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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- ホームページ本であっても、前半に置かれた考え方は、外注、販促、店舗運営など他分野にも置き換えて使える。
- 「難しいから全部任せる」「成功事例を真似すればいける」という発想は、ホームページ以外でも失敗の入口になりやすい。
- 請求書や定期送付物のような事務的な接点にも、お客様理解や追加提案の機会が眠っている。
- 良いものを作れば自然に見つかるとは限らず、お客様がどう選ぶかという視点を持って見せ方を考える必要がある。
ホームページ本が他分野にも効く理由
この回では、『勘違いなくせばあなたのホームページはうまくいく』という書籍の、少し違った使い方が紹介されていました。きっかけは、AI分野の方が「ホームページの本だけれど、外と中の進め方を考える上で参考になった」と反応してくれたことです。実際、この本の前半はホームページの技術論よりも、どう考え、どう関わり、どう任せるかに大きく紙幅が割かれています。だから、置き換えが利きます。
前半は技術論ではなく、進め方の話
特に前半で扱われているのは、専門家との付き合い方、成功事例の考え方・方向性、情報の届け方、自社の価値の捉え方といった「そもそも」の部分です。これらはホームページに限らず、店舗づくり、印刷物、業務委託、商品企画など、外部と関わりながら何かを進める場面ならかなり広く通用します。
難しいから丸投げ、の前にやること
小さな会社ほど、自分の専門外の仕事に時間をかけたくない気持ちは強くなります。だからこそ、つい「分からないから全部任せよう」となりがちです。ただ、その判断をする前に、一度は自分たちで考えてみる工程を置いた方がよいというのが本の芯にあります。
自分で触ると見える接点がある
たとえば請求書や定期的に送る印刷物のように、一見すると事務作業に見えるものでも、本当はお客様との接点です。最近よくある困りごとを一言添える、簡単な案内や事例を入れる、アンケートを挟んで声を集める。そうした工夫が、追加の相談や離脱防止につながることがあります。最初から丸投げしてしまうと、この接点の価値に気づきにくくなります。外注そのものが悪いのではなく、何を中で持ち、何を外に出すのかを一度自分たちで考えることが大切です。
成功事例はそのまま移植できない
営業の場でも提案の場でも、「同業他社でうまくいきました」という話はよく出てきます。魅力的に聞こえますが、それをそのまま自社に当てはめるのは危険です。特に中小・小規模事業者では、表に出にくい前提条件の違いが大きいからです。
小さな会社ほど内側の条件が違う
同じ業種、同じくらいの規模に見えても、実際には人の動き方、暗黙のノウハウ、既存客との関係、社内の温度感がかなり違います。だから、同じやり方を入れても同じ結果になるとは限りません。成功事例は参考材料ではあっても、そのまま正解ではない。表に出ている一つの成功の裏には、多くの失敗や再現できない条件が隠れていると見ておいた方が安全です。
良いものを作れば自然に広がるわけではない
これもホームページだけの話ではありません。良い商品や良いサービス、良い店舗づくりをしていれば自然に見つけてもらえる、という考え方は魅力的ですが、現実はそう簡単ではありません。情報は多く、お客様は自分なりの基準で選びます。
お客様の頭の中の距離で考える
お客様が比較する範囲は、地図の距離だけでは決まりません。自分にとって大事なものなら、少し遠くても探しに行きますし、逆にこだわりが薄いものなら近い範囲だけで決めます。だから、「自社にしかないもの」を探すことだけで終わらず、お客様がどういう基準で比較し、どこまで探しに行くのかまで考えて見せ方を作る必要があります。良いものを作ることと、見つけてもらうことは別だという視点です。
置き換えて読むと、本の使い道が広がる
ホームページの本だから自分には関係ない、と思っていた人ほど、読み方を変えると発見があります。ホームページを、店舗、印刷物、外注先との関係、業務の一部に置き換えてみるだけで、かなり多くの示唆が拾えます。
「ホームページ」を自分の仕事に入れ替える
難しいから任せる前に何を考えるか。成功事例をどう疑うか。どうすれば見つけてもらえるか。お客様は何を基準に選ぶのか。こうした問いは、分野が変わっても使い回せます。だからこそ、この手の本は技術書として読むだけでなく、自分の仕事を整理するための問い集として読むと価値が広がります。
まとめ:ホームページの話を、自分の分野に置き換える
この書籍の隠れた活用法は、「ホームページ」という言葉を、そのまま自分の仕事の対象に置き換えて読むことです。外注との向き合い方、成功事例の扱い方、見つけてもらうための考え方、お客様の比較基準の捉え方は、他分野でも十分に使えます。ホームページ本として読むだけではもったいない一冊だといえます。
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