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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- フリーランス活用で詰まりやすい原因は、人ではなく発注側の目的設定の曖昧さにあると分かる。
- 「バナーを作る」「記事を書く」といった手段指定だけでは、納品物の良し悪しを判断しにくい。
- 欲しい成果や指標を共有すると、相手の知見を引き出しながら改善を回しやすくなる。
- 外部を使いこなすには、社内で目的、成功、失敗を定義する力が欠かせない。
フリーランス活用が難しく見える理由
中小企業や小規模事業者にとって、外の力を柔軟に使えることは大きな武器です。固定費を増やしにくい会社ほど、その価値は高いはずです。それでもうまく使えないケースが多いのは、サービスの質より前に、発注の考え方が整っていないからです。
「誰に頼むか」より先に「何を得たいか」
日本のクラウドソーシングは、人を探す入口が前面に出やすい一方で、海外のサービスでは「何を返してくれるか」というアウトプットが商品として並んでいることがあります。この違いから見えてくるのは、本来発注で先に明確にすべきなのは相手の属性よりも、自分たちが欲しい結果だということです。
曖昧な発注は双方の力を削る
外部をうまく使えない会社では、そもそも柔軟に外を使う習慣が育っていないことが少なくありません。その状態で依頼すると、頼む側も頼まれる側も、何を目指して走るのかが曖昧なまま進んでしまいます。
手段指定だけでは成果につながらない
発注がうまくいかないときは、目的や結果ではなく、手段だけを渡していることがよくあります。ここが曖昧だと、納品されたものを見ても、本当に良いのか悪いのかが分からなくなります。
「バナーを作る」では判断基準が足りない
たとえば「トップページのバナーを作ってください」「取材記事を書いてきてください」と依頼したとしても、その仕事で何を達成したいのかが共有されていなければ、見た目が整っているかどうかくらいしか判定できません。形はできたけれど、ビジネスには響いていない、という着地になりやすいのはこのためです。
欲しいのは作業ではなく結果
本来は、「この施策で3か月後にアクセスをどのくらい増やしたいのか」「その時に滞在時間や直帰率はどうなっていてほしいのか」という、お尻の部分から入るべきです。その前提があれば、もし最初の案が難しそうでも、別案を提案してもらえます。相手の知見を借りるとは、単に手を動かしてもらうことではありません。
成果起点にすると関係が変わる
欲しい結果が見えていると、納品で終わらず、改善の会話が始まります。ここで初めて、外部人材を使う価値が大きくなります。
指標を共有すると議論できる
記事を継続して依頼するなら、公開後の数字を見ながら次はどうするかを一緒に考えられます。フリーランス側の経験や見立ても出てきますし、単発の受発注よりずっと成果に近づきます。もちろん費用は上がるかもしれませんが、何も残らない発注より投資対効果は高くなりやすいはずです。
外部を使う力は社内の整理力で決まる
現場に深く入り込めない外部人材には限界があります。だからこそ、会社側が自分たちの目標、成功、失敗、1年後や3年後に達成したい状態を整理しておく必要があります。そこが定まっていないなら、問題は外部人材ではなく、発注側にあります。
実際に、外部の力を前提に会社を回している立場から見ると、外に頼むこと自体は特別なことではありません。大事なのは、何を任せ、何を自分たちで持ち、どこで成果を判定するかを先に決めておくことです。
まとめ:フリーランス活用の前に成果定義
フリーランスを活用できるかどうかは、相手の能力だけで決まりません。自分たちが何を得たいのか、その結果をどう判断するのかを発注前に言語化できるかが分かれ目です。手段だけを投げる発注では、納品物の良し悪しも、投資の成果も見えにくくなります。逆に、目標と指標を共有できれば、外部の知見を引き出しながら前へ進めます。固定費を増やしにくい会社ほど、この発注力を育てる意味は大きいはずです。
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