配信日:2012年12月18日
“みな”さんおはようございます。
WEB戦略ラウンドナップの中山です。
昨日の夜、白菜と豚肉のミルフィーユ鍋を食べました。
そうです、テレビのCMでやっているあれです。
びっくりするほど美味しかったです(^_^)
ビタミンも採れますし、簡単ですしみなさんもいかがですか?
買い物をしに行って白菜を見た時に、パッと頭の中にあのCMが浮かびました。
TVはそれほど見る方ではないのですが。TVの威力は衰えていないなと思います。
趣味が多様化しているので視聴率は落ちていますが、
トータルではあまり変わらないんじゃないのかなという印象です。
本日は情報発信についてです
“みな”さん。
マーケティングにおいて、情報発信は大事だとよく言われますよね。
しかしなぜでしょうか?
それは、今や買い手はわざわざ売り手のところに情報を取りにきてはくれないからです。
買い手は、売り手に直接接触すれば「売り込まれる」ということを知っています。そして「売り込まれる」ことを普通の人は好みません。
したがって、売り込みとは違うもっと「買い手が気軽に取りに来てくれる」間接的なメッセージ伝達を行わなくてはならないんですね。
しかしこの話はどうしても「なぜ今はそうなってしまったの、昔は違ったの?」という疑問を呼び起こします。
そこで今回は、そのもう一歩進んだ「なぜ?」についてお伝えしたいと思います。
この辺りをおさえていただくと、今後のマーケティング施策立案の役に立つはずです。
昔はなぜ情報発信が必要なかったのか?
昔と今では買い手側の心理が違うのでしょうか。そうではありません、人間の心理はそう簡単に変わらないですよね。
昔でも今でも、人は売り込みを嫌っていました。ではなぜか?それは、昔は「情報源が売り手にしかなかった」からです。
今のようにインターネットもなく、マスコミの情報も今の何分の一、いや何十分の一かもしれません。情報が絶対的に少なかったですし、そしてそれは一部の人に独占されていました。
その中で情報を得るためには、情報源、つまりは販売元のところであったり、セールスマンに会うしかなかったんです。
飛び込みで売れなくなったのも同じ理由です。
- 昔は「なんだか怪しいけど、今聞かないと後でこの情報を手に入れられないかもしれないし、一応聞いてみるか…」。
- 今なら「どうせまたそのうち似たようなサービスから売り込みが来るだろうし、いざとなったら情報は他でも集められるからいいや、帰って!」
この違いが、飛び込みというやり方での販売を急速に難しくしました。
言い換えると、昔は情報量というアドバンテージのもとに、楽に売り手は商品を売ることができたんです。
比較対象も限られていた。グローバル化と同じ
また、情報が広まっていないので、比較となる競合他社の脅威は今ほど考えなくてもよい状態でした。
なぜなら、簡単に全国に情報を伝えることはできず、実質ローカル企業同士の戦いしか発生しなかったからです。
今のようにインターネットで検索をすれば簡単に、他社との比較を行える時代ではありませんでした。
買い手の方も「探せばもっといいものがあるのでは」とは思っても、探すのが大変なので諦めていました。
これは、経済がグローバル化する前とする後と同じ状況です。
結果、買い手側の選択肢は爆発的に増えました。
人間の心理や本性にいかに寄り添うかが大切
このような変化があるので、今のような状況が生まれています。
そしてこの傾向は恐らく未来永劫変わらないのではないかと思っています。
なぜなら、人間の本来の性質が原因だからです。「売り込みを嫌う」のは恐らく人間の本来の性質だと思います。
可能であれば誰でも、強制されることは避けたいのではないでしょうか。
したがって、これから物をうまく売っていく時には、人間心理やその本性にいかに寄り添うかが大きなファクターになるはずです。
2013年以後、必要となるスキルは「ライティング」「デザイン」「サイコロジー」かもしれませんね。
—
ご質問は随時受け付けています。
いつでも相談箱からお寄せください。
→相談箱(https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dEJldWlFbWRZd3VMbmYtdzEyMWp2dHc6MQ#gid=0)
それでは、今回のメールレターは以上です。
年始に向かって、猛ダッシュ中です。疲れ果てて年末倒れ込めるように、頑張っていきます(^_^)
みなさんも体には気をつけてくださいね!
※ラウンドナップコンサル、締めきりました。また募集開始しましたらご連絡しますね。ごめんなさい。