今週のトピックス
- 家庭菜園のにわかな盛り上がりとその背景
- 国勢調査へのきちんとした回答は、最後に自分に価値となって返ってきます
- 現場を少しでもわかるように
- 情報配信LINE@・Twitterから抜粋
- 書籍などのお知らせ
- 終わりに
こんにちは、ラウンドナップ中山です。また少し暑くなってきました。不安定な時期ですね。とはいえ自然なんてもともと予測不可能なものなので当然かもしれません。
今回の新型コロナにしても、自然の産物です。コントロールできないものに対して私達は弱いです。
日経MJの今日の記事には、GreenSnapという植物や園芸に絞ったSNSが紹介されていました。かなりこのコロナの時期にかつてない勢いで会員増しているようです。「みんカラ」の園芸版ですかね。
?GreenSnap(グリーンスナップ)- 植物・お花好きが集まるコミュニティ
https://greensnap.jp/
この急激な盛り上がりは、お家時間が増えたからだと言われれば、それもあるでしょう。
ただ、うちの近くに「農園付き戸建賃貸」がオープンして、かなり高い家賃にも関わらず、程なくしてすべてが埋まり土日に菜園は賑わっています。
その姿を見ていて「コロナという自然との戦いの中で、家庭菜園で自然を自分のコントロール下に置くことで、自然と人間との立ち位置について、平衡を図っているのではないか」と感じます。
家庭菜園に関わらず、自然を制御するという方向性の商品やサービスは、これからしばらく反応が良いかもしれません。
国勢調査へのきちんとした回答は、最後に自分に価値となって返ってきます
さて、国勢調査の時期です。ぜひみなさん回答をお願いいたします。国の回し者ではないのですが、国勢調査を始めとするデータは、お客様の商圏分析をするときなどに、とても役立つからです。
このサイト、ご存じの方、ご存知ではない方いるかなと思います。
政府統計の総合窓口:https://www.e-stat.go.jp/
国勢調査以外の様々な調査データも含まれています。これを地図と連携させながら使うと、例えば最寄り駅ないしお客様の店舗の周辺の人口動態や、どういう家族構成が多いのかなどをはじめデータが見られます。
そうすると、それに合わせてキャッチコピーだったり、大本の戦略の部分だったり、オフラインとの絡ませ方などをフィットさせていくことが、できるんですよね。
本当に力を入れるなら、行脚するのがよいのですが、なかなか今の時期難しいですし、時間がかかるのでお金がかかります。とはいえ地域のイメージが分からなければ、なかなか良いアイディアも出ませんし、浮いたマーケティングを行うことにも繋がります。
離れていても、現場を少しでもわかるように、できるか
なので、地場商売の場合は、最低限estatでチェックし、Googleストリートビューで街の雰囲気を感じる、ということを私は行っています。
ちなみにStreetViewは、OculusのWANDERというアプリでその場にいるような形で見られるのですが、これはかなり良い意味で「ヤバい」です。
顕在的に「こういうことか!」というアイディアが出ないこともありますが、街の風景や歩く人が想像できるだけで、地に足のついた戦術になるものです。
みなさんも、ぜひestatを活用したり、意識して周囲を歩いてみるなどしてみて下さい。
これからは「密」が作れなくなります。「疎」の状態のデータを地道に拾っていくことが大事になります。
是非活用下さい。無料ですし。
Googleローカルも、そういう観点でクチコミなども見たほうがいいのですよね…。
後は定点観測360度カメラなどあって、いつでもその場所でリアルタイム映像を見られるなどできるようにならないかなと思っています。観光地とかにあるライブカムの全天球バージョンですね。もはやテレポートです。
でも可能ですよね。技術的には。
月刊小冊子が電子版になってリニューアル
新型コロナによる混乱の中、一時的にニュースレターの配送を停止しておりました。流通に負担をかけることや、リモートワーク・テレワークの流れに沿わないという考えのもとでございました。
そして、今後の「働き方」を考えまして今後はデジタル配信に移行することに致しました。
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海外Backlinko社が行った調査によって、
例えば「検索結果を下まで見て情報を探すのではなく、
元記事はコメント欄に記載しています。
よろしければ、中小企業・小規模事業者の担当者の方、
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[1]オリエンタルランド 冬のボーナス 7割削減 当初計画比
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200914/k10012617671000.html
オリエンタルランドは、売上が20分の1くらいまで落ちているので、出るだけすごい。
それだけ売上高が落ちているにも関わらず、そこまで赤字幅が大きくないのは、おそらく相当の人員削減があったのでしょう。
もともと社員は全体の25%くらいで、後はダンサーなど中心に、いつでも切れる契約です。
どう見るかは経営者側か従業員側かで異なるでしょう。
美談でも成功事例でもない。見えないところで苦しんでいる人がいるわけなので。
とはいえ、押さえなければならないのは新型コロナの流れで、お金の出もととしても大きい大企業から「柔軟性のある組織にしないといけない」という方針転換が進んでいるということ。これは止まらないでしょう。次同じことが来たら?と考えるからです。
なので、経営する側はいかに軋轢なく実現するか、従業員側は「食っていけるスキル」をつけることが、急務です。
[2]ニトリ vs. IKEA、渋谷で起こる「都心店舗戦争」の勝者はどっちだ?
