こんばんは、ラウンドナップ・コンサルティングの中山です。
すっかりメルマガをサボっていました…。1週間抜いただけだと思っていたのですが、まさかの20日間です。Podcastは多少前後しますが毎週1本更新しているので、そちらよろしければ是非聞いて頂ければと思います。
毎月1万DL(最近の平均値では1.2-1.5万DLです)・最大iTunes全体総合9位・ビジネストップPodcast入りなど人気ラジオです。
https://itunes.apple.com/jp/podcast/zhong-shan-yang-pingno-non/id750899892
情報でお腹いっぱいの時代に、Podcastに力を入れる理由
いずれは全てPodacastとその書き起こしに移るかもしれません。本質的にターゲットも方向性も同じなのです。ただ、まだまだ音声だけというのはいろいろな面で時期尚早ではないかと思い、書き起こしをメルマガの代用として編集して出そうかなと。
なので、最新情報や生々しい情報はPodcastで聞いて頂きたいです。iPhoneの方は純正アプリがあります。
Androidもアプリがあります。
(例:『ポッドキャストプレーヤー』とかいうアプリがおすすめらしいです)「Google」アプリ内の検索バーから、配信されているポッドキャストの番組名を検索するというやり方でもできるみたいです。
デスクトップPCの方はiTunesからそのまま聞くか、Webでお聞き下さい。Web上でもバックナンバーを公開しています。できれば購読して頂きたいです、自動配信されるので…。
▼音声Webセミナーラジオ「ウェブマーケティングPodcast(ポッドキャスト)」
https://roundup-inc.co.jp/nakayama/podcast-seminar/
Web上では情報が過多ですから、ますます、行間など含めた細かいニュアンスまで意識的・無意識的に吸収できるようにしないと、時間の無駄になってしまいます。
そう考えると文章よりも音声の方がいいです。誰が言ったかは大事なので、信頼できる発信者の物に限りますが。私も音声系は1.5倍速や2倍速が多いですが、車の中や移動中に繰り返し聞いています。
もちろん商売にも寄ります。この辺りは年末年始発売の書籍でも書いています。
インフルエンサーマーケティングに感じる、危険な香り
昔から唐突に○○マーケティングというものが現れ、それに合わせて主要ベンダーの商品やサービスが展開・PRされるという、出来レース的なことが繰り返されているマーケティング業界です。
じゃないと間に合わないですからね、誰かが「○○マーケティング」という物を発表するタイミングで、システム開発などが一式終えてツールのリリースを告知できるようになっているなんて。サービス提供会社がそのマーケティングを提唱しているケース以外ではあり得ないです。
※そういう意味ではインバウンドマーケティングは真っ当だったのかなと思います。
さておき、今はまた3度目の波位の勢いでインフルエンサーマーケティングがちょこちょことニュースに出てきています。なかなかフィーバーしないのは、このやり方に限界が来ているのかもしれません。
しかし、インフルエンサーマーケティングというのは、誤解をおそれず言えば、消費者を馬鹿にしたような内容です。
今は、有名所を使うとわざとらしくなりすぎるので「マイクロインフルエンサー」などと言って、有名ではないがそこそこ周りに影響力があると思われる人物を使って、マーケティングを行う事が多いです。
分かりやすいのは、今日アラートで引っかかってきたこの記事です。
インフルエンサー投稿を「広告活用」、靴小売DSWの考え方 | DIGIDAY[日本版]
http://digiday.jp/brands/shoe-retailer-dsw-turning-influencer-content-ads/
気になるところを引用すると
- 「マイクロインフルエンサー」よりも規模が小さく、フォロワー数8万以下の「ナノインフルエンサー」に目を向けている
- お金を払って商品を宣伝してもらうことではなく、我々の代わりにブランドボイスを持続的に伝えてくれる人を見つける
- 人々は何よりもまず友人や家族のオススメを受け入れる。ナノインフルエンサーが発信することなら、好意的に受け取られる可能性がより高い
こういった理由で、インフルエンサーマーケティングを行うとのことです。
私は全てのインフルエンサーマーケティングを行っている会社を知っているわけではありません。あくまでこのケースに限った話なのですが、本当にこのあたりに価値を感じてインフルエンサーマーケティングというのが行われているなら、かなり買い手は「舐められている」ように思います。
