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Googleのコアアップデートから見る、これからのSEOと「SEO業界」

配信日:2024年3月7日
発行元:ラウンドナップ・Webコンサルティング  代表取締役 中山陽平

こんばんは、ラウンドナップWebコンサルティング中山です。
わっさわっさで2月は1通しか出せませんでした。
Podcastの方はちゃんと出しているので、できればPodcastを聞いて頂けるとうれしいなと思っています。
メール末尾の方に先月出した物一覧を配信スタンドとともに出しております。

 

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テーマ:3月のGoogleアップデートへの忌憚なき意見とSEO業界について

これまでにない告知のGoogleアップデートについて

さて本日、日本時間2024年3月6日早朝に、コアアップデートとスパムアップデートの開始をGoogleが宣言しました。

宣言するというと、試合か戦いでも始まりそうですが、実際検索流入の面のみならずSEO関連会社や人の存在感アピールやポジショントークの場でもあります。コアアップデートはゴングみたいなものです。なれば注目が集まります。

なので、この1ヶ月間は基本的に信頼できると決めた人や会社以外の情報はシャットアウトした方が良いです。

人間関係を築くとき、相手がどんな人が知りたいとき、一番素が出るのは「何もない時」ですよね。それは企業だって何だって同じです。いまのようなファイトタイムの姿で判定するのは怖いと考えるべきです。

アップデートが終わるのに、1ヶ月程度かかると思いますので、特にSNSは程々にするのが良いと思います。

コアアップデート中に何か特別な施策を行っても意味がないことが多いですし。

以下の3点を行っている場合は本当に注意

ただ、以下の3点に心当たりがある方は要注意です。今回のアップデートで影響が無くても確実にリスクファクターになります。

  • 中古ドメインを使っている
  • パラサイトSEOをしている、されている(ディレクトリ貸し、寄生サイト)
  • AIポンだし、ないしちょっと手を入れただけのコンテンツを公開している、あるいは外部会社がそういう作り方をしている

中古ドメインは、気づかず使ってしまったくらいならいいですが、SEO業者にいわれて「載せ換え」を繰り返しているなどはマズいです。他はどうやってもまずいです。

最後のコンテンツは、外部業者に定期的にコンテンツを依頼しているケースで、実はAIということがあるんで注意頂きたいです。安いところはそういうリスク大きいですし、そうでなくても経営面の問題でAIに書かせているところはあると思います。

このあたりだけご注意下さい。

SEO業界は、今後どうなっていくのか?徐々に他の業界に吸収されるでしょう

私が最初にSEOに触れたのは2000年頃だったと思います。当時、勉強も兼ねてSEO情報多めの海外マーケティング情報ブログを2002年くらいからはじめました

当時はコストパフォーマンスの面でも、効果の面でもオーガニック流入だけでサイトから成果を得たいというニーズが圧倒的だったので、自然とSEOの事を多く扱っていました。ECサイトは広告が多かったなと。

しばらくしてGoogleがでるのですが、その頃はハック的な、狭い意味でのテクニカルが効きましたね。

ただ今はどうかというと、小手先でどうにかなることはかなり少なくなりました。少なくともコンテンツが無ければ何もできません。

本来コンテンツ作成とSEOは別の話ですが、SEOはうまくコンテンツも取り込んで、生きながらえたというのが実際の所です。

本来コンテンツ作成はSEOと独立した存在です。伝えるもの自体がコンテンツで、それができるだけGoogleに意図通りに100%で伝わるようにするのがSEOです。

今のSEO業者ってほとんどが実態は…

なので、今のSEO業者ってほとんどが実態はコンテンツ制作会社だと思います

また、Webコンテンツにしても、それは企業として「誰に」「どんな姿で」「どんな言葉で」「どんなものを売るか」という販売戦略から落としこまれたものに過ぎません。

そう思うと、Webコンテンツだからできることってなんなんだろう?と思います。どんなコンテンツ形態を選ぶか、くらいではないでしょうか。

そう考えると、SEOにしてもコンテンツにしても「概念」「手段」として、いわゆるマーケティング領域に取り込まれていき、SEOは名前としての知名度や求心力はまだあるので残るものの、実態としては溶けて無くなっていくのではないかと思います。

ただ、それはSEOが悪いわけでは無く自然なことです。プロセスは統合されて簡略化されていくものですから。

AIサーチはどうなるのか?

さて、AIサーチはどうなるのでしょうか。MicrosoftがBingにいち早く搭載したこと、その後NeevaAIなどが追随したことで検索の未来が変わるのではと言われました。

しかし、現状どうかというと、GoogleのAIサーチは試験機能のままですし、Bingもそれほど伸びていません。NeevaAIはサービス終了しました。

つまりは、Xなどに声を上げるようなアーリー層はともかく、それ以外のマジョリティの行動を変えるのには時間がかかると言うことです。また、行動も変わっていないのでUX的にどうなのかの検証もできない状態です。

しばらくは今のままが続くでしょう。発展をアピールするために、従来の検索と一緒にAIサーチ部分を入れるなどはすると思います。試験機能解放です。ハルシネーションなどの問題も、解決策が色々出されています。

ただ、急ぐことはないでしょう。SearchConsoleのクリック率などに注目しておけば十分。Generative Engine Optimization なんていう言葉もありますが、気にしなくて良いです。

消費者のマジョリティがついてこなければ、ビジネス的には意義はないです。

SEOガイドラインが薄くなったのも傍証

先月、Googleの検索エンジンスターターガイドと言う公式の入門とドキュメントが久しぶりに改訂されました。

それほど変わっていないので、無理に考察しようとする必要性は無いです。隠れているテクニックのようなもの、ありません。そういうセミナーなどは開催されそうですが…

全体としてテクニックと言うよりは「こういう心構えでいましょう」「こういう方向向いていきましょう」と言ったような、いわば抽象論に収まったより抽象的になっていったそういう内容です。

そしてこれはこれからのSEOを象徴する出来事です。

要するに細かいテクニックで戦っていく時代ではないのです。

SEOという仕事が溶けていく

昔ながらの検索エンジンのアルゴリズムの弱点をついて、うまく上位表示しようといったような方向のテクニカルな手法、あるいは力業でコンテンツを大量に作って、それによって順位や露出を上げていこうといったような取り組みが、効果が薄くなっています。

SEOという仕事が溶けていくこと、と沿っていますよね。

皆さんは、どう思いますか?よろしければご意見を聞かせて下さい。

ではでは今回のテーマは以上です。

お悩み毎があればご相談下さい。押売など致しません。

お電話は出られないことが多いため、メールフォームあるいはのメールの返信でお願いできればと思います。

それでは今回は以上です。

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