コンテンツの作成のみを専業でやっている方というのは、ほとんどいないのではないかなと思います。多くの場合は今までWEB担当だった方や、社内報などの担当だった方が、兼務で関わっているのです。
そういった中で「コンテンツ・マーケター」として動くシチュエーションになった場合、何を見本にしていけばいいのでしょうか。
そこを解決してくれるような具体的な記事がTopRankにありました。
この内容はとても参考になります。
目次
「良いコンテンツマーケター対グレイトなコンテンツマーケター、その差をコンテンツマーケティング協会の重鎮に聞く」という内容です。
▼6 Things That Separate Good Content from Great Content – #OMS12 :
https://www.toprankblog.com/2012/02/good-content-vs-great-content/
Content Marketing Institute(CMI)のJoe Pulizzi(@juntajoe)氏へのインタビューが元ネタです。重鎮です。
そもそもの話
最初にJoePulizzi氏は以下のようなことを述べています。
- コンテンツマーケターの仕事は、自分たちの目の前のお客さんに対して差別化を行うことだ
- 難しいと思うかい?物語を話す(storyTelling)ということを使えばいいんだ!
- なかなか相手と意思の疎通がうまくいかないなと感じる場合の多くは、人をひきつけるような物語を語れていないためなんだ
そして声を大にして
「事実を語れ、物語で売れ!(facts tell and stories sell)」
と言っています。
優れたコンテンツ制作者が持っている6つの特質
今回の本題です。コンテンツを作る際にはこの6つのポイントがキモです。
売り込まないコンテンツを投稿できる場所を持っている
いきなり売り込まれたり、いきなりではなくても売り込まれる頻度が高いと、見る人はそれを敏感に感じ取って、サイトに来なくなります。
ないしずっと「どうせ売り込みでしょ」という色眼鏡で見るようになってしまいます。
それを避けるため、あくまでお客さんが欲しいものや、やってほしいことを中心とした「ユーザーセントリック」な場所を持たなければならない。
新しいコンテンツやメディアマーケットを切り開ける
ただ現状踏襲をしていくだけではなく、お客さんが本当に欲しがっているものはなんなのかを日々考え、新しいコンテンツや切り口を提案していくこと、それをできるということが必要だそうです。
ストーリを語ることが上手
最初にもありましたが、コンテンツの作り方における1つのキモは「ストーリーを語れるかどうか」です。
ただ物事を単純に書き連ねていくのではなく、そこに「ストーリー性」をもたせます。そのストーリーは見込み客が共感できるもの、白昼夢を見てくれるくらい相手に共感してもらえるものが望ましいです。
もし、ホームページに掲載されている体験談が、自分たちがおかれている状況とそっくりで、そしてその先に自分たちが求めている輝かしい未来が描かれているとしたら、それは相当魅力的です。
コンテンツ作成に従業員を巻き込める
従業員を巻き込んでコンテンツ作成をすると、良いコンテンツができることが多いですね。 また、自社の強みなどについて明確に把握していない場合も、従業員に聞くと意外と知っていたりします。
それに、従業員というのは直接お客さんに接する機会も多いので、思わぬ情報を持っていることも多いです。そうしたら、そこに当たるコンテンツを作ってもらえればいいですよね!
物語からブランドを外しても成立するコンテンツが作れる
いずれ物語からは自然とブランドの情報は消えていきます。お話の流れや感動ポイントだけが残って、どんどんと伝播していきます。なので、最終的にブランドイメージがなくなってしまったとしても、ちゃんとメッセージが伝わるようにできればいいと思います。
インフルエンサーやカスタマーコミュニティと接点を作れる
一人のインフルエンサーの後ろには100人1000人の見込み客がいます。それだけ重要な存在です、コミュニティなどがあれば積極的に参加して、声をすくい上げ、そしてコンテンツにしていくという流れがおすすめです。
「4-1-1の法則」
著者曰く、4−1−1の法則というものがあるそうです。 例えばTwitterやFacebookに6つの記事を投稿するならば
- 他のインフルエンサーや会社の発言を4回ReTweetないし、いいね、する。
- 1つのマーケティング的なポストを入れる
- 1つのセールスポストを入れる
くらいの割合がいいよとのこです。
また、他の人のコンテンツをシェアするのは全く悪いことではなく、素直にシェアしてしまったほうがいいことも多いです。お返しシェアみたいなもので、シェアされ返されることもありますので。
終わりに
このように、6つのポイントをご紹介しました。
結局のところはやはり、売る側の立場ではなく買い手側の立場で物事を見ることができ。その視点のもとで様々な形態でコンテンツを作っていける、そんな状態が望ましいと思います。