そもそも、人が友人や家族の話を信じやすいのは当たり前です(逆のパターンもありそうですがさておき)なぜなら、ずっと接触してきていて、考え方も知っているし、嘘をつく理由がないからです。それはあくまで長年の人間関係構築という歴史があったからで、今この瞬間の続柄などの関係性の問題ではないです。
そこに企業が入ってきて「家族に言わせた方が納得してもらいやすいから、言わせればいいじゃないか」というのは、どうなんでしょう。
とるべき姿は「家族と同じように信頼してもらえるような企業として、真っ当に認知してもらおう」ではないのでしょうか。
「ブランドボイス」などのそれっぽい言葉で覆い隠されていますが、これは企業が本来じっくりと構築していく世の中との信頼関係構築という大変だけれども重要な仕事を、すでに出来上がっている関係性の毛布の下に潜り込んで、無理矢理ショートカットしようとする行為です。
本当に、そのインフルエンサーが共感して協賛してくれるならいいでしょう。もしそれを目指すなら、マーケティングなんて言う言葉をつけるのはやめて、共感してくれる有名陣のだれそれがいます、という話をするだけで充分です。
アンバサダー系のやり方にしても、一歩間違えれば相手の企業の中にこっそりと「信者」を作る手法だと思われる危険性があるのです。そして実際、それを暗に目指しているケースもあります。
もし、皆さんの所にそういう依頼が来たら注意して下さい。というか、止めた方がいいです。なやんだら相談して下さい。
マーケティングに関しては、新しい物はしばらく出ないように思います。アドテク周りの進化は激しいですが、使いこなせる人は一握りな上に、あまりに強力すぎて個人情報に絡んでくると規制される方向にもありますしね。
真面目にお客さんに相対して、素直に商売するフェーズです。
書籍について
一応タイトルが決まったのですが(ほぼ)良く考えたらメルマガに載せていいのか技術評論社さんに聞いてなかったので、次回に…。A5版サイズの物を四六判にするためにかなり削りながらまとめてもらっているので、濃い内容になっています。
なかなかHPからの反応が取れない、過去にHP活用で失敗してしまった、これからHP活用で失敗したくないといった方に向けて、いろんな事情で巷ではあまり語られない、失敗ポイントをまとめています。できるだけテクニカルな言葉を使わず、最初の一歩を踏み出し直せるように書きましたので、どうしたらよいのか悩んでいる方に是非読んで頂きたいです。
バリバリチームで今改善のサイクルを回していて、すぐ使える最新ノウハウみたいな物を求めている方には向いていません。コンサルを受けてもらった方がいいと思います。じっくり進めていくため、会社内に文化を定着させたいような、企業さんはぜひ担当者の方だけではなく、みなさんで読んでもらいたいなぁと思っています。
…正直普通の仕事と並行作業でひいひい言いながら書いています…。もうすぐだ…。
それでは今回は以上です。ご意見ご感想やご質問いつでもお待ちしています。
中山
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Podcast128回配信しました。第128回:消費者庁の措置情報は必見
128回を配信しました。
今回は「第128回:消費者庁の措置情報は必見、 生産性アップは内面から他11月第1週のNEWS」についてお伝えしていきます。
消費者庁の措置情報は、対岸の火事ではありません。コンテンツを作る人全てに対しての重要なメッセージです。業界的に関係ないと言うことはないので、必ず目を通すことをお勧め致します、詳しくはPodastで。
また、それ以前の
- 第127回:博報堂とYahoo!が手を組み テレビとネットの連携が一気に加速など10月4週のNEWS
- 第126回:目的不明なIT投資・Web投資をしていませんか?など10月第3週のNEWS
- 第125回:無線LANケーブルの話題でマーケターが押さえるべき事など10月第2週のNEWS
- 第124回:料金プランページの改善点と、ツタヤvsネット見放題の戦いなど10月1週のNEWS
毎月1万DL・最大iTunes全体総合9位・ビジネストップPodcast入りなど人気ラジオです。スキルアップをしたい方は、お聞き下さい。無料です。
https://itunes.apple.com/jp/podcast/zhong-shan-yang-pingno-non/id750899892
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