配信日:2015年3月30日
みなさんこんにちは、というかお久しぶりでしょうか。今年に入ってから全然出していませんでした。休刊したわけではないのですが…こうやってまた開封していただいた方にほんとうに感謝です。
今年は幸い年始からコンサル案件と問合せや制作が一気にきまして、そして、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ウェブ解析士協会で新しく始める資格「SEMスペシャリスト」これのSEOパートを監修・担当することになり、ワワワっと言う間にこうなってしまいました。先日始めてのエキスパート講座のDAY1を終え、このメールが配信される頃にはDAY2が開催されていることでしょう。
また、それ以外にも他の分野のWeb人材強化のための資格構築にも関わっていたりと…2015年も気を抜けない1年となると、雲の上の方から警告されたような1〜3月でした。
ようやく一段落つきそうで、京都で研修をすべく、新幹線の車内から書いています。車窓から遠くを見ると、Webには縁のなさそうな風景が広がっています。自分たちのやっている世界は、少し離れてみると、本当に狭い世界なのだなと思う瞬間です。
4/21にモバイル経由のアクセスに大きな変化が
さて、本日ですが、旬ネタ?ということで「Googleのモバイル対応」のことについて、お伝えできればと思います。この関係で、制作案件が集中している、実は気付いている人には大慌てな案件です。
4/21がリミットです。皆さんご存じですか?
4月21日から
- モバイルでの検索において
- モバイル対応していないサイトは順位が下る
というアルゴリズムの変更がなされます。
信頼できる情報筋としてはこちらです。
Googleのモバイフレンドリー・アルゴリズム更新はパンダアップデートやペンギンアップデートよりも影響が大きいらしい | 海外SEO情報ブログ : https://www.suzukikenichi.com/blog/mobile-friendly-update-will-have-bigger-effect-than-panda-and-penguin/
※鈴木「謙一」さんとは、一緒に仕事をさせて頂いています。切れる&最先端です。
この記事にも有りますが、モバイル検索に関してはペンギンやパンダ導入時以上のインパクトがあるとされています。全サイトがスマフォ対応されれば、このインパクトは0%になるわけですが。Googleの感触とデータとしては、かなりモバイルに対して最適化されていないページが多いということでしょう。
こう書くと「え、モバイル対応してるかどうかってどうやって判断するの?」と疑問を持たれる方がいらっしゃるかと思います。
そのためにGoogleはツールなどを用意しています。なのでこれをクリアしていれば基本的に「安心」!です。みなさん、未チェックなら、今すぐどちらもチェックしてみてください。警告が出たら、スマートフォン経由でのアクセスが21日を境に激減する可能性があります。必ずチェックをお勧め致します。
- モバイル フレンドリー テスト : https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/?hl=ja
- Webマスターツールの「モバイルユーザービリティ
これの対応などで、特にローカル・地場系の商売を行われている方(ローカル系は今やモバイルからの検索がかなり多いので)へのコンサルとサイト改修を粛々と2月3月は行っておりました…。
まだだよ、どうしようという方はご相談下さい、弊社でできなくても、他社をご紹介できるかもしれませんし。
そもそもPCとスマートフォンとタブレットの比率を把握していない当方は、今すぐGoogleアナリティクスでもなんでもいいので、解析ツールを導入して数日様子を見て解析結果を見てみて下さい。意外と多いからもしれませんよ(8割なんてザラです)
これはアルゴリズムアップデートなので、特定のクエリというよりは、クエリにかかわらず、全体的に順位が下る可能性が高いです。
ただ、これPCには関係ありません。なので、B2B系のサイトでは結構まだ多いのですがPCでのアクセスが8〜9割のサイトには、殆ど関係ないんですね。なのでそういうサービスの方はあまり気にしなくていいです。(※モバイル経由のアクセスをごっそり機械損失している可能性もありますが…)リスティング集客がメインで、配信先をPCに絞り込んでいる場合などですね。
そういう方は、それほどプライオリティを上げる必要はないかと思います。この辺りは解析結果を見て、判断してみてくださいね。
SEMスペシャリストの意義
さてここで、SEMスペシャリストなのですが、こんな資格です。
- 「SEMスペシャリスト」資格 |一般社団法人ウェブ解析士協会 http://www.web-mining.jp/sem/
- 環が事務局を務めるウェブ解析士協会、「SEMスペシャリスト認定講座」を開設|ソフトバンク・テクノロジー株式会社のプレスリリース : http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000007357.html
この資格、非常に難儀でしてPPCにしてもSEOにしても属人的な部分であったり、ケースバイケースの知識やノウハウが多い世界です、特にSEOはそうですよね。
なので、結局今までも資格はないに等しく、資格っぽいものもただの会員制度みたいなものだったりしました(バックリンクもらえますよーみたいな特典がついてきて、それってどうなのというものも)
そこに何とか切り込んでいきたいというのがこの資格の趣旨です。
いろいろな立ち位置から色々なノウハウがあるのがSEOの世界です、それはその通りで、この資格もいわゆるそういう部分には切り込みません。
しかし、そもそもGoogleの検索エンジンスターターガイドに載っているような内容も押えておらず、適当に検索して出てきた「簡単そうな」「キャッチーな」情報をクライアントに紹介して、クライアントがペナルティを受けて大損害大クレーム!みたいなことが、実際に各地で起きています。
それって、誰も得しませんよね。それに、業界のイメージも悪くなります。
そこで、きちんと基礎知識と、自分で正しい知識を把握できるようになること、そしてこれから確実にメインストリームになっていくコンテンツとの関わりの中でのSEOや構造化データ等のインフォメーションアーキテクチャ、それを落とし込んだサイトの制作手法の部分などを、体系化してお伝えするのがこの資格です。
これは三方良しを目指しています。こうやって適切な知識をつけた人が発注側にも増えていけば、SEO業界側も変わっていかざるをえないですよね、スパムすれすれあるいはスパムのような内容を未だに行っている会社は淘汰され、きちんとホワイトなことを行っている会社が評価される。業界もキレイになっていく、そう信じています。
そうなれば、適正にSEO業界にもお金も回るでしょう。そうすれば人材育成やナレッジの蓄積、基礎研究も進みます。そうなっていくことを願っています。
資格化することに対して賛否両論あるかと思いますが、こういう信念で、お客さんもSEO会社も両方共うれしいじょうたいになることをめざしてやっています。
実際に資格試験ができるのはもう2−3ヶ月はかかります(試験問題も作らないとですし初級の方も整備が必要)でも、興味がある方はぜひ。お待ちしています。
さて、そろそろ新幹線を降りなければなりません。
またメール配信していきますので、改めてよろしくお願い申し上げます。
またメールしますね。
※コンサル会員、アドバイス会員のみ4月末開始で若干募集です。