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第531回:Webマーケティングの情報収集で失敗しないポイントは「情報を得ることをゴール」にしないこと

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内容について

こんにちは、ラウンドナップウェブコンサルティングの中山です。今回のポッドキャストでは、情報の取り入れ方についてお話しします。

Webマーケティングの情報は溢れていますが「これをやればOK」という魔法はありません。この配信では、情報を得ることがゴールではなく、自社の行動を起こす「きっかけ」と捉えることの重要性をお伝えします。成功事例の正しい読み解き方から、業者への「丸投げ」が持つリスクまで、中小企業のWeb担当者が知るべき本質的な心構えを、解説します。

自分たちの状況に合わせて実行することが成功への鍵です。情報を即効性のあるものと捉えず、長期的な視点で取り入れることが重要です。

  1. 情報の取り入れ方で重要なのは「何をゴールにするか」
  2. 信頼できる情報源の確保ができれば一番良いが…
  3. 情報をきっかけに考え、行動し試す
  4. 成功事例に魅力はあるが、大事なのは試行錯誤
  5. そもそも情報に即効性を求めない

このPodcastが解決できるFAQ

Q1: Webマーケティングの情報が多すぎて、どれを信じれば良いかわかりません。どうすればいいですか?
A1: 特定の情報に正解を求めるのではなく、信頼できる情報源を見つけることが最終的なゴールです。それまでは、情報を「自社の行動を起こすためのきっかけ」と捉えましょう。得た情報を元に「自社ならどう実現できるか」を考えることが重要です。
Q2: 良い情報や成功事例を見つけても、なかなか成果に繋がりません。なぜでしょうか?
A2: 情報を手に入れることをゴールにしている可能性があります。どんな情報も、自社の環境やリソースに合わせて調整しなければ成果は出ません。成功事例は、そこに至るまでのプロセスを想像し、自社で実践するためのヒントとして活用することが大切です。
Q3: Webのことは専門的で難しいので、専門業者に「丸投げ」するのはダメなのでしょうか?
A3: 「丸投げ」は推奨しません。自社にノウハウが一切蓄積されず、その業者がいなくなった瞬間にWebからの集客が止まってしまうリスクがあるからです。売上に直結する部分は自社で主導権を握り、理解した上で外部パートナーに協力を依頼するのが理想です。
Q4: Web活用で成果を出すために、一番大切なことは何ですか?
A4: 得た情報を元に、自社の状況に合わせて「どうすれば実現できるか」を考え、試行錯誤するプロセスそのものです。このプロセスを経験することで、会社にノウハウが蓄積され、再現性の高いWeb活用ができるようになります。
Q5: 情報に即効性を求めてはいけないのですか?
A5: はい、求めない方が良いでしょう。「すぐに結果が出る」と謳う情報は、複雑な背景を無視していることが多く、そのまま実行しても同じ成果は得られません。即効性ではなく、自社の成長に繋がる「きっかけ」として情報を活用する視点が成功の鍵です。

配信内容の詳細

はじめに:Web情報の正しい「取り入れ方」とは

先日、ある商工会様でWebセミナーを実施しました。その中で「情報の取り入れ方自体が知りたかった」というご意見をいただきました。そこで今回は、Webマーケティングにおける情報の探し方や扱い方について、基本的な考え方をお伝えします。

まず最終的なゴールは、信頼できる情報源を持つことです。それは特定の人物でも良いですし、ご自身がそうなることでも構いません。しかし、すぐには難しいでしょう。そこで、まず押さえていただきたい心構えがあります。

Web情報収集のゴール設定、間違えていませんか

お宝情報探しの落とし穴

多くの方が、情報を手に入れた瞬間に何か良いことが起きる、と考えがちです。いわゆる「お宝情報」や「儲かるノウハウ」を探してしまうのです。しかし、そんな情報が簡単に見つかることはありません。

たとえ有料であっても、すぐに結果が出る情報の裏には複雑なプロセスが存在します。そのまま実行しても、同じ成果が出るとは限らないのが現実です。「これをやればOK」という考え方は、一度見直すことをお勧めします。

情報は「ゴール」ではなく「行動のきっかけ」

では、どう考えれば良いのでしょうか。それは、情報を「自分の行動を起こすためのきっかけ」と捉えることです。ビジネスの環境は、外部要因や内部要因によって常に変化します。会社の文化、担当者の権限などによっても、やるべきことは変わってきます。

万人に合う完璧な情報と偶然出会う確率は、極めて低いのです。ですから、情報を得た時点で一喜一憂するのはやめましょう。大切なのは、それを元に「自社でどう活かすか」を考えることです。

なぜ「きっかけ」と捉えることが重要なのか

成功率が高まり、ノウハウが蓄積される

情報をきっかけとして捉え、自社に合わせて試行錯誤することには、大きなメリットがあります。

  • 自分たちの環境に合わせるため、施策の成功率が上がる
  • 試行錯誤のプロセスで、自社にノウハウが蓄積される
  • 次に繋がる資産となり、会社の成長の糧となる

もちろん手間はかかります。しかし、このプロセスこそが最も価値あるものなのです。

成功事例から学ぶべき「プロセス」

成功事例を読む際も、この考え方は役立ちます。事例を読むときには、その成功に至るまでの「道のり」を想像してみてください。自分の会社で同じことを実現しようとすると、何が足りないか、どんな問題が起きるかが見えてきます。

その見えてきた課題を乗り越えていく体験こそが、会社にとっての財産となります。

Web活用の「丸投げ」がもたらす本当のリスク

コントロールを失うことの恐怖

Webの専門知識がないからと、外部業者に「丸投げ」してしまうケースがあります。しかし、これには大きなリスクが伴います。

最も怖いのは、その業者との契約が終了した瞬間に、自社のWeb活用が完全に止まってしまうことです。社内に何もノウハウが残らないため、またゼロから始めなくてはなりません。

売上という会社の蛇口の元栓を、他社に預けている状態は非常に危険です。急な値上げやサービス終了といったリスクに、常に対応を迫られます。

本来あるべきWeb活用の姿とは

Webがなかった時代、皆さんは自社の強みを活かして売上を立ててきたはずです。その本質は、デジタルが発展した現代でも変わりません。

Web活用も、本来は自社で戦略を立て、コントロールすべき領域です。分からないからと諦めるのではなく、自分たちで主導権を握る。その上で、必要な部分を理解しながら外部の力を借りるのが健全な姿です。

まとめ:正しい情報の扱い方と心構え

今回の内容をまとめます。

  1. 情報収集の目的は、ノウハウを得ることではなく「行動のきっかけ」を得ること。
  2. 情報に即効性を求めない。「これをやればOK」という安易な道はない。
  3. 得た情報を元に、自社で考え、試行錯誤するプロセスが最も価値がある。
  4. 売上に直結するWeb活用を「丸投げ」せず、自社で主導権を握る。

楽な道はありませんが、この考え方を持つことで、一歩ずつ着実に会社の資産となるWeb活用を進めることができます。

続きはPodcastをご覧下さい。

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