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第526回: Webマーケティングの「すごいノウハウ」という幻想。地道な成果を出すための思考法

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内容について

今回のポッドキャストは「Webマーケティング」で検索したときに出てくる質問に、その場で答える回です。

Webマーケティングの成功は、隠されたノウハウではなく、地道なプロセスの先にあります。この配信では、Webマーケティングに関するよくある質問に答えながら、その仕事のリアルな姿をお伝えします。画面に向かうだけでなく、顧客や現場を理解することの重要性など、中小企業が成果を出すための本質的なアプローチとは?

このPodcastが解決できるFAQ

Q1. 効果的なWebマーケティングの戦略を立てるために、何が必要ですか?
A1. 特定の「すごいノウハウ」はありません。必要なのは、自社やチームが持つ施策の「引き出しの多さ」と、それを現場で「実行できる環境やスキル」の2つです。地道な情報収集と実践の積み重ねが結果につながります。
Q2. Webマーケティングの仕事内容とは、具体的にどのようなものですか?
A2. 売上や案件獲得につながる活動すべてが対象です。Webサイトの分析や改善だけでなく、営業同行による顧客理解や、業界知識の学習など、その範囲は多岐にわたります。線引きをせず、泥臭く取り組むことが重要です。
Q3. 流行りの新しいマーケティング手法には、どう向き合えば良いですか?
A3. 話題の手法の多くは、サービス販売のための戦略的PRである可能性が高いです。安易に飛びつくのではなく、まずは自社の得意分野や過去の成功事例を伸ばすことに集中する方が、着実な成果につながりやすいです。
Q4. Webマーケティングを学ぶためのおすすめの書籍はありますか?
A4. 特定の書籍よりも、自分で書店に足を運び、今の自分の知識レベルや課題に合う本を手に取って選ぶことを推奨します。評判に流されず、常に「自分の現場でどう活かすか」という視点で読むことが大切です。
Q5. 外部のWebマーケティング担当者は、ビジネスをどこまで理解してくれるのでしょうか?
A5. 優れた担当者は、専門用語を並べるだけでなく、貴社のビジネスや顧客を深く理解しようと努めます。画面上のデータ分析だけでなく、営業現場の話に耳を傾けるなど、事業全体を見てくれるパートナーかどうかが一つの判断基準になります。

配信内容の詳細

「効果的なWebマーケティング戦略」という問いへの回答

今回は、Webマーケティングに関するよくあるご質問に、その場でお答えしていきます。Googleの関連する疑問を元に進めてまいります。

「効果的なウェブマーケティングの戦略を立てるために何が必要か」

これは難しい質問です。Webマーケティングを他の業務、例えば営業や案件獲得に置き換えると、答えが一つではないと想像できるかと思います。

この質問の背景には、一つの誤解があるかもしれません。それは「優秀なマーケターは、その時々の最高のノウハウを持っており、それを教えてもらえれば成果が出る」という考えです。

しかし、結論から言うと、そのような魔法の杖は存在しないと考えた方が良いでしょう。

流行りのマーケティング手法に潜む罠

世の中では数ヶ月単位で「今、これが熱い」といったマーケティング手法が話題になります。しかし、そのほとんどは、これから製品やサービスを売りたい企業による戦略的なPR、つまり市場を作るための「地ならし」であることが多いです。

こうした話題に毎回飛びついていると、結局何も残らないという結果になりがちです。早道はないと心得ることが大切です。

効果的な戦略に必要な2つの要素

では、戦略立案に必要なものは何か。大きく分けて2つあると考えています。

  1. 引き出しの多さ

    一つ目は、自分やチームが持っている知識や情報の多さです。これには、シンプルな知識だけでなく、顧客との対話から得られる情報や、関連分野の知識も含まれます。「こういう時はこれが使えるかもしれない」という選択肢がどれだけあるかが重要です。

  2. 実行力

    二つ目は、計画を実際の行動に移すスキルです。計画を立てることは比較的簡単ですが、最も難しいのは現場の方々に動いてもらうことです。特に今は、ありふれた情報では顧客の心は動きません。

    自社ならではの情報(一次情報)が価値を持つため、それを引き出すためのコミュニケーションや、計画を実行に移すための環境づくりが不可欠です。計画倒れにならず、PDCAサイクルを回せるかが成果を分けます。

現場で成果を出すケースの多くは、何か新しいことをしたのではなく「地味なことをちゃんとやった」結果です。隠されたノウハウがあるわけではないのです。

Webマーケティングの仕事内容とその実態

Webマーケティングの仕事の範囲

Webマーケティングの仕事内容に、明確な線引きはありません。究極的には「売上につなげる」ことが目的なので、それに関わることは全てが仕事の範囲内と言えます。

  • Webサイトの分析や改善
  • 新しい業界の知識習得(書籍を読む、顧客に聞くなど)
  • 営業担当者への同行

「これは自分の仕事ではない」と線を引いてしまうと、良い結果は生まれません。特に、営業担当者への同行は、顧客の生の声や温度感を知る上で非常に有益です。画面の前でペルソナを分析するより、10人の顧客に会う方がはるかに多くのことがわかります。

Webマーケティングは泥臭い仕事

Webマーケティングは、パソコンに向かってスマートに完結する仕事ではありません。むしろ、人間と向き合う非常に泥臭い仕事です。その分、面白さもあります。

こうした実態が正しく伝わらないと、事業者側と担当者側の間に認識のズレが生まれます。「うちのビジネスを理解しようとしてくれない」といった不満につながることも少なくありません。

初心者がWebマーケティングを学ぶための書籍の選び方

評判よりも「自分ごと」で選ぶ

初心者が学ぶためのおすすめ書籍についてですが、特定の本を挙げることはしません。なぜなら、その人の知識レベルや立場で最適解は全く異なるからです。

一番良いのは、実際に本屋さんへ行き、自分で手に取って選ぶことです。

  • SNSやネットの評判を鵜呑みにしない。
  • 今の自分にとって役に立ちそうか、ピンとくるかで判断する。
  • 中身をパラパラと見て、自分に合っているか確認する。

このようにして選んだ2、3冊を読み進めていくのが良いでしょう。

常に「現場」を意識して読む

本を読む際は、常に「これを自分の現場で実行するにはどうすれば良いか」を考えることが重要です。本に書かれている通りにスムーズに進まない部分こそ、自分が学ぶべきポイントです。そこで立ち止まり、必要な知識をメモしていくことで、学びが深まります。

ちまたの評判に惑わされず、自分にとって役立つかどうかを基準に、学びを深めていくことをお勧めします。

続きはPodcastをお聞き下さい。

#Webマーケティング #デジタル人材 #中小企業

続きはPodcastをご覧下さい。

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