[TOPIC/22/10/27]JR東の製品から見えた「ワンランク上のウェブ会議に必要な物(from空間自在ワークプレイス)」

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • より良いウェブ会議には、単なる接続手段以上の没入感が必要だと分かる
  • 画面サイズ、画角、音声品質、映像の滑らかさが会話量や空気感に大きく関わると整理できる
  • 高価な専用設備をすぐ入れなくても、目指すべき方向を知ることで日々の会議環境の改善点が見えてくる

今回の話は、JR東日本とKDDIの「空間自在ワークプレイス」というサービスを見て、これからのウェブ会議に本当に必要なものは何かを考える回でした。製品そのものを買うべきだという話ではなく、あの見え方や体験が、なぜ会話を増やし、コミュニケーションの質を変えそうなのかを掘り下げています。

大きな画面が生む「つながっている感」

このサービスでまず印象的なのは、相手が等身大、あるいはそれ以上に感じるほどの大きさで映し出されることです。ただ画面が大きいというだけでなく、向こうの部屋とこちらの部屋がそのままつながっているように見える。私も、写真や動画を見た瞬間に、会話量が増えるのは直感的に分かると話していました。

普段のウェブ会議は、どうしても小さな窓の中で相手と話している感覚になりがちです。資料を見ながら、画面の一部で顔を見て、音が届く。その便利さはあっても、実際の会議にある空気感や間の取り方までは再現しきれていません。だからこそ、この「つながっている感」は単なる見た目以上の意味を持ちます。

必要なのは没入感を支える要素

今回の話で製品から引き出されていた本質は、没入感でした。相手がその場にいるように感じられるかどうかで、会話の質が変わる。そこに関わる要素として、まず挙げられていたのが画角です。顔だけのアップではなく、その人がいる空間まで映すことで、空気感が出やすくなります。

加えて、回線品質や音声品質も大きな要素です。音が途切れる、相手の声が欠ける、映像が引っかかる。こうしたことが起きると、会話は途端にぎこちなくなります。逆に、4K相当の映像を安定して流せるだけの回線や、クリアな音声があると、話しやすさはかなり変わるはずだという見立てでした。

映像の滑らかさと音の位置も効く

もう一つ面白い指摘だったのが、フレームレートの話です。30fpsと60fpsでは、見たときの自然さや臨場感がかなり違う。ゲームや動画で感じる差が、そのままウェブ会議の没入感にも効いてくるのではないか、という話でした。向こう側の動きが滑らかになるだけで、現実感が一段上がるという感覚です。

さらに、空間オーディオのように、左にいる人の声は左から聞こえる、といった音の位置づけも重要視されていました。誰が話しているか分かりやすくなるだけでなく、ひとつの会議室の中に集まっている感じが出てきます。映像だけでなく、音もまた没入感を支える重要な部品だと分かります。

今すぐ買うより、今できる改善へ落とす

もちろん、こうした専用設備は簡単に導入できるものではありません。価格も場所も限定される中で、すぐ全社導入という話ではないと明言されていました。ただ、この製品は「目指すべき姿」を見せてくれるという意味で価値があります。

今できることとしては、ノートパソコン付属の狭いカメラだけで済ませず、もう少し引いた画角で撮ることを考える、音声環境を整える、回線品質を見直す、会議ツールを選ぶときに映像圧縮や滑らかさも見る、といった改善があります。高価な仕組みを入れなくても、方向性が見えるだけで会議の設計は変わってきます。

まとめ:ウェブ会議は没入感の設計へ進む

より良いウェブ会議に必要なのは、ただ映って話せることではありません。相手がその場にいるように感じられる画面の大きさ、空間まで映す画角、途切れない音声、滑らかな映像、音の位置づけ。そうした没入感の設計があってこそ、会話の量や質が上がっていきます。今回の製品は、その未来像をかなり分かりやすく見せてくれる事例でした。

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