやっていくことをお勧め致します。
付記2:社内でのコミュニケーションもこの延長上
社内でよくある「営業 vs 制作」「経営層 vs リーダー層ないしプレイヤー」なども同じような構図になります。
社外との発注検収がきちんと行えると、自然と社内でのやり取りもスムーズになることが多いです。そういった観点での検収も組み合わせると、内部でも外部でもストレスフリーなやり取りが行えるようになり、作業効率も上がります。
研修例2:テクニカル研修
いわゆるWebマーケテイング上の各種テクニックに関する研修となります。
例えばこういった内容の研修が最近のニーズとしては多くございます。
- 2016年今押さえるべきSEOとトレンド、実際の制作の中にどう組み込むか
- リスティング広告の運用管理のポイント、ソーシャルメディア広告などとのシナジー
- 中小企業が行うべき、コンテンツの作り方と運用方法
- Web制作チーム・制作会社の今と、収益源の創出方法
また、初期研修や新入社員研修などとしては
- ウェブマーケティングの全容総まとめ
- アクセス解析の基本的な見方と運用管理
- 自社分析・他社分析・顧客分析の基本、ワークフレーム活用
- インバウンド・マーケティングとは?従来のマーケティングとの違い
- 地域ビジネスがどのようにWebとオフラインを組み合わせて収益に繋げるか
また、Webコンサルタントを養成するためのセミナーなども行っています(スペシャリスト講習)
得意分野不得意分野、業種業態によって承れないものもありますので、まずはご相談下さい。
研修の勧め:始めるのは早い方が得です
まだ中小企業や大企業でも、ごく一握りしかWeb活用をきちんと行えておりません。なので、はやく始めてはやく自社の中での知識を貯めることが重要です。
下図は中小企業庁の出している2015年の小規模事業白書のデータから、中小小規模事業者のウェブ活用状況をまとめたものです。実に7割もの企業が活用できていないことが分かります。
きっとお役に立てるかと思います。
日本からウェブ活用できない企業をなくすために、皆さんの力にもなりたいです。
お問い合わせフォームから、ぜひご一報下さい。詳細な打ち合わせを進めさせて頂ければと存じます。