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「頭の中のお客さん像は大体外れる。Webマーケティングにおいて自分の脳への執着は禁物

配信日:2023/08/10
発行元:ラウンドナップ・Webコンサルティング 代表取締役 中山陽平

こんばんは、ラウンドナップWebコンサルティング中山です。背中にマッサージ器を当てたまま寝てしまい背中に痛みが…気持ちよかったので…。

マッサージ器具は沼になりそうで手を出していませんが通販サイトを見ているとついて見てしまう今日この頃です。

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「頭の中のお客さん像は大体外れる。Webマーケティングにおいて自分の脳への執着は禁物

前段:Twitter のコミュニティノートとNo1広告の会社名がマスコミに

さて、Twitter X ではコミュニティノートが話題になっています。個人的には仕組みも含めて良いものだという印象です。

デマや誤認投稿だけでは無く、怪しいお金配りや商材勧誘にまで注意喚起のノートがついています。「情報の非対称性」をある程度クリティカルな部分では解消できるのでは?と感じるところです。

そして、関連ネタとしては、マスコミにも名前込みでこの辺りが出てきましたね。

違法NO1広告、同じ会社が関与 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/idJP2023080701000335

措置命令を受けた東京の家庭教師会社と福岡の健康食品会社が、「NO1」表示の基となる調査結果を同じマーケティング会社から提供されていたことが7日、関係者への取材で分かった。マーケティング会社は東京都豊島区の「NEXER」。「日本トレンドリサーチ」の名称で調査結果を公表している。

これは何年も前から問題になっていましたが、しっかり名前が出たのは初めてではと思います。業界団体からも抗議を受けている会社です。詳しくは以下のブログをご覧下さい。昨年9月のものです。

「No.1表記」に頼っているなら脱却のタイミング [メルマガバックナンバー]
https://roundup-inc.co.jp/nakayama/info/info-14943/

今同様に「イメージ調査」で表記している方は、外す方向で考えた方が良いと思います。イメージ調査では無くきちんとした調査で取った方もとばっちりをうけそうです。

全体の傾向として、世の中が情報に対して不信感が増しているのだと思います。

信頼という要素の価値が、どんどんと上がっていきますね。真っ当に築いていくことが大事です。

では、今回のメインテーマです

脳内ユーザー像は、だいたい外れる

毎年毎年この傾向が強くなっているなと感じるのが「売り手側の考えるお客さん像と、実態との乖離」です。

  • 「予想しているのとは違うところで選ばれていた」
  • 「想定していなかった層に人気が出ている、何かの問題を解決している」
  • 「データを見ると、今まで持っていたペルソナ像とは違うところに売れているようだ」

こういうことが起きています。

例えば、中小企業白書を見ていても成功事例によく「想定以上に」「思ってもみないところから」といった言葉が出てきます。

これ自体は「仕方ない」です。

なぜなら

  • シンプルに昭和とは違い、価値観の多様化が起き、それが受け入れられる世の中である
  • SNSなどで人と人との情報交換密度が上がった事による、予測不可能な発想の誕生率の上昇

等を考えたら、予想がつかないのが自然。

少なくとも人間数人の脳の処理能力で追える物ではない。

なので、大事なのは

「最初から作り込みすぎないこと、かちっとプランニングしないこと」

「想定外のことが必ず転がっている前提で、反応を素直に受け入れて軌道修正すること」

なんです。

プランに執着してしまう人がいると、歪みが発生する

こう書くと簡単そうなのですが、実際には難しい部分があります。

「自分が考えて練ったプランで成功した」という形を作りたい物ですよね。

なので、想定外が起きると

「計画を微調整、別解釈をすることでプランの延長線上で外に説明しようとする」

行動が起きがちです。

現実とのギャップが大きければ大きいほど、それは「ゆがみ」や「よじれ」に。その後のプロジェクトの操船は歪んだオールでこぐことに。

プライドや今までの自分の経験が邪魔になっている。

自分の持っていた、あるいは周りに提唱していた「お客さまはこういう人」「こうしていければ売れるはずだ」を撤回できない。したくてもできない。個人の問題か風土の問題か。

データで分かってしまう場合もあります。コンバージョンしているユーザーのでもグラフを見て明らかに修正が必要なケースもあります。

ここで「なるほど私の頭の中は全然現実と違った!」認められる人は、結果を残せる確率は高いと思いませんか?一緒に働きたいと思いませんか?

逆に、圧をかけて我を通してしまうと、下から「頭が固い」などと言われて避けられてしまうのが現実です。内からも外からも。

今の時代は「最初の一発は観測弾」だと考えるくらいがちょうどいい

話を戻しますが、なので、1発目は「暗闇に観測衛星を放つ」位の気持ちで良いのではと思います。何が当たるか分からないですから。

最初から、初期プランしっかり練り上げてWebサイトや印刷物やハコ物や作ってしまうのはリスキーすぎます。

大きな投資は、反応が取れることが分かった後。例えば、Webサイトリニューアルありきみたいな提案はおかしいと思っています。

まずは今のサイト改修の中で反応を取る形が見えてきたら、そのデータを基に大きな投資をする方が、確度は高いですよね。見た目だけ変えても、変わらない訳ですから(今ホームページが無い、などはともかく)

ペルソナも、ざっくりでいいと思います。あれは定性的な部分の方向性を統一するためのツールです。こだわる物ではないです。

言いかえると「PDCA」の「P」にこだわってはいけない。OODA前提で、Observationの為の行動を取りましょうと。

これは決して今だけの話では無い、昔からある…

20-30年前くらいからダイレクトマーケティングの世界では、本来そういう考え方なんです。

まだFAXやチラシDMがメインだった時代から。

いきなり商品開発するのでは無く、どんなところにニーズがあるのか、どういう切り口が反応を取れるのかを調べるために、まず簡単に低コストで作れるガイドブック等を作る。

無料ガイドブックの申込数で、市場のニーズや実際の感想などを元にして商品開発をする。

決して新しい考え方では無く、歴史あるやりかたです。

分からない所は分からない前提ではじめ、データを取れるようにしてOODAループを回す。プランにこだわらない、PDCAのPを重くしすぎない、フロントヘビーにしない。

そういう形で回すことができると、楽になると思います。

ちなみに、私ももう40過ぎていますので、結構思い込みの溝が脳みそにたくさん走っていると自覚しています。価値観のアップデートも追いついていない。

なので、現場MTGで話を聞いて「違った!」と思ったら、プロとして本当はそんなことはあってはいけないんですよ、いけないんですが、現実なので「すみません!間違ってました、もう一度提案させて下さい」と仕切り直しさせてもらっています。

ものすごい申し訳ないですし、悔しいです、胃が痛いです。もちろん。

ただ、必要なことなんです。

では、今回は以上です。

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