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75639
注目されている家具業界バトルですね。大塚家具はYAMADAによって解体に近い状態ですが…。
ただ、サブタイトルの「逃げるニトリ、追いかけるIKEA」は違うかなと。なぜなら圧倒的にニトリのほうが国内売上高が高い。イケアは世界では2位のシュタインホフをトリプルスコアで圧倒的一位。売上高5兆。ニトリは世界では6位で0.65兆円くらい。
ただ国内では、イケア・ジャパンは844億円しかありません。ニトリは国内だけなので6500億円。この違いは、日本の生活環境への理解の度合いと、世代を超えた安心感・信頼感の醸成にニトリが力を入れてきた結果でしょう。小樽市で銀鱗荘を買ったり文化保護活動もやっています。
また、家具自体そんなに重要ではないですよ特に賃貸の場合。むしろ引っ越しを考えると邪魔になります。認知のため、将来への投資というのがおそらくニトリの考えで、何かIKEAは噛み合っていない感じがしております。
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[3]デジタル化、全閣僚で推進 菅内閣が発足:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63944950X10C20A9EA2000/
開けてみないと分かりませんが、庁を作るなど意気込みが感じられます。コロナによるダメージが大きいですが、その中からプラスを生み出していければと思います。
期待するのは、直接的な情報発信ですね。このコロナ禍で顕になったものの一つが「マスコミの偏った報道」「テレビに出ている専門家が想像以上に専門家じゃない」です。
マスコミ対策が重要だと言われますが、それは情報の通り道がマスコミに依存しているためです。ならもうSNSなりYouTubeなりで直接情報を開示していった方が良いのでは。
その上で、どちらを信じるかは、見る側の人間が決めることです。
情報発信が民主化しているのですから国ももっと自らでメッセージを出していく方が良いのではないでしょうか。反論するべきところは反論する、正面切った姿を政府が持てば、PESTフレームワークのPである「政治」が身近になるのでは?と思います。
バックナンバーのお知らせ
過去分ニュースレターのご案内
※ラウンドナップ・Webメソッドの中で、
また、
著者ページ → https://www.amazon.co.jp/-/e/
2019年度版もいずれ出しますね。
書籍は最初の一歩にお勧めです
Amazonか大手書店で販売中です。既に中古があったりと、物の循環がとても速くなった今という時代を感じます。
さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。
Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。
是非読まれた方はブログやAmazonなどでレビュー書いて頂ければ幸いです。
今後の配信コンテンツの方向性を決める上で、是非生の声を頂きたいです。
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終わりに
仲介大手の三鬼商事が発表した、8月の都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均オフィスビル賃料が80ヶ月ぶりに下落に転じたそうです。
コロナによって「都心から離れて郊外に行くのでは、賃料押さえられるし」「ディスタンスを取る必要があってむしろ広いところに移動して賃料上がるのでは」「結局変わらないのでは」など様々な憶測がオフィス周りではありましたが、どうやら、やはり様々な要因の合計値としては、オフィス縮小、オフィス離れが進んでいきそうです。
働くひと同士のコミュニケーションのあり方について、改めて頭を切り替えなければなりません。
そしてこのように、これからもどんどん固定費が削ぎ落とされていきます。特に中間管理職が危険でしょう。手に職をつけていないと、この後の世の中、厳しいかもしれません。中抜き排除の動きは、商品サービスだけの話ではないのですから…。
それでは今回は以上です。
またメールしますね。
中山