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中小企業のためのウェブ制作会社選定ガイド:落とし穴を避けるためには?

Webサイト・HP改善

中小企業のためのウェブ制作会社選定ガイド:落とし穴を避けるためには?今回のテーマは、この内容はあまり扱いづらいんですけれども、とはいえ現状のウェブの状況、情報があふれかえっている状況を考えると、お送りしたいと思います。

テーマとしては、ウェブ製作会社・ホームページ作成会社をどう選ぶのか。恣意的に捉えられがちですし、古典的な内容なんですけれども、やっていきたいと思います。

こういった内容なので、弊社のサービスについては一切語りません。「最終的に結局お前に依頼すればいいって流れかい!」ということにはならないので、ご安心?下さい(そういう比較コンテンツってイヤですよね)

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制作会社のWebサイトの情報を見れば分かるのか?

コンテンツの品質から会社の力を推測するのはもはや難しい

よくある例、ウェブ制作会社のホームページや、比較サイトなどの情報をもとに決める形。「強み」ですとか「選ばれる理由」ですとか「特徴」など他社とはどこが違うのかをアピールするコンテンツを元に判断する形。

しかしこれを元に判断するのは、なかなか今は難しいのではないでしょうか。

なぜなら、どこの会社も似たようなことを書いているからです。

コンテンツのノウハウがパッケージング化されて、判断基準にならなくなった

昔は出している情報の品質で、その制作会社なり代理店なりのマーケティングやコミュニケーションのレベル感が測ることができました。

なぜなら「響くコンテンツを作ることができる」イコール「響くWebサイト・ホームページを制作してもらえる」という関係が成立したからです。

しかし今は違います。コンテンツ作成のノウハウがパッケージング化されたからです。

ノウハウや思考の上でたどり着くのではなく「こういう情報を出せばいい」という、いわば「B2BWebサイト必要コンテンツパッケージ」が簡単に見つけられるようになって、実力の善し悪しの判断基準にならなくなっています

※こういったパッケージを出している会社は複数ありますが、意図してこの判断基準潰しを行っているとしたら、かなり厄介だなと思います。

かといって、比較サイトや一括見積もりサイトを使うのも課題が多い

かといって、比較サイトや一括見積もりサイトを使うのも問題があります。別の機会で一括見積もりサイトの危険性について話していますが、そちらも見ていただきたいと思います。

第499回: Web業界に限らず「マッチング・一括見積サイト」は使わない方がよい理由

比較サイトを使うと、皆さんのためにならないお金が発生してしまう

比較サイトを使うと、皆さんのためにならないお金が発生してしまうからです。

  • 二重・三重の下請け構造になり、余計なコストがかかる
  • 見積もりサイトは金額勝負になり、品質面での判断が難しい

では、どうしたらいいのでしょうか。

ではどうやって選ぶべきか?

1.実際の問合せ対応で判断する

一つの方法は、ホームページ上の情報ではなく、問い合わせ後の対応で判断することです。

問い合わせをしたときに、次のような対応の会社は注意が必要です

  • 詳細を聞くことなく、すぐに「取りあえず」ミーティングや Web 会議、電話を提案する
  • ビデオ会議や打ち合わせをすると「まずは最低限の所でも」とすぐに契約を迫ってくる
  • 「契約とは違いますので」という謎の理由で、仮申し込みを促してくる(特に月間で枠を決めている会社)

営業心理学的に、Yesのステップを踏ませることで我々は後戻りしづらくなります

つまりは、制作会社側の「売りたい」「受注したい」ありきなわけで、皆さんのことより自社の利益を優先している、つまりはよい結果にはなりにくいケースが多いです。まともなところは、そんなことしなくても提案できちんと納得させてくれます。

これはウェブ制作業界に限らず、全てのお仕事で言えることですが、顧客に寄り添ってコミュニケーションを取ろうとする姿勢があるかどうかは、重要な選択基準になります。

(きちんとした制作会社や代理店は自分たちの力を出せる領域かどうかを判断して、難しいと思ったら依頼されても断るので、そういう意味でも、とにかく売りたいが前に出る会社は危険です)

2.ベタに既存客に聞く

もう一つの方法は、ネットを離れて、実際のお客様の声を聞くことです。例えば、ある会社の制作事例やお客様の声、ウェブサイトのクレジットから、その会社を利用していることが分かったら、直接その企業に聞いてみるのが一番です。

同業者や同じ地域の企業だと、上手くいっている場合は教えてくれないかもしれません。しかし、遠方の企業なら、会社にもよりますが、意外とオープンに教えてくれることがあります。そこから新しい関係性が生まれることもあるでしょう。

以下のようなアプローチができるとよいですね

  1. 実際にサービスを利用した企業に、印象を聞いてみる
  2. 事例のサイトがリニューアルされていたり、なくなっていたりしないか確認する
  3. 地元で探す場合は、異業種交流会などで情報交換する

あるいは、信頼出来る知り合いに紹介してもらった方が速いかもしれません。

Google マップの口コミも参考になります。ただし、制作会社の場合、星の数が多すぎるところは注意が必要です。地域の人口に対して適切な数の口コミがあるところを選ぶとよいでしょう。

3.いいなと思ったサイトの制作会社をあたる

さらに、アウトプットを重視して会社を探すのもよい方法です。普段使っているサイトで、使いやすいと感じたものを作った会社を調べるんですね。

いい会社とそうじゃ無い会社は確実にある、分かりづらくなっているだけ

優良な会社とそうでない会社の差は大きいと感じています。ただ、表面的な情報だけだと中々その判断がつけづらくなっているんですよね…他に留意点があるとすれば

  • 担当者のレベルや入れ替わりの頻度が高い
  • 提案資料の内容、特に比較方法が明らかに恣意的である
  • 新しいサービスを必要以上に貶めている

こうした点があると怖いなと思っています、お客さまのところでセカンドオピニオンを出すときにも、結構この辺りは共通点としてあるかなと…。

というわけで、少し長くなってしまいましたが、ご参考になれば幸いです。

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