今回の内容について
今回は、会社の中で新規事業を立ち上げるときに気をつけるべきポイントについて、日本の起業家教育という切り口からお伝えしています。
ウェブを始めるにしても、戦略を立てたら新しいことを始めないと中期的に勝てない事が分かったということはよくあります。(むしろ、今ある物で戦っていこうという考え方が怖いですが…)
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エピソード詳細
今回のテーマは、Web から少し離れてはいるんですが、Webも割とこういった方向性のものが多いので、それに関係するかなと思ってピックアップしてみました。
内容としては、起業家教育というところです。
うちの子はまだ小学校に入っていないので、学校で広がっている起業家教育がどれくらいのものかというのはあまり把握していませんが、それに関する記事が、東洋経済オンラインにありました。
起業家教育は、新規事業を会社の中でやるということにもつながっていきます。また Web をこれまでやっていなかった会社にとって、Web を活用するということは、会社の中で一つ起業するようなイメージになることも多いです。
「会社の中でどうやって新しいことを始めたらいいんだろう」という観点で聞いてみてください。
国主導「起業家教育」の懸念点
元ネタとしては、東洋経済オンラインで、7月10日に掲載された『学校で広がる起業家教育成功の2つの鍵』という記事です。教育社会学者の福島創太先生が書かれています。
起業家教育はこういう風にやってるんだよ、それから、それだけではうまくいかない部分もあるんじゃないのという、非常に役に立つ、面白い内容になっています。是非ともご覧ください。
ざっくりとした内容としては、国としては起業家教育ということで、様々な問題を解決するというよりは、問題を発見してそれを解決していくということができる人材を育てる、ということを中心にやっている。
けれども、そもそも課題設定や問題を発見するところを自発的にやれなければ意味がないと。
企業の中で新規事業を始めるというところもそうかもしれませんけれども、起業を体験させる場合は、課題とかそういうものが上から降ってきて、それを解決していくプロセスを学んでいるだけだということになります。
本当の意味で、それが当たるか当たらないかわからないところも含めて、事業を起こすというところ、そういう点についてはまだ足りない部分があるんじゃないかという内容でした。
社内の新規事業も起業と同じ
その方向性については、非常に共感するところがあって、会社の中でなかなか新しいことを始められないよという方にとっても、同じことが言えるのではないかと思います。
とはいえ、自分たちもこれからいろんな新しいことを始めていきたいという場合、ちゃんと会社の中で新規の事業を行えるようにしていかなければなりません。
そもそもWebを活用することを、今までやっていなかったとすれば、それ自体が新規事業です。
また、すでに行っているとしてもなかなかうまくいかない場合、マーケティングそのものを変えるということもそうですけれども、商品やサービスの方にテコを入れなければいけない、あるい付加価値のある新しい事業を立てなければならないということも結構あります。
そういう時に、こういった新しい新規の事業をスムーズに社内で進めて、なんとか成功にこぎつけられるような体制があるかどうかというのは、短期的というよりも中長期的な部分で、会社としてブランドを作っていく、サービスを作っていく、売り上げを作っていく重要な観点になります。
起業はすごい?起業家はヒーロー?
話を戻して、起業家教育のところなんですけれども、そもそも起業家教育という名前がどうなのかな、ということも、私としては感想として思うんですね。
どういうことかと言うと、起業家というように分けてしまうこと自体が、すごく起業自体を特別なことにしてしまっているように思います。
また起業というものですね。何かこうまあ良くも悪くもヒーローっぽいようなイメージ。
今は起業しなければならない、外国に比べたら日本は起業する割合が非常に低いから、起業する人間を育てるべきだ、起業するほうが会社勤めをするよりも優れているんだ、というような方向になっちゃうんじゃないかと感じます。
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