みなさんおはようございます。
WEB戦略ラウンドナップの中山陽平です。
日中は暑いけれども、夜になるとぞくぞくっと冷え込む。
そんな日が続きます。気温の変化が激しいので、みなさんも身体の変化にはくれぐれもご注意下さいね。
ところでみなさん
「インターネットの普及によって、お客さんは変わった」と思いますか?
「ソーシャルメディアの普及で、お客さんは変わった」と思いますか?
…
私は、どちらについても「変わってない」と思っています。
今回は「人間は変わっているのか」そして「これから私達に必要なスキルは?」という内容です。
今はネットが普及したから…
「今はネットが普及したから、お客さんの動きが変わってしまったんだよね」といった言葉を耳にします。
これはそうですよね、ネットが存在した時代と存在していない時代、比べてみれば明らかに、お客様の行動は変わっています。
ただ、大切なのは
「決して人間の本質・思考が変わったわけではない」
ということです。変わったのはあくまで「人間の行動」です。
これは、一見どちらでも変わらないように見えるかもしれませんが、とっても大きな違いがあります。
昔は飛び込みでも売れた?
「ネットが普及したことによって情報収集を買い手が行えるようになり、
飛び込みセールスは一気に効率が悪化した」
これは決して、
- 昔は飛び込みに対して嫌悪感がなかった
- 今はネットが普及したから、飛び込みを嫌うようになった
わけでは、ありません。
今でも昔でも飛び込みなんて嫌だったはずです。
ただ「それしか情報を得る手段がなかったから、仕方なく」飛び込みの話を聞いていた、だけですよね。
これは決して「価値観が変わった」のではありません。
ただ単に「選択肢が増えた」だけなんです。
Aという性格の人間が、Bという違う性格になったわけではなく、Aという性格の人間が、もともともっていたものを「実現できるようになった」だけなんです。
何が違うのか
こう考えることによって何が変わるのか。
それは、お客さんのマインドを考える時の方向性です。
そして、究極的には「お客さんのこころをつかむ何かを作れるかどうか」です。
人の性格がAからBに変わったと考えると、今までの人間心理の学問的積み重ねは、どんどんこれから意味を失っていくということになります。
つまり、学ぶ必要がなくなるということです。
しかし、人の性格は本質的には変わらず、選択肢が増えていくことによってむしろ、どんどん本質がそのまま現れるようになる、と考えると、むしろ人間心理を学ぶことがどんどん大切になります。
…
どちらでしょうか。
私は後者だと思います。
実感と、そしてお客さんの動きを考えると、後者だと思うのです。
人は昔から
- 誰かと繋がりたかったし、共感したかった
- 自分で決めて自分で前に進みたかった
- 同じものなら、コストの低い方を選びたかった
のではないでしょうか。
これから必要なスキル
これからWEBマーケティングにおいて大切なスキルの人は、確実に「心理学」です。海外ではニューロマーケティングという言葉があるくらいです。
そして加えてそれを表現するための「ライティング力」「デザイン力」「インフォメーションアーキテクチャ」という論理構成力です。
すでに絵画的感性をお持ちの方は、加えて論理構成力をつけて頂くと、素晴らしいことになると思いますよ。
私の父はグラフィックデザイナーでした。
私も最初はWEBではなくDTPデザイナーで仕事をはじめました。
其の時に散々言われたのは
「その端っこに何となくおいてある四角形のサイズと場所と色まで、全部論理的に説明できるようにならないと、デザイナーとしてダメだ」
ということでした。
感性と論理は相反するものではないですよね。
両方共必要なものです。
ーー
それでは、本日は以上です。
冒頭でも書きましたが、みなさん身体には気をつけてくださいね(^_^)
追伸:今年6月に子供が生まれます。伊豆半島の当たりに最後の旅行に妻と行こうと思っています。良いスポットがありましたら、ぜひ教えて下さいね。
いつも最後まで読んでいただき、ありがとうございます。