配信日:2023年1月16日
発行元:ラウンドナップ・Webコンサルティング
代表取締役 中山陽平
URL:https://roundup-inc.co.jp/
こんにちは、ラウンドナップWebコンサルティング中山でございます。
今年は私事で年末年始が慌ただしかったので「ええっ、まだ1月16日?!」くらいの感覚でおります。
人間の体感時間はこんなにも適当な物かと、本当にセシウム133は同じ感覚で電波を出しているのかと疑いたくなる物です。
2023年もDX化は頻出ワードになりそうです
さて、先日事務所のプリンターが壊れていることに気がつきました。「気がつきました」というのは、印刷するのが3ヶ月ぶりくらい…。
昔送られてきた複合機のDM冊子があったので見てみると凄い。
ペーパーレスなどを念頭に機能設計されているので、極論1台入れてそのオペレーションを浸透させられれば結構それだけで進む。
この辺りは、お客さまの中にも同様のビジネス(それだけではないですが商材として)をやられている方がいて、ある程度ラインナップ把握しているつもりでしたが、実際に目の当たりにすると違います。
で、今年も、国としてもDX推進したいワケなのでワードとしてはでてくるでしょうが、まずはこういう分かりやすく地に足のついているところから始めた方が良いのでは?
結局、現場に浸透させられない、もう少し巻き戻して考えると「現場の人から受け入れられていない」ことがITやDXなどと呼ばれる物が定着して地上に着陸しない原因として大きい。
なので、OAはじめ既に入っている会社さんこそが、そこから業務効率化だけではなくマーケティング面のデジタル化も進める流れの方が、特に地方企業にとってはスタートしやすいのではないかと。
よかったら一緒にコラボレーションしてサービス提供しませんかと思うところです。
この辺りのツイートはその流れです
ハードとかサービスマンが入っているところがやるのは、スムーズだから絶対いいと思うんですよね
大手はだいたいやっているしちょっとしたことから始めてもらいやすいですし
複合機大手の活路が「中小企業IT支援」の理由 | ニュース・リポート https://t.co/pYSxh9FQGO
— 中山陽平|中小企業特化Webコンサルタント (株Roundup代表取締役) (@b_gone) January 10, 2023
DXとIT化を分ける必要性はない
「DXとIT化の違いって何ですか?」というのは、検索エンジン上でも良くある質問です。
これに対しては、いろいろ違いを説明するのがセオリーだと思いますが、私としては
「こまかいことはどうでもいい」
デジタルとインフォメーションテクノロジー(IT)を分ける意味ってないです。
「DXとITは同じ」と思って問題ありません。
その上で、捉え方としては、今ある様々なWebやITの中に ──
「やりたくないことに使う時間を減らせる物は無いか」
「やりたいことをもっと効率よくできる物は無いか」
をひたすら探す。
これだけでいいです。
でも、この考え方をするには
「事前に、やりたくないこと、やりたいことを意識する必要がある」
事が前提として必要です。
これが大事です。
目的もなくウィンドウショッピングするから
必要な物が手に入らない
よくあるDX/ITの失敗例は「入れてみたけれども、使われないまま」ではないでしょうか。
ではそれは何が原因かというと、ほとんどが「考える前に商品を見ているから」
「何か良いものないかな、とスーパーに行くと買いすぎる」
「何か面白いゲームないかな、とセール会場行くと、積みゲーが増える」
この辺は迷惑がかかっても家族か自分だけですが、会社でこれをやると会社全体に影響が。
でも、インバウンドにしてもアウトバウンドにしても、業界は皆さんが考える前にマーケティングやセールスを仕掛けてきます。メディアもそうです。
その結果「何か今とても効果がよいそうだから、打ちも個のツールを使ってDXしてみよう」というような事態に。
欲しいもの、削りたい物を意識
欲しいもの、削りたい物を意識していれば、必要な物だけに反応する回路を頭に作れるのですが、なんとなくの状態だと、外からの情報で「欲しい理由」を構築されてしまう
なので、「はっ」と思った方は、いったん情報をシャットダウンしてじっくり考えてみるのもよいのでは
今、叶うツールがないなら、費用対効果を見つつ「半分でもいいから叶えられるツールを探す」あるいは「出てきたらすぐに反応できるように、アンテナを張っておく」
1月9日号のPodcastもぜひ合わせてお聞き下さい。
[23/01/09]DXにおいて中小企業が目指すべき最初の一歩の事例はこれだ
https://roundup-inc.co.jp/nakayama/podcasts/podcasts-15549/
現場ドリブンで行きましょう。それが「今現在のWebやITで実現できるかどうか」は、後で考えればよいです。
そして、導入検討も「相手はプロだから変なこと聞いたら嫌な顔されるかな…」などと考える必要は全くありません。むしろその様な対応をしてくるところは避けた方が良いですね。
では今回は以上